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D×D─舞×運命─コミュの第040ヒート “世界中の誰より”

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「わかりました。」

理紗は村田先輩にそう告げると、AYAちゃんの元へ走った

一緒に笑って過ごしたい…

叶わないと思っていた願い…

こんなに簡単に失いたくない!


「AYAちゃん!」

「にゃ!?理紗…どうしたん?」

「一生のお願い!理紗におゆきをちょうだい!」

「にゃ…」

AYAちゃんの顔が急に暗くなり下をうつむいた

「ねぇ!AYAちゃん!お願い!理紗なんでもするし!ホールド2時間でも3時間でもいくらだってやるし!だからお願い!ねぇ…ねぇ!」

AYAちゃんはうつむいたまま何も答えなかった…

「ねぇ!なんで何も答えてくれないの!?おゆきがあれば酒井先輩が助けられるのに…」



「だめなんよ…」

AYAちゃんは静かに口を開いた


「おゆきだけはだめなんよ…
あれは代々にゃー?族の総長が受け継いでいるという表の側面があるけど…
本当はおゆきと対になっているパトラッシュと出会わせないためなんよ…
あの二つが組になったとき…

世界が…滅びる…」



AYAちゃんが普通の言葉でしゃべっているのにも気づかず、みんなは呆然とした…


「それでも…それでも私は…」


理紗はおゆきの元へ走り出した


「理紗…!」

**********

理紗は走った

―たとえ世界が滅びたとしても…私はあなたにもう一度逢いたい

ルンバ・チャチャチャは教えてもらったけど…
まだサンバとパソドブレを教えてもらってない!

踊って輝いている先輩にもう一度逢いたいの

だから…だから…

理紗は肩で息をしながらおゆきに手をついた


「あいどぅ〜☆」

どこからともなく村田先輩と由美先輩が現れた

「理紗ちゃ〜んお疲れ様☆」

「じゃあ理紗ちゃんその自転車…渡してくれるかな?」

「はい…」

その時、理紗はふぃに思い出した

―もしも…いつか未来の貴方に出会えたそのときは絶対…貴方の目の前で胸を張れる私でいたいから…


だめだ!私…何てことを…

「やっぱり…あっ…」

時は遅く、村田先輩達はおゆきと共に消えていた…




酒井先輩は目覚めた

しかし…


理紗は私達の目の前から姿を消してしまった…



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