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SymbolicSound/KYMAコミュのContinuumFingerBoardが届く

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イリノイ大学系列の人でKYMAの開発にも携わったLippoldHaken氏のContinumFingerBoardが昨日届いた。氏はLemurという波形解析ソフトの作者としても有名な人で、数年前にアトリエを訪ねたときに実際に会って飯を喰ったこともあるが、気さくで魅力的な人物だった。

http://www.cerlsoundgroup.org/Continuum/

さて、このコントローラーは、普通のキーボードと違って、鍵盤に相当する部分に蝶番状の支点が存在しない。ウレタン製の布(演奏ポジションがレーザーエッチングされている)が張られたコントロール・サーフィスの下には幅5?ほどのアルミ製のバーが敷き詰められていて、これをフローティングする形でそれぞれのバーの両端をバネが支えている。そして、このバーの末端には磁石が取り付けられていて、2点の傾きをホールセンサーで検知する仕組みとなっている。

乱暴にその構造を要約すると、ジョイスティックにプレッシャーセンサーが付いたようなモノとでも言うのだろうか。鍵盤の音程をX軸、プレッシャー(押し込む強さ)をZ軸とすると、Y軸に相当するのは、鍵盤の縦方向の位置情報と言うことになる。つまり、三次元でセンシング出来るマイクロトーナル鍵盤楽器というものなのだ、、、。(汗)

もちろん、KYMAとの親和性は最高で、なんとFireWireケーブルでCapybaraに直結出来るのだ! だから、ワラワラとデータを吐きまくるこのようなセンサー楽器でも、FWのバンド幅ではデータ・トラフィックがぐしゃぐしゃになることは無い。将来的には、Mac経由で他のソフトにも繋がることが予想される。

演奏上の注意点は、爪の手入れを怠らないことだ。さもないと、コントロールサーフィスを切り裂いてしまう。また、長年鍵盤楽器に慣れ親しんでいる人は、黒鍵と白鍵の位置関係から無意識に演奏上都合のよいオフセット感覚を身につけている。そのような人がCFBを演奏すると、鍵盤弾きのクセがモロに出て「オンチ」になってしまうので、慣れるまでは演奏面の上下にあるピッチを表示した切り欠きを辿ってプレイすればよいだろう。

全体のチューニングをオクターヴ移動することや、センシング・パターンの選択など、各種パラメーターの設定は、サイドにあるプッシュ・スイッチと、演奏面を使って行うことが出来る。が、正直便利さに欠けると思うので、MIDIを使って外部からコントロールした方がライブでは現実的だろう。現在その為のコントローラーを開発中である。

が、最大の問題点は、このセンサー/インターフェイスを使って効果的な演奏を行うための、「音源」を自ら製作しなければならないことだ。ここでも、KYMAは「鏡」という理を思い知ってしまうのだった、、、。

コメント(23)

ケーススタディーのために、音源を試作する。

http://www.asahi-net.or.jp/~MZ2Y-YSD/realaudio/additiveContinuum.mp3

AdditiveSyntehを中心に、Timeline上にシングルオブジェクトを展開、Continuum側からリアサインされる各音源を別個のパラメーターでPANコントロールすることで、複雑な音場環境を演出している、、、はず。

どでかいサウンドシステムで演奏したら気持ちいいんだろうな。
幸運にも劇団と音声クルーの好意の御陰で、9月中旬にHEPに展開したどでかいサウンドシステムで演奏する機会を持てた。

かなり楽しいわ、これ。演奏は演劇の前座で、専用に作った音源をドライヴしたのだけれど、各指先の動き一つで音源の定位をビュンビュン飛ばすのは快感だった。その後は業務モードに突入、劇中で暗闇の中、役者の声をサンプリングして四方八方に飛ばすという荒技のコントローラーとしても使用してみた。

これが、とても効果的というかオペすることが面白すぎて、裏方をやってることを忘れてしまう。端で見たらすこぶる怪しげなパフォーマンスしていたそうだ。

http://www.hakenaudio.com/Continuum/200/HakR221.html

リンクの画像はその時のショット(汗)マジでアブナイ顔してる。
先月行ったライヴ用のガイド録音をアップしている。

http://www.asahi-net.or.jp/~MZ2Y-YSD/realaudio/musumeDohJohJi.mp3

13分余りと長いですが、中盤にContinuumFingerboardによるソロパフォーマンスがあるので、よかったら聞いてください。
本日やりすぎキーボードを破壊する、、、。

