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経済ニュース〜世界情勢コミュの東京マーケット解説 2008/5/21

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 21日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比233円79銭(1.65%)安の1万3926円30銭で今日の取引を終了した。

 前日のNY市場は、4月の生産者物価指数(PPI)のコア指数が市場予想を大幅に上回った事や、NY原油相場が一時1バレル=130ドルに迫り最高値を更新した事から、市場では一段のインフレ加速を警戒する動きが強まり、序盤から大幅安の展開となった。それに加え、来年以降も金融不安の余波が続くとの見方から、米国の金融機関の利益見通しの引き下げが相次いだ事が重しとなり、午後にかけても株価の下落基調は続いた。

 今日の東京市場は、原油高に歯止めが掛からず、世界的なインフレ懸念が一段と強まっている事に加え、円相場も円高・ドル安に振れるなど外部環境の悪化が嫌気され、日経平均は売りが先行して始まった。その後も、先物への売りが仕掛けられると共に、これまで相場を下支えしていた海外勢まで売りに回った事から、日経平均は水準を切り下げていった。このところの急ピッチな戻りによるテクニカル調整への警戒感が強まっていた中で、悪材料のへの反応は過敏なものとなり、売りを仕掛けやすかった側面もあるようだ。

 東証1部の売買代金は概算2兆5811億円、売買高は23億6486万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は271、値下がりは1378、横ばいは73だった。

 個別銘柄では、ほぼ全面安の展開ながら、日水、アサヒ、クボタ、ミレア、昭和シェル、住友鉱などが上げた。

 大証の日経平均先物6月物は続落し、前日比280円安の1万3920円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物6月物は、前日の清算値に比べ280円安の1万3915円で取引を終えた。

 原油高や金融不安の再燃などを背景にした前日のNY株安・円高の流れを嫌気し、日経225先物は売りが先行して始まった。その後も、高値警戒感がくすぶる中で、一段の円高の進行など外部環境の悪化が嫌気され、債券先物買い・株先物売りから日経225先物は水準を切り下げる展開が続いた。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで続伸し、17時時点では前日同時点に比べ57銭円高・ドル安の1ドル=103円23―26銭前後で推移している。

 前日のNY市場は、4月の生産者物価指数や原油高を背景にしたインフレ懸念の台頭からNY株が急落や、金融不安の余波が来年以降も続くとの見方がドルを圧迫し、円買い・ドル売りが優勢になった。

 今日の東京市場は、インフレ懸念の台頭などを背景にしたNY株安を受け、円買い・ドル売りが先行して始まった。その後も日経平均の下落を手掛かりに、円買い圧力が強まるものの、5月のドイツifo業況指数や4月のFOMC議事録の発表を控え、ポジション調整の動きから一時伸び悩む場面も見られたが、夕方発表された5月のドイツifo業況指数が上振れた事から、対ユーロでドルが軟化した事から、それにつれて円も強含みとなっている。

 円は対ユーロでは反落し、17時時点では前日同時点と比べ17銭円安・ユーロ高の1ユーロ=162円05―10銭前後で推移している。

 前日のNY市場は、4月のドイツ生産者物価指数が市場予想よりも上振れると共に、ドイツ欧州経済研究センター(ZEW)のフランツ所長が、ECBは金融危機が収まり次第、金利を引き上げる可能性があると述べた事から、円売り・ユーロ買いの動きが強まった。

 今日の東京市場は、ユーロ圏の金利先高観が強まった事を背景に、円売り・ユーロ買いが先行して始まった。その後も、ユーロは堅調な動きを続けていたが、午後に日経平均が一段安となると、リスク回避の円買い圧力から円を下支えする場面が目立った。ただ、夕方に5月のドイツifo業況指数が発表され、その内容が予想を上回った事から、急速にユーロ買いの動きが強まっている。

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