賢者への道コミュの五つの戒め

五つの戒(いまし)めの実践

人生には、様々な苦しみや悩みがあります。
どんなに幸せそうに見える人にも
必ず｢四苦八苦｣があると言われている。

生死をさまよう健康面や経済面
などの大きな苦しみだけでなく、
私達の日常生活や仕事面においても、
辛いことや悲しいことが数多くあり、
常に苦しみ悩むことが多くあります。

70歳を迎えた現代の托鉢者、石川洋先生は今なお
街頭に立ち、市井の托鉢者として生きている。
また、日本のみならず韓国、カンボジアなど
世界で幾多の危険な場面に直面しながら
難民救済にもあたっている。

その托鉢者、石川洋先生でさえ苦しんだり、
悩んだりすることが多くあるそうで、
そんな時には、自戒の｢五つの戒め｣を
確認するようにしているそうだ。

それは、

一、辛いことが多いのは感謝を知らないからだ

二、苦しいことが多いのは自分に甘えがあるからだ

三、悲しいことが多いのは自分のことしか分らないからだ

四、心配することが多いのは今を懸命に生きていないからだ

五、行き詰まりが多いのは自分が裸になれないからだ

と自分を戒めるそうだ。

私達も、辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、
心配が生じたとき、そして行き詰ったときには、
この言葉を反芻することで元気を取り戻したい。

私達の苦しみの原因の一つとして、
｢人との比較｣がある。
しかし、他人と比較するのでなく、｢人としての生きざま｣を
自分に問いかけ戒めることの方がもっと大切である。

誰もみていないからやらない。
ではなく、見ていなくとも、
見ていない所で何ができるかということが人格をつくる。

大変苦しいかもしれないが、
誰も見ていない所で自分を鍛えること、
また磨くことが大切と思う。

辛く苦しい時に、自分を奮い立たせる
｢座右の銘｣を持ちたいものである。
そして、常に見れるよう持ち歩くようにしたい。