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the hiding-潜伏-コミュの5月28日(水)松本卓也氏×福居監督トークショーのレポートです

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ゲスト:松本卓也氏(竹書房・編集長)+福居ショウジン監督
司会:友利栄太郎(ホネ工房・プロデューサー)

残すところあとわずかとなりました、『the hiding-潜伏-』公開記念トークイベント。
今回のゲストは竹書房より松本卓也氏をお迎えして、福居監督と『the hiding-潜伏-』についての感想を中心にトークを繰り広げていただきました。
これまで来ていただいたトーク・ゲストの中では、かなり異色にも思える、
「竹書房・編集長」
という肩書き。
そもそもは、『the hiding-潜伏-』の上映にあたって多大な協力をいただいている「over8」の福島拓哉監督を通じての紹介で、ライターの二見明さんとともに試写会にお越しいただいた際、福居監督と意気投合、試写会のはずがいつしかそのまま飲みへと突入!したのがご両人が出会ったきっかけ。
その後も、竹書房の同僚の方と再度試写会に来ていただくなど、非常にこの作品を気に入ってくださり、今回は福居監督からの「ぜひ松本さんを呼びたい!」という熱烈な要請により、このトークイベントが実現した次第です。
トークの中でも述べられているように、普段「インディーズ」や「小劇場」系といった類の文化にはほとんど触れたことがないとおっしゃる松本さん。
しかし、本作についての感想にはこちらが「!」と思わされるような、思いがけない視点や切り口が満載で、長年に渡って築きあげてこられた編集者としての底力を、今回のイベントでは存分に発揮されていました。

以下にその模様をレポートさせていただきます。

○編集長が観た『the hiding-潜伏-』

松本氏「はじめて観たとき、正直インディーズっていうと、普通の人が観てもよくわからないものが多いので、「これって映画なの!?」と衝撃を受けた」
福居監督「最初に来てもらったあとで、もう一度、(『the hiding-潜伏-』の試写会に)知り合いの方を呼んで来てくれてうれしかった!あれには勇気づけられた」
松本氏「こういう感覚って映画では味わったことがない。あえて自分の経験の中から言えば、まず、遊園地の絶叫マシーンに2つ続けて乗ったあとの感じ。次に、昔いわゆる「走り屋」の友人の助手席に乗せられて、筑波山を走ったときの感じ、それから「モーターヘッド」の音楽を聴いたときの感じに近いものがあった。」
「ひたすらうるさい!緊張感が続く。でもハマる!」

○「ジェットコースター」としての『the hiding-潜伏-』

福居監督「初めて自分が映画を撮ろうとして頃、いわゆる「ジェットコースター・ムービー」みたいなのがあって。その(類の映画に観客が求める感覚である)「楽しい」をどうやって「苦しい」に持ってくかが当時の自分のテーマだった」
友利「この映画の一番ドッキリするところは?」
松本氏「ゴミ袋を捨てにいくシーン。「何かおきるんだろうな」と思わせるところが、ジェットコースターでいうと、上にあがっていくところ。その後、ゴミを置いた瞬間から何者かにおいかけられるまでが、(ジェットコースターでいうと)すべり落ちていく感じ」
友利「それ以降の展開については?」
松本氏「そっからは、カッターは出てくるはバンバン殴られるは、男は出てくるは、あと音にガツンガツンやられるはで、まるで素手でボコボコなぐられる感じ!」
友利「途中で、妄想と現実が交錯しますが、それ以前の問題?」
松本氏「基本的に、ストーリーがわからないと駄目な人間なのだが、今回それがどうでもいい。しかも、普通そういう映画は眠くなるのだが、眠気を催す暇さえ与えられない!」
「最後の血糊の量が半端じゃなく多くて、気持ち悪い」
福居監督「今回、特殊造型の椋梨(夜)さんが(血糊を)石油缶一杯分くらいつくってくれたので、ふんだんに使わせてもらった」
松本氏「吐いた血を飲ませるシーンとか、なぜ生理的に嫌なシーンを畳かけるんだろう!?と」
「どんだけ底意地の悪い人なんだ!と思いました」
福居監督「いや、俺、ええ人ですよ(笑)」

福居監督「ガムテープの音は自分的には気持ちいいと思っている」
友利「普段だったら不快な音が、この映画では気持ちいいというのは?」
松本氏「自分は漫画の編集が長いので、インディーズ、小劇場系のものについては、間口が狭い要素があるという印象を持っていたのだが、『the hiding-潜伏-』は間口が広い!」
「万人の胸をかきむしる!」
「これを観て退屈する人間は少なくともいない!」
福居監督「今まで、(自分が撮った)昔の作品だと途中で退席する人がいて(しかもみんな怒ったような顔してて)寂しかったが、今回はほとんど(途中で帰る人が)いないのでうれしい」

○次回作は「お笑い」を!

友利「(松本さんが)福居監督にのぞむ(次回作の)テーマは?」
松本氏「ぜひ、お笑い映画をやっていただきたい。笑いと恐怖は表裏一体なので、これだけ怖いものを撮れたら、きっとものすごいお笑いがとれるはず!」
「お笑いはもともと好き。昔赤塚不二夫の漫画が好きで。見開き一面まんま顔とか、ほんま××××(自主規制により4字伏字)と紙一重というか。ただ、そんな話(=お笑いネタの映画のアイディア)がいっこうに沸いてこないのが問題(笑)」

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