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♪介護保険訪問調査対saku室♪コミュの老いの風景〜調査日記

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11月のある日、調査に訪問したお宅は、庭の風景を見てすぐに「あ!懐かしい」と思いました。

数年前に調査にお邪魔したおうちでした。

あの時は、たぶん初回の調査だったと思います。お庭で介護されているご主人の話を聞きました。

どうして庭かといえば、奥様の徘徊を見守りながら私の質問に答えるためでした。

老夫婦だけの暮