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呻吟語(しんぎんご)を読むコミュの道を志す者の七つの見識 「人情の識」

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道を志す者の七つの見識 「人情の識」

 安岡正篤先生の講話の中にあるもので、人情、物理、事体、事勢、事変、精細、闊大、と称する見識を説かれています。7回に分けて、本文を掲載し、感想等を書きたいと思います。

「人情の識」

(本文、転載)

 まず人情の識というものがある。人間は単なる知性の存在ではなくて、非常に微妙複雑な感情を持っておる。またいろいろな意欲というものがある。特に知性と感情とは非常に微妙な対照をなもので、例えばパスカルなどは「理性が頭の理論であるのに対して、感情は胸の理論・心の理論である」というておる。

 理論というのは大脳皮質の機械的な動きに過ぎないが、感情は内面的・全体的に動きまでこと複雑・微妙である。従って同じ理でも頭の理とでは内容も質も違ってくるわけで、その情の理を理解するのが人情の識であります。これはいろいろ浮世の経験を積み苦労したものでないとわかりません。(中略)

(感想)

 私も50才になり、「頭の理」と「感情の理」の意味は、何となく理解できそうですが、こと自分の行動をコントロールするとなると、時々の事態、人間関係、等々で様々な言葉が、頭を駆け巡り、心を揺り動かします。

 安岡先生の説かれる「浮世の経験を積み苦労したものでないとわかりません。」を読み、まだまだ経験、思考が足りないのかもしれません。

 孔子の教えに、「四十にして迷わず、五十にして天命を知り、六十にして耳しがい、七十にして矩(のり)を越えず」とあります。やはり日々研鑽し続け、七十代になれば両方の理を気にせずとも生活できるには、これからの精進にかかっているのかもしれません。

*参考資料:安岡正篤著「呻吟語を読む」

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