ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

NNBA誕生コミュの試合内容、MVP(第11回親善試合‐夏の集大成)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スターティングラインアップ

EAST-ALL STERS
C アキームラ・サムケン
PF ノーリー・オカモー
SF カーン・ノークン
SG ユッキー・マーツィン
PG ジョンイル


WEST-ALL STRES
C オギノ・タ・カーオ
PF ビンス・オーター
SF ボブ・キャノン・スセス
SG ササー・オカァフォイ
PG トシユキ・ムラマエ


    E W
1Q  19 18
2Q  13 12
3Q  10 12
4Q  16 19
最終  58 61


――――――――――――
選手全員が燃えた
夏の集大成
――――――――――――
 8月26日に行われた第11回NNBA親善試合のことを、「夏の集大成」と呼ぶ者も多い。この日を区切りに、選手達は暫しの間オフシーズンに入るからだ。夏の間に磨き上げたスキルの全てを出し切ろうと、出場選手全員が、溢れんばかりの情熱を持って試合に臨んだ。
 試合はかつてないほどスピーディーだった。攻守が目まぐるしく入れ替わり、両チームとも、最後の最後まで一歩も譲らなかった。観客達は、いつしか試合に呑み込まれ、会場全体が異様な熱気に包まれたのだった。

――――――――――――
帰ってきたアキームラ・サ
ムケンと
逆襲のオギノ・タ・カーオ
――――――――――――
 この日、観客達の話題は、久々にプレーする″イランの白い巨塔″アキームラ・サムケンのことで持ち切りであった。「どんなプレーを見せてくれるのだろう。」、「いつもの″怪物プレー″は飛び出すのだろうか。」、「群がる選手達を蹴散らせ!」。
 ―数々のファンの期待に、この日もサムケンは答えてくれた。第1Q序盤、早くもハイライトとなるスーパープレーが飛び出す。ゴール下でパスを受けると、背中越しに見えるオギノ・タ・カーオに対し、絶妙なシュートフェイクをかけてブロックに跳ばせ、ターンしてノーマークでシュートを決めてみせた。その華麗なステップの様は、あの、アキーム・オラジュワンの″ドリーム・シェイク″を彷彿させた。
 そんな中、そのアキームラ・サムケンにマッチアップするオギノ・タ・カーオにも、同時に注目が集まった。
 タ・カーオは明らかに成長していた。サムケンが試合を欠場している間、彼は1度も欠場しなかった。ゴール下でサムケンに圧倒され、33本ものリバウンドを与えてしまい、自分はたったの5リバウンドしか取れなかった屈辱の試合以来、タ・カーオは打倒サムケンを誓い、猛練習に励んでいたのだ。彼は心の内をあまり口にはしない。しかし本当は内側に燃えたぎる何かがあることを、自分自身も、そしてまた仲間達も知っている。今試合、サムケンの16リバウンドに対し、タ・カーオは13リバウンドと、ほぼ互角の戦いをした。さらにタ・カーオは、驚異のジャンプ力と野性的直感をフル活用し、11スティール、4ブロックをマークし、まさかのトリプルダブル獲得。″ジ・エンド″の名に相応しい、鉄壁のディフェンスを見せた。シュート率も非常によかった。しかし、いかんせんパスミスが多かった。もしもこの試合、11回ものターンオーバーがなかったなら、MVPを手にしたのは彼であっただろう。

――――――――――――
前々回MVP獲得者ビンス
・オーター
寝起きで参戦?
――――――――――――
 第9回NNBA親善試合で、キャリア初のMVPを獲得したビンス・オーター。彼の人気は高まる一方だが、今試合は残念ながら不発だった。ある情報筋によると、オーターはこの日寝坊をしてしまい、出発の飛行機に間に合わず、試合開始寸前に会場に到着したとかで、一切アップなどせずに試合に出場した模様。どんな天才も、寝起きでは力を発揮できないということだ。
 それでも第4Q後半、48‐50でチームが負けている場面で、ボブ・キャノン・スセスからアシストを受けて勝ち越しのスリーを決めるなど、要所で勝負強さを発揮した。

――――――――――――
日本人の村前俊行
光速ドライブを連発し
初のMVPに輝く
――――――――――――
 ウエストは序盤、眠気の覚めないオーターにミスが続き、イーストにバタバタと得点されてしまう時間帯があった。しかし村前の目の覚めるような光速ドライブが、早い段階でその流れを断ち切った。彼は今試合非常にいい働きをした。というか明らかに過去最高のプレーだった。自らドライブして放ったレイアップは、1本も落とさなかった。多くはないシュート試投数でありながら、チーム最多の18得点をマーク。苦手なPGのポジションを、いつになく冷静にこなし、味方のターンオーバーがかさむ中、彼は1度もターンオーバーをしなかった。
「いつも今日みたいにプレーできればいいんだけど、ウメドゥアや、ポールにディフェンスされちゃうと、なかなかそうもいかないんだよね。そんなことより、接戦の末に、チームが勝てたことが何より嬉しい。自分が活躍しても、チームとして勝てなきゃ正直全く嬉しくないよ。」と、試合後に万遍の笑みで語った村前。その言葉からは、相変わらずの負けず嫌いさがうかがえた。

