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世界のニュースを考えるコミュの?・Terrorist can destroy our democracy?

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今回のトピックは今までと肌の色が違います。
グロテスクな表現が苦手な方は、ご覧になられないようお願い申し上げます。
今までになく難しいトピックだと思うので、慎重に読んでいただければありがたいです。
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世界33カ国の監督による民主主義とは何かを問う映画、democracyが先日テレビで放送されました。

一人のタクシードライバーは、アメリカ軍に拘束され、毎日暴行をうけ足が細い管のように(pulpified)なってしまった状態で死亡したのです。彼はアフガニスタン軍が自らの罪を隠すために、アメリカに提出された、なんら関係のない、たまたま通りがかっただけの無実の男でした。
アメリカ軍は、死亡したという証明書を遺族に渡しただけで、それ以外は何もせず、また遺族は英語が読めないので、その証明書も意味はありませんでした。しかし、読めなくて幸せだったかもしれません。そこには、他殺(homicide)と書かれてるだけで、あまり読んでも意味のあるものとは到底思えませんでした。

映画の舞台は、イラク戦争へと移り、パウエル国務長官がアルカイダとフセインの関係性を証明するために、血相を変えて証拠を探していました。
しかし、大量破壊兵器も証拠も出てこない。

現場の部下たちは、上からの圧力を感じ、フセインの秘書を水拷問にかける。
彼はアルカイダとイラクの関連性を吐いた。

パウエルとブッシュは大喜び。これで戦争は正当化された。
しかし、事態は一転。拷問がバレ、先の戦争を正当化する証拠も白紙になります。当然ですよね。拷問をされれば、誰でも相手に有利な情報を話す。それがたとえ嘘でもです。

ジュネーブ条約という拷問を規制する条約を結んでいるにも関わらず、拷問を行ってしまったアメリカ。当然、大統領は責任を問われることになります。しかし、ブッシュはアメリカの議会に、指揮監督者は戦争責任を問われないという法律を提出させ、可決。自らは罪の対象から逃れた。

しかし現場の兵士は厳しく罰せられました。指示した上層部の人間は、罰を下されず、現場の拷問の命令にも従う「忠実」な部下たちが皆牢屋にくくられることとなりました。

ブッシュ大統領はいいます。
「ジュネーブ条約の意味が分からない。誰か翻訳してくれ。」
ブッシュの側近はいいます。
「あなたの拷問をやめろという指摘はわかるが、じゃあ拷問ってなんです?どうやって定義するのですか?」

つまりはこういう意味です。
「拷問はやりません。しかし、拷問かどうかはこちらが決めます。」

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かなりの難問だと思いますが、考えてみると面白いと思います。

この映画のテーマでもある拷問ですが、それを正当化するために用いられるものとしてTicking time bomb scenarioという論法、思考実験が存在します。

一人のテロリストは言った。

「俺はどこかに爆弾をしかけた。」

当然警察は彼を逮捕します。
しかし、彼は弁護士を要求しています。

さて、弁護士を差し出すのは正しいことですか?
多くの人間の命を救うためなら拷問はやむを得ないですか?

Ticking time bomb scenarioという論法には重大な欠点がありますよね・・。

さて、この映画が問いかける問いは実はタイトルの通り。

「テロリストが民主主義を破壊することは可能か?」

コメント(1)

うーむ!民主主義は最善の国民の意思決定の方法なのか?

なんか次善の策のかほりが…

アメリカ人がズルしてるって思うのは、自分たちの都合のよいようにルール変更を強引にするところではないか?

挙句にルールを絶対のものであるかのように見せかける。
知的所有権なんざ言ったもの勝ちの「かをり」がプンプンするし、最近のサブプライムローンなんぞ、自業自得なのに世界中に迷惑かけてるし。

でも、大統領が変わるたびに総とっかえで官僚が去るって点だけは羨ましい。

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