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D×D─舞×運命─コミュの第093ヒート  “伝達”

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酒井先輩は、再びHawaiiの病室へ戻るため病院の廊下を歩いていると、向かい側からAYAちゃんが血相を変えて走ってきた。

「酒井先輩!!大変だょ〜。Hawaiiが!!」


「えっ!?」



************************


サイクル内村の地下。ゲーム部屋には、オレと遊佐、鰯におゆきがいた。
要(かなめ)のスケが消えてしまった事で、オレはかなりテンパっていた。

「スケさんが消えちまったら、soturonを使う方法はもうダメだろ、っつか、ニフラムって敵を消す呪文だろ!?なんでスケが!」

オレは悔しがるというよりもバカバカしくて泣きそうだった。オレが頭を抱えてしゃがみ込むと同時にゲーム部屋の扉が開いた。

そこには、リサを担いでいるケンジが。そしてリサの腹は真っ赤になっていた。リサは気を失っている様でぐったりしていた。

「なっ!?どうした!!ケンジ!!」
オレの声がゲーム部屋に響く。


「酒井君にやられました。」


「な、なんで酒井が!リサを!!」

「あのヤロォ、最低っすね。」

「リサァ、大丈夫!?」

鰯が強くこぶしを握りしめ、おゆきはリサを案じて走り寄る。遊佐は深刻な顔でじっと黙っていた。


「なつき先輩を消した事にキレた酒井君は、無抵抗のリサを…」


もちろん、これは大槻先輩本人が言っているわけではなかった。操られているのだ。しかし、まだ誰がそうしているのかはわからない。


「とにかく、リサを治療器の中に!!」



************************

リサをサイヤ人が使っていた様な治療器に入れられていた。治療器には水色の液体が入れられており、リサの口の呼吸器からは、時折コポコボと音を立てて気泡が出ていた。皆それぞれの面持ちで治療器を眺めていた。



「むらむら〜」

ちゅーたの声がした。全員が振り向くと、そこにはHawaiiを抱えたちゅーたがいた。


「Hawaii!?」



「この子も…酒井がやったみたいよ?」


「!!?」

全員が驚嘆した。Hawaiiは酒井と一緒に逃げたはずなのだ。それがなぜ今Hawaiiが倒れているのか。

「酒井がリサを刺したあと、ケンジと闘っているHawaiiをケンジもろとも貫こうとしたんだ。ケンジは間一髪で避けたけど…。一応病院で治療してたみたいだけど、いつ酒井がとどめをさすかわかんないから、ちょっと強引に連れてきちゃったんだけど。」


オレは信じられなかった。


酒井が!?


どうしてこんな事を…


誰がみてもわかるくらい顔が豹変し、ワナワナと震えていた。

「ほら、酒井は昔、愛ちゃんとカップルを組んでただろ?だから、もしかしたらむらむらの計画に気付いて邪魔するために、Hawaiiとリサを、やったんじゃないかな?」

ちゅーたが静かに話す。


オレは世界に代えて愛ちゃんを、ちゅーたも協力してくれるといった。
だから、ここまで頑張ってこれた。


それを…








酒井!!!!!!




こうして、この物語はドンドンと混沌へと転がっていく。

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