――――――――――――
浮き彫りになってしまった
カーン・ノークンの弱点
――――――――――――
 あの村前が、落ち着いてプレーできた最大の要因として、カーン・ノークンのディフェンスの悪さが挙げられる。
 ノークンは、今年デビューしたばかりのルーキーであるにも関わらず、シュートセレクションが非常に良く、ミドルシュートの確実性も高い。そのため、オフェンスについてはかなり評価されてきたが、ディフェンスについては、常に疑問視されてきた。チームがマンツーマンディフェンスを主体とする場合、彼のディフェンスははっきり言ってザルなのだ。村前のような、ガツガツ突っ込んでくる選手とマッチアップした場合、相手の動きを封じ込めることができず、易々と得点されてしまう。
 「カーンのディフェンスからは、「絶対相手を止めてやる」みたいな、意志が感じられない。「相手が攻撃してきたら守る」っていう、完全に受け身の姿勢になってしまっている。ディフェンスっていうのは、「絶対止める、スティールしてやる」みたいな攻め気を持って臨むことで、初めて相手にプレッシャーをかけられる。ディフェンスがうまい選手は、むしろディフェンスでこそ攻める感覚を持っているんだと思うよ。」と、プライベートでは親友の村前が、ノークンにアドバイスを残した。
 オフェンスがどんなに上手くても、ディフェンスが下手なら真に上手い選手とは言えない。そういう意味でも、ウメドゥア・シナーや、ポール・マッサーヤーらは、本物なのだろう。

――――――――――――
『情熱賞』は
誰の手に?
――――――――――――
 今試合、誰もが情熱的にプレーしていたため、『情熱賞』は誰が手にしてもおかしくはなかった。
 背の小さいノーリー・オカモーの、スクリーンアウトからの必死のリバウンド。左手を庇うせいで、右手でしかシュートを打てないにも関わらず、意地で決めきるその姿。それらは『情熱賞』に値するものだった。
 また、ここのところプレーに情熱が見えなかったササー・オカァフォイも、この日ばかりは情熱的にプレーし、スリーこそ決まらなかったが、ビンス・オーターからのアシストを無駄にすることなく決めきった。第3Qには同点のブザービーターを決める活躍も見せたりと、これまた『情熱賞』受賞の可能性を、匂わせる働きだった。
 さらにジョンイルも、この日も変わらない情熱プレーを見せてくれた。彼はもはや、情熱プレーの代名詞になりつつある。細い体をなげうってリバウンドを奪いにいく姿は、ファンの心を掴んで離さない。今試合は14リバウンドをマーク。それ自体は立派な数値だが、やっとの思いでオフェンスリバウンドを取っても、セカンドチャンスから得点に結び付けることがほとんどできなかった。
「いくら情熱的にプレーしようが、シュートを決めなきゃしょうがない。」
そう言い残したジョンイル。残念だが、その通りだ。16本中3本しかシュートを決められなかったのは痛すぎる。
 そうなってくると、もう1人の情熱プレーヤー、ボブ・キャノン・スセスにも、十分に受賞の可能性が出てくるのだ。

――――――――――――
並み居る強豪を抑えて
『情熱賞』を受賞した
ボブ・キャノン・スセス
雑草魂が遂に花開いた
――――――――――――
 カーン・ノークンの鮮烈デビュー以来、常にその影に隠れてしまっていたボブ・キャノン・スセス。NNBA解雇を噂されたり、左手薬指を骨折したりと、これまで苦い経験ばかりだった。それでも彼はいつも、誰より早く、コートを走っていた。決して上手くはないディフェンスを、情熱でカバーしてきた。気が付けば、シュートを1本も決めることができなかったあの頃のスセスはもう、どこにもいなかった。
 第1Q、ディフェンスリバウンドを取ると、そのままコートを駿足で駆け上がり、自らレイアップを決めてみせた。村前の、パスを呼ぶ声をムシして―。
 彼の成長は誰もが認めるだろう。彼はバスケを始めた頃、ドリブルも、シュートも、ままならなかった。ノークンと村前との地道な練習が、今になって実を結びつつある。
 第4Qの重要な場面で、オーターが落としたシュートをスセスが拾い、ミドルシュートを決めたとき、その意味を知るチームメイトの村前は、誰より大きな声を上げた。
 ディフェンス、オフェンス、共に情熱的だったスセスが、並み居る強豪を抑えて、見事『情熱賞』を受賞した。

――――――――――――
またもや新星あらわる
ユッキー・マーツィン
初出場でいきなりの
『ベスト・シューター賞』
――――――――――――
 イーストは、サムケンがインサイドで爆発的な活躍ができるため、中は彼に任せて、アウトサイドで活躍できる選手が欲しかった。ジョンイル、カーン・ノークンが、シュートにおいて共に不振を極める中、今試合がデビュー戦の、ユッキー・マーツィンだけは、外からのシュートが冴え渡っていた。
 別のリーグでもプレーしている彼女の実力は本物だった。パスもシュートも正確なマーツィンは、サムケンとワンツーパンチを組んで観衆を湧かせた。さらに第4Qで、ウエストに10点近い差をつけられてしまったときは、自ら積極的にスリーを放ち、最後のブザービーターを含めた、2本続けてのスリーを決めると、その差を3点差にまで詰めた。もしかすると非常に負けず嫌いなのかもしれない。7本中4本のスリーを沈め、サムケンを誰よりも支えたユッキー・マーツィンに、『ベスト・シューター賞』が贈られた。

――――――――――――
オフシーズンに入る
選手達に
NNBAコミッショナーよ

――――――――――――
 NNBA選手はみな、この夏で格段にレベルアップした。週に1度の試合のペースとはいえ、みんなが真剣にやるので、全体でレベルアップすることができた。でも、おそらくオフの間に1度も練習しなければ、次の試合のときには、また夏前の自分に戻ってしまい、少し寂しい思いをすることになる。
 俺も、仙台でなるべく体動かしとくから、みんなも忙しいとは思うけど、たまには運動しといて下さい。
もうホントに楽しかった。またね。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

NNBA誕生 更新情報

NNBA誕生のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング