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the hiding-潜伏-コミュの6月2日(月)「over8 day」最終日のレポートです

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6月2日(月)「over8 day」最終日
ゲスト・川野弘毅監督・和田浩之監督・千木良悠子監督
+福居ショウジン監督
司会:蔭山周監督

「over8」参加メンバーの方々をゲストにお迎えして開催されてきた「over8 day」も、四回目を迎えたこの日が最後。
そして、5月10日の封切り以来、公開を記念して行われてきたトーク・イベントも、この日がその締めくくりとなりました。
以下にその模様をレポートさせていただきます。


○『the hiding‐潜伏‐』についての感想

川野監督「今日(『the hiding‐潜伏‐』を観るのが)2回目だったんで落ち着いて観れた。一回目(に観たとき)は絶句でした。腰抜かして。とにかくびっくりしちゃった。」

和田監督「福居監督の映画については、観たのは今回が初めて。昔から名前や存在は知っていたが、過去の作品のスチールをみたときの印象から、(福居監督の映画を観ると)心身に変調をきたすんじゃないかと思って避けていた」
「(今回の『the hiding‐潜伏‐』について)展開とか話自体にハマった。」
「映画の後半、びくびくしてた」
「無事に僕も(福居監督の作品を)観られるんだという確認が出来たんで(笑)、『ピノキオ√964』や『ラバーズ・ラバー』を観たくなりました」

千木良監督「((『the hiding‐潜伏‐』を)今回初めて観た。怖かった!」
「音が大きいし、お腹が痛くなった」

○福居作品は時代とシンクロする!?

蔭山監督「2回観たことで、新しい発見は?」
川野監督「監督に聞きたいことがある。以前に『ピノキオ√964』や『ラバーズ・ラバー』を観たときにも感じたが、(福居監督の作品は)時代の気配や匂いに敏感にアンテナを張り巡らせているという印象がある。今日(上映された作品)だと「ひきこもり」とか「ストーカー」とか」
福居監督「犯罪は日々起きていて、(自分のアンテナに)ひっかかってくるが、それが(自分の作品の)ベースというわけでもない。
『ラバーズ・ラバー』の時は、偶然に、(映画の内容が)オウムの事件とシンクロした。まず、撮影が終わった翌日に、(阪神大)震災が起きて、それからすぐにオウムの事件が起こった。オウムのプラントでおきてたことが(映画の内容と)シンクロして。ドイツの映画祭に行った際には、「オウムをどう思うか?」という質問が出たこともあった。」
「今回、引き籠もりというのは、自分にも共通するところがあって。普通は(シナリオを)ファミレスで書いているが、あるとき、ふと思い立って二週間くらい部屋から出ないでシナリオをかくという作業をやってみたことがあって。そうすると、ただ便所へ行くということだけでも(自分の中では)大事件になる。」
「そんなわけで、自分ではあまり社会とシンクロしてるという意識はそんなにない」
川野監督「それでも、ショウジンさんの作品は常に社会現象とシンクロしているなー、と感じてしまう」
蔭山監督「例えば、一緒にテレビのニュースを見てて、ショウジンさんが「犯人こいつや!」っていったとき、後で事件の真相が分かると、たいてい当たってるんですよ(笑)」

○日常にあふれるノイズ

蔭山監督「音に関して一番こだわったのは?」
福居監督「今回はそんなにいいカメラを使った訳じゃなく、マイクもそんなにいいもんじゃない。」
「そういう機材でとったときの方が、思いもよらない音やノイズを拾ったりして、思いがけない効果をもたらすことがある」
蔭山監督「必ずしもいい音で録れば、すごいものになるというわけでもないんですよね」
川野監督「日常ってこんな音があふれてるんだってことを改めて意識した」
蔭山監督「ショウジンさんは耳が特殊なんです(笑)」

○福居作品における「演出」

千木良監督「二作とも、主演女優の恐がり方がすごかった。人が恐がっているのを観るとこっちも怖くなる!」
「男も女もあんなふうに恐がらせるのって演出的にはどういうふうにしたんですか?」
福居監督「(『出れない』に出演していた)男の子役(=伊藤主税さん)はこのときが本格的な芝居をやった初めての機会だった。はじめは緊張して吐いたりするのでじゃあ「食べるな!」と(笑)。次に「寝るな!」「(撮影が終わるまで自宅に)帰るな!」「ここ(撮影現場となった部屋)に住め!」という感じで徐々に役に入りこんでいってもらった」

「現場を120%の状態に持っていくために、リハは人一倍やる。」
「今回は公園でリハやったりもした。芝居のリハやってるすぐ隣りでサッカーしてる子がおったり(笑)」


イベントの最後に行われる告知コーナー。そこで、『over8』第三弾のプロデューサーである川野監督より、次のような告知がありました。

「ここにいる監督全員で『女子女子over8』やります。東京から4人、名古屋から4人呼んで計八本作るという企画です」

上映最終日まで、残すところわずかとなった『the hiding-潜伏-』ですが、福居監督の気持ちは早くも次回作『S-94』(『女子女子over8』参加作品)へと向かっていることがこの日のトークからも十分に伝わってきました。
ちなみに『女子女子over8』の公開は11月8日から。
なんと!早くも今秋には福居監督の新作が皆さんの前に姿を現します。
毎回『女子女子over8』の予告編が流れるたび、「ほんとにここに参加してもええんかなー?」という発言が福居監督の口から発せられていましたが、とにかくこの新作はとんでもないことになりますよ、いろんな意味で。
そして、『S-94』は、今回の『the hiding-潜伏-』公開関連イベントで初めて旧作(『ピノキオ√964』『ラバーズ・ラバー』『ゲロリスト』『キャタピラ』)に触れ、その過激でアナーキーな作風にやられてしまった人達をも、必ずうならせる作品になること間違いなし。
一言でいうと、非常に「キッツイ!」作品です。

全国の福居ファンの皆様、『the hiding-潜伏-』に続き、新生ホネ工房を率いて福居監督が放つ第二弾、『S-94』にぜひともご期待ください!

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