想像映画レビューコミュのポセイドン

ストーリー：

時は２０ＸＸ年、
主人公（大型ロボット）は、かつての激しい戦いと金属製品にあるまじき長きに渡る海中生活により、頭脳とも言える集積回路に取り返しのつかないダメージを負っていた。
彼は自分の名前も主の記憶すらの失い、ロボットの墓場“黄泉”で電池が切れるのを待つだけの憂鬱な日々をすごしていた。

そんなある日、鳥型ロボットが瀕死の状態で“黄泉”に運び込まれて来る。
鳥型ロボが、その死の間際『お前の名前は“ポセイドン”だ…（ガクッ！！）』と主人公に告げる。

自分は何者で、何の為に生きていたのか、それを知るために彼は最後の力を振り絞り“黄泉”からの脱出を試みる…

名作『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。

監督：
　マキノ雅彦
原作・脚本：
　ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：
　ポセイドン　　－　ウド鈴木
　古見由美子　－　チェ・ジウ
　ヨミ　　　　　－　松尾スズキ
　ヨミの手下　－　細野晴臣
　ロデム　　　　－　沢口靖子
　鳥型ロボ　　　－　坂本龍一（声の出演）

評価：

旧作のリメイクと言う事で安心して見る事の出来る作品と言えるが、実際は大幅に内容を現代風にアレンジ（由美子役チェ・ジウの悲壮感漂う泣きの演技と、女優生命を張った濡れ場がまさに現代を象徴している！）良い意味でも、悪い意味でも、子供の教育的にも大きく期待を裏切ってくれていると言えよう。

個人的にはヨミの手下役の細野の目の下のクマが元ネタの印象を忠実に踏襲している事に感動！
オールドファンにも配慮が行き届く監督の細やかな演出に好感で☆＋１。

おすすめ度：
☆★★★★