黒曜石大好き♪コミュの黒曜石考古学情報

黒曜石に関する研究会等のお知らせトピックを作成します。

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石器文化研究交流会のお知らせ

矢板市教育委員会と共催で、高原山黒曜石原産地遺跡群に関連する、現地説明会、調査成果発表会、研究討論会の3本立て、高原山三昧です。

第1日目の現地説明会への参加は、バスの手配等の都合があるため、事前に申し込みとなっています。

また矢板市教育委員会のご配慮により市内ホテルへの割引宿泊が可能となっていますが、こちらの申し込み期日は、明日20日までとなっています。
各自でお申し込みください。
くわしくは下記HPで確認ください。

石器文化研究会HP
http://www.sekki.jp

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 11月24日 16:19

明大博物館特別展を見てきます。

同ＨＰより

いつ，誰が日本列島に最初に定着したのか。
この，一見簡単な問いかけは，日本の考古学者と人類学者にとっては，最大の謎のまま今日に到っている。2000 年に発覚した「前期・中期旧石器時代遺跡発掘ねつ造事件」は，日本列島人類文化の起源をめぐる研究を白紙に戻した。いまなお，さまざまな考え方にもとづいて，再構築がはかられているが，誰もが納得する定説はまだない。

　ここで，さきほどの問いかけを，次のように言い直してみよう。
「私たちと同じ文化的・社会的な能力をもった現代人（ホモ・サピエンス）が，日本列島に登場したのはいつで，どんな足跡を残したのか。」

　現代人は，日本列島から遠くアフリカ大陸で16 万年前を前後する時代に進化し，旧石器時代のうちに旧大陸とオーストラリアに移住・拡散したとする考えをもとに，世界各地で現代人がいつどのように登場するのか探求されている。

　現代人の登場を示す考古学的な証拠には，動物や人物を象った芸術作品，装身具，巧みに加工された骨の道具，体系的で多様な石器作りの技術などがあげられている。
また，海洋や高山など自然環境の障壁を，文化的な手段―道具―を使って乗り越えて新天地をひらいたり，石器や装身具の原材料を広域にわたって流通させるようなネットワーク作りなど，現代社会のいしずえとなる社会的な営みは，現代人の登場によってはじまった。

　ところで，黒耀石というガラス質の岩石は，日本列島の旧石器時代から縄文時代にかけて約3万年のあいだ連綿と石器の原材料に使われた。ところが，黒耀石の原産地は，関東中部地方では，氷河時代には住むには適さない1500m を前後する山岳部や本土から50km 離れた太平洋上にある。考えてみてほしい。
「最初」に黒耀石を利用した人々は，当然，黒耀石原産地のありかを知らなかったはずである。最初の黒耀石発見者たちは「パイオニア」と呼ぶに相応しい。黒耀石利用の「パイオニア」たちは，どのようにして原産地を発見したのか。そして，それはいつだったのか……。

　今回の特別展では，日本列島人類文化の起源の謎をめぐる，仮説の一つを紹介する。
はたして，黒耀石利用の「パイオニア」たちは
日本列島をひらいた「パイオニア」でもあったのだろうか。

http://www.meiji.ac.jp/museum/news/pioneer/pioneer.html

[2] mixiユーザー 11月24日 16:22

朝日新聞に掲載
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黒曜石から人類の足跡たどる　１２月１２日まで

2008年11月22日15時27分

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　旧石器時代は、イメージがつかみにくい。見つかるのは石ばかり。おまけに、００年の発掘捏造（ねつぞう）事件で、前～中期旧石器時代の研究は白紙に戻ってしまった。石器の材料の黒曜石に焦点を当てた明治大学博物館（東京・神田駿河台）の特別展「氷河時代の山をひらき、海をわたる」の隠しテーマは、そんな沈滞ムードの打破にある。

　黒曜石は約３万５千年前に始まる後期旧石器時代から縄文時代に使われた。展示はヒトの集団が「探索隊」を組織、黒曜石を共同管理し、ムラ間で流通網づくりを進めたとの考察を紹介。

　内容は専門的だが、漆黒やグレーに輝く石器は美しく、見ごたえがある。北海道・白滝遺跡群の巨大な接合資料は、石器と、その製作時に出る石くずとを丁寧につなぎ合わせたもの。太古の人々の石器作りの過程を再現する。栃木県の上林遺跡からは信州産や伊豆・神津島産の石材も出土し、流通網の広がりをうかがわせる。

　学芸員の島田和高さんは「黒曜石を最初に使った人々は、日本列島への定着に最初に成功した人々かもしれない」との仮説を投げかける。（小川雪）

　１２月１２日まで。無休。一般３００円。電話０３・３２９６・４４４８。

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