ジェンダーＳＦ研究会コミュの【国内】2010年SOG候補作をあげるトビ

2010年度候補作をあげるトピです。
この前のG研会議であがった作品を以下に。

上田早夕里「華竜の宮」早川書房 (2010/10/22)
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091630/

桜庭一樹「伏贋作・里見八犬伝」文藝春秋 (2010/11/26)
http://www.amazon.co.jp/dp/416329760X

小池田マヤ「聖☆高校生」（全11巻）少年画報社 (～2010/12/8)
http://www.amazon.co.jp/dp/4785935243/

荒川弘「鋼の錬金術師」（全27巻）スクウェア・エニックス (～2010/11/22)
http://www.amazon.co.jp/dp/4757530544/

勝山海百合「玉工乙女」早川書房 (2010/11/10)
http://www.amazon.co.jp/dp/415209172X/

須賀しのぶ「神の棘I」早川書房 (2010/7/22)「神の棘II」早川書房 (2010/8/25)
http://www.amazon.co.jp/dp/4152090545/
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091517/

伊藤真美「秘身譚（1）」講談社 (2010/11/17)未完
http://www.amazon.co.jp/dp/4063759970/

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 05月03日 14:45

上田早夕里「華竜の宮」早川書房 (2010/10/22)
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091630/

今年度の有力候補かと。人間だけでないいろんな生き物とのパートナーシップ、環境に合わせて外部からor内部から変化していく進化の過程、トップダウンでないゆるやかな連結でつながった社会、など、ジェンダー的ポイントがたくさん。
今日のSFセミナーの合宿企画でディスカッション予定です。

[2] mixiユーザー 05月03日 14:56

須賀しのぶ「神の棘I」早川書房 (2010/7/22)「神の棘II」早川書房 (2010/8/25)
http://www.amazon.co.jp/dp/4152090545/
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091517/

1936年～1950年のドイツの話。SS将校になった男とフランシスコ会の修道士になった男、ナチ政権下から戦後の裁判までという激動の時代を、幼なじみでまったく逆の道を選んだ二人は何度も出会うことになる。
比喩的にルシファーに出会ってしまった、ユダとイエスとペトロの話という感じです。でも四人の立ち位置は何度も入れ替わる。
そもそもユダとイエスって裏と表のというか、表裏一体のキャラだから、2人の行動が入れ替わるというのは、わたしにはすごくわかりやすい。神を求めることと、捨てることは実は同じではないかといこと。当然ながらやおい読みしちゃう作品ですね。

須加しのぶ読んでる人はわかるけど、「キルゾーン」のマックスとラファエルの別バージョンでもあります。あと、この世代はやっぱりトーマの心臓の呪縛は強いなぁと思ったら。つまりそうゆう物語です。
叙述トリックを使ったミステリーです。

[3] mixiユーザー 05月03日 14:58

伊藤真美「秘身譚（1）」講談社 (2010/11/17)未完
http://www.amazon.co.jp/dp/4063759970/

ローマ時代のシリア、ふたなり美少年／女戦士が活躍（？）する。
今後の展開が注目。

[4] mixiユーザー 05月03日 22:52

セミナーで追加

籘真千歳「スワロウテイル人工少女販売処」早川書房 (2010/6/30)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150310017

白井弓子「WOMBS」小学館 (2010/1/29)
http://www.amazon.co.jp/dp/4091884946

[5] mixiユーザー 09月05日 14:37

2010年度SOG賞は第50回日本SF大会ドンブラコンL　クロージングにて発表されました。

大賞：上田早夕里『華竜の宮』　
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091630/
話題賞：籘真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』
http://www.amazon.co.jp/dp/4150310017

選考委員の講評はサイトにて公開しています。
http://gender-sf.org/sog/2010.html

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