というのは大袈裟で、今日体内に紛れ込んだ異物(ギターのピック)を取り除く際に、鍵盤が外れてしまうというアクシデントが発生してしまった。

鍵盤といっても通常の白と黒の奴とは大違いで、写真のようなアルミの棒が大量に敷き詰められている。これの両端にセンサーを駆動するための磁石が取り付けられていて、各々が小さなバネで2.54?間隔で林立しているポスト上にフローティングされている。

ここで、勘の良い方はお判りだと思うが、小径とはいえアルニコ製のマグネットを5?間隔で並べたら当然の事ながらお互いに反発を起こす。コレを抑えるために、バーの上には厚いウレタン製のシートがかぶせられているのだが、、、、。

勘の悪い俺は、好奇心を起こしてこれを「ペラン」と捲ってしまったのだった、、、。

瞬時に何が起こったのか理解出来なかったが、大量のバーが一気に跳ね上がる恐怖をご想像頂けるだろうか?結果として、数本のバネが行方不明となってしまい、COFは可動不能の状態に陥った。現在イリノイにバネの在庫を照会中であるが、バカンスに入られていたら、来年まで対応はお預けとなる。

写真にあるように、バー3本分のバネが足りない。ヘタリの問題もあるので、今後のレストアのことも考えてバネは多めに入手しておくべきだろう。

最悪、年末はバネ屋巡りをしてお茶を濁すことになりそうだ。
先週、早速バネ屋から部品を取り寄せてみた。ワザとバネの径を小さめに指定し、それをアセンブルしたところ、こちらの方が座りが良さそうである。まあ、精度と作動トルク(でいいのか?)の問題もあるので、コレが一概に良いとは言えないので、金を掛けた(一万を超える)実験をする必要があるのかも知れない。

ところで、昨日Lippold本人から交換用のバネが届いた。とりあえずこれで十数本分のバックアップは完了した訳で、動作試験後、イマイチ反応の悪いキーにアサインされているバネを交換出来ることとなった。

Lippoldのサポート体制は完璧だ。イリノイとは距離があるので、輸送によるタイムラグの発生は致し方ないところだが、バカンスの滞在先から親族に指示してのバックアップを貫徹する姿勢には感服した次第である。

コミュニティーが事実上存在しない楽器なので(なんせ、日本に俺タダ一人)なかなか導入に踏み切れない楽器ではあるが、ハードウエアがすっ飛ぶ程の重篤な「病気」以外の小問題の発生に対してはなんとかフィックス出来る事が判った。

現在使用しているホールセンサーはディスコンらしいので(最新モデルは、新しいセンサーにスイッチしたらしい)コレが飛んだときは相当ヤバイのだが。(1ch隅っこの奴が既におかしい)

このまま末永く大事に付き合っていきたい楽器なので、これも入手しておくべきか、、、。
新年早々、セットアップをやり直す。

分解修理後にKYMAを繋いでテストを行ったところ、センサー不感部が2箇所以上となっていたので、アンチョコに推奨されているキャリブレーションを行い直すことにした。

マニュアルをちゃんと読み直すと、一寸した輸送を行う度に感度調整が必要だと書かれていて、センサー部分はかなりセンシティヴな構造と思われる。キャリブレーションの作業自体はそんなに手間が掛からないので、これを頻繁に行うクセをつけた方が良さそうである。
さて、本年も劇団の効果音をリアルタイム制御するためにCFBが出動しております。写真は中野で行われた公演の様子です。

二枚目の写真はこの劇団の座長自らが、演奏している図ですが、ペイジがテルミンを操るが如く滅茶苦茶に遊んでおられました。
はじめまして。
日本にKYMAがあるのは初めて知りました。
毎年ANAHEIMのNAMM SHOWの会場で
これで遊んでいるのですが価格が結構するので
購入には躊躇していました。
メカさん、こんにちは。

現在、国内で個人所有されているKYMAは10台程ということです。あと、大学が研究用に十数台持っているようです。何れにしても、余り稼働率は高くなさそうですが。一方、国内に存在するCFBは、コレ一台ということです。

たしかに、本格的にシステムを組もうとすると、100万コースになってしまうところが辛いですね。

CFBはFWでKYMAに直結出来る数少ない楽器の一つですが、かなりのポテンシャルを秘めていると思います。

先々週は、大阪でマトリョミン(テルミンの親戚)その他をKYMAに繋いでライブを行ってました。勿論、CFBも活躍しておりました。

次回は本格的にテルミンを導入する予定です。
>ヤススキイさん
CFBも1年に1回ですがアメリカで触っています。写真は今年の1月のNAMMです。そろそろMAX/MSPでもできそうな気もするのですがパワー足りないのでしょうかね。

