世界のニュースを考えるコミュの社説５「お前はもう死んでいる」

死んだ犬、1600万で「複製」へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=407269&media_id=4

自らを介助してくれた犬をよみがえらせようと、一人の女性が韓国の
会社に1600万円を払い、複製を申し込んだ。
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今回、このニュースに対する意見は、小説風に書いてみました。
友達が星新一の小説を買っていたので、ショートショートの神様といわれた彼に習い、短い小説風にしてみました。

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小説
タイトル
「お前はもう死んでいる」

ある昼の昼の昼の昼下がり(笑)、僕は漫画を読みながらぷらぷらしていた。北斗神拳伝承者のお話「北斗の拳」を読みながら。お前はもう死んでいる・・彼の名言だ。格好いい・・と惚れ惚れする・・。

なんだか不思議なもので格闘技の漫画を読んでいると、どうやら自分が強くなったような気がするのだ。僕はこれを勝手に「スラムダンク現象」と呼んでいる。

まぁ世の中そんなに甘くはなくて、彼のように桜舞い散る、桜の木の花道を誰しも歩けるわけじゃない。漫画読んだくらいで強くはなれない。
４ヶ月でバスケはうまくなれない。それはわかっているけど、なんだかむなしさを感じずにはいられないのだ。

実は僕は北斗神拳の使い手ではなくて、ネットでプログラミングをしていたりしているものなのだ。脳内メーカーとかそういった類のものを作っている。

実は、まぁあるサイトを作ってみたのだ。
名づけて、漫画変換サイト。

自分の文字をギャル文字に変換してくれるサイトなんかはよくあるけど、これは文字と漫画の登場人物をいれるだけで、その登場人物ならこういう場面でどういったことを言うのかを出してくれる。例えば、「僕は学校でいじめられてるんだ」と書いて、名前のところにドラえもんと書くと・・・・

「だ～いじょ～ぶだよ～、のびたくん～～～。」
と出力される。
「最近、おじいちゃんの頭の毛が薄い」
名前　「金田一少年」と入力すると、
「じっちゃんの毛にかけて・・・」
と出力される。
あぁ、育毛剤をかけるのね、と理解するのに少し時間はかかったけど・・・笑。

だけど、なかなか面白そうなサイトだと思わない？？

そんなものを作っていた、今日、深夜にこんなニュースを読んだ。

自分の愛しい飼い犬を失くした女性が、韓国のクローン技術を持つ会社に自分の犬の複製を依頼したのだ。もちろん彼女にとっては大切な家族のような存在なのだろう。動き回れない己に代わり、愛らしい姿で自分に尽くしてくれる。たしかに、そこに愛がないとは思えない。
だけど、生き返らせても、あなたの愛犬は帰ってこない。あなたと過ごした日々も覚えていない。おそらく一番、「違う」と感じてしまうのは恐らく、申し込んだ彼女だろう。

僕はこのサイトに、上のニュースを打ち込み、名前のところに、ケンシロウ・・北斗神拳伝承者と書いた。

ケンシロウはこのニュースにどんな意見を述べるだろうか？

すると、こう出てきた。

「おまえの犬はもう死んでいる。」