演劇鑑賞会コミュのグレイクリスマス

先週の土曜日、母と一緒に観劇をしてきました。
「グレイクリスマス」を見るのは二回目。
前回観たのは17年前のことで、ほとんど筋は忘れていて……でもおかげで？新鮮な気持ちで楽しませていただきました。

劇の中身については、作家の夢枕漠さんのブログに、かなり詳しく書かれていますので、ご紹介します☆
http://www.yumemakurabaku.com/archives/1054917.html

舞台は伯爵の邸の離れの間。舞台転換はありません。戦後の混乱期のわずか五年間、五回訪れたクリスマスの一日の、目まぐるしい変化を描いています。
運命に翻弄される伯爵の後妻を三田和代さんが演じています。凛とした気品が素晴らしいです。
※前回観たときには奈良岡朋子さんが演じておられました。

話をグイグイと動かしてゆく魅力的な悪役・権堂の役を文学座の清水明彦さんが演じています。サッカーの闘莉王（トゥーリオ）選手に顔立ちの似たカッコイイ俳優です。
※声優さんとして数多くの海外映画・ドラマやアニメのお仕事をされています。韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で、済州島の役人・クマンの声をされていたとか。

運営サークルにあたっていたので、母と妻は入場される会員さんの受付。私は駐車場の誘導をさせていただきました。風もなくあまり寒くなくてラッキーでした。

運営サークルの特典で、舞台正面中央の良い席で観賞。途中、舞台でロウソクを吹き消すシーンでは、ロウの煙の香りが客席まで届いていました。

終演後の舞台搬出をお手伝いしましたが、若手の俳優さんが裏方さんと一緒にてきぱきと舞台装置のバラシをやっていました。
手際の良さに感心するばかりで、あまり役立たってなかったかも(汗)
ほぼ撤収が終わり、俳優座の山崎さんが我々ボランティアに若手俳優さんたちを紹介してくださいました。
今度「いのちの山河」という映画に出演される俳優座の若井なおみさん。劇中では、アクティブな「権堂」に惹かれながら遂に一歩を踏み出せない伯爵令嬢（前妻の娘）を演じていました。
はかなげな美しさを持ちながら、芯の強さを感じさせる魅力的な女優さん。撤収の際のジャージ姿も魅力的でしたよ♪(^O^)v
応援してゆきたいです。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 02月19日 00:26

私も前回、奈良岡朋子さんのときに観て、感銘を受けたのを覚えています。
あれから、17年も経っているのですね
ということは、当時の私は、まだまだ人生において物心ついたばかりで、多感な頃のはずで、よけいに心に入ったのだと思います。

斎藤憐さんの作品なので、とても楽しみにしていましたが、今回は仕事などの関係でどうしても観る日をとることができず、あきらめかけていたんです。
ところが、9日、仕事の帰りに寄ったｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄの入り口にこの「グレイクリスマス」のポスターが貼ってあったのが目に留まり、「ああ、今日はやってるのになあ」と眺めているうちに、やっぱ、行こう！と思い立ち、そのまま車で峠越えして、例会場に駆けつけました。
ちょうど、1幕の終わりに滑り込み、2幕だけでしたが、観ることができました。

三田和代さん、ほんとうにリンとしていましたね
憲法の条文が朗々と詠われる場面がありましたが、といって決して堅い作品ではなく、お芝居として楽しめたのではないでしょうか。うちの会員さんにも、好評でした。

私は、こういう形で、私たちがふと、立ち止まって見つめなおさなくてはならないことをつきつけてくれる作品、好きです。それが、理屈理屈してなくて、なおうれしいです。

[2] mixiユーザー 02月19日 09:06

> amiさん

感想ありがとうございます☆

けっこう救いのないエンディングなんですが、扉の向こうにあるものを知ってしまった伯爵家の女性二人の今後は……と考えたりもしました。

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