テルミンですがmoog musicと取引がありますので(Etherwave Pro に携わった井伊英理さんのマネジメントやっています)数台スタジオにあります。こちらは外部制御機としても便利です。

よろしくです。
実は1月のNAMMでは、僕の造った楽器をこのブースで紹介して貰っておりました。

CFBはMIDI経由でしたら問題なくMAX/MSPをドライブ出来ると思います。ただ、MIDIがボトルネックとなるので、同時発音は数チャンネルに制限されると思います。

今後ともよろしくお願いします。
日本のメーカーが参入してこないのは、次世代MIDIの規格がまだ決まっていないからでしょうね。ポリフォニックでポルタメント/コントロール/アフタープレッシャーの3系統を同時に送るとなると大変という事ですね。

ヤススキイさんのカピバラはDSP増設されているのですか?
CAPYはDSP、AD/DAボード共にフル増設してあります。あと、CAPYの筐体をもう一台所有しておりますが、ADボードが壊れているので、今度修理に出さなければなりません。

CAPYの問題は、インターフェイス装置の接続が煩雑なところにあります。これは、ライブで使用するには致命的なので、保証が効かなくなることを覚悟して、筐体内部にFWインターフェイスを内蔵させる改造を行ってます。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2777346&comm_id=259420

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=349745231&owner_id=213572
10の続き

今、思い出しました。
この時のデモはWindowsでリアクターを音源にしていました。
ポリフォニック・ポルタメントもOK。
なるほど、Reactorでしたら使い勝手がありますね。

今のところ、僕には全く使いこなせないソフトですが。

インターフェイスはFW直結だったのでしょうか?
FW直結です。
FingerBoardとMacの間でやり取りされるプロトコルはMIDIだと思います。
ReactorがMIDI以外のデータで対応しているかどうかちょっと不明です。
確認できますか?

また新製品のCVインターフェイスが凄いですね。
FWから取り出して、4系統のX-Y-Zの独立CVを出力しています。
MIDIよりも、シンセサイザー(moog Voyager)の音の立ち上がりが早いです。

FingerBoard−Mac(−KYMA)間は、MIDIではない専用プロトコルですか?
詳細は解りませんが、Appleが統合しつつあるFW関連の音楽プロトコルにはMIDIが乗っかっています。が、ReactorはWINDOWSのアプリなので、その辺りのことは解ってません。(汗)

一方、KYMAは独自プロトコルっぽいです。以前、Kurt(開発者)から、YAMAHAのM-LANの詳細はWebに上がっているのか?という質問を受けた事がありましたが、評価の結果、M-Lan導入はダメだったらしいです。KYMAで組んだシステムにCFBを組み込む場合、対象となるパラメーター入力ウインドウに、CFBに割り当てられた専用のメッセージをタイプすると、CFBを認識する構造になっております。製作したオブジェクトTreeの末端でnポリ音源設定を行う点は、通常のMIDI機器のハンドリングと一緒です。
マニュアルをダウンロードしました。

CFB→KYMA間は独自プロトコルで、他はMIDIですね。mLANは複数MIDIとオーディオを束ねるだけなので帯域幅が広がるわけではないのでCFBとしてはメリットないですね。MIDIとしても指一本づつモノモードで最大16の独立したデータを動作させるのは凄いです。

素朴な疑問ですが、MIDIデジタルシンセの場合は半音階移動?
ピッチベンドで演奏ではないですよね?
入手後、最初にMIDI接続を試したところ、ベンド情報を受け付けていた記憶があります。

ただ、センシング・チャンネルが6chを超えた場合、通信速度のボトルネックからか、データオーヴァーフロー気味となりました。
CFBで、うちのTX816を鳴らしてみたいムード
CFB→MIDIパッチベイで8つに分岐して
TXの裏のインディヴィジュアルインプットに
いれてやれば、わりといけるような気がする。

後、コントロールチェンジでFM変調の周波数を
リアルタイムで動かせるんじゃないかと思います。
↑補足

>センシング・チャンネルが6chを超えた場合、通信速度のボトルネック

通信速度ではなくてMIDI受け側のマルチティンバーの限界だと思います。TX816のような完全独立した音源だときっといけますね。
CVコンバーターもmoog4台の贅沢セットだと面白いでしょうね。
http://createdigitalmusic.com/2007/06/14/buchla-200e-haken-continuum-photo-teaser-modern-classics/

Buchla 200e + Haken Continuum Photo Teaser
Modern Classics?
ううむ、先を越されましたな、、、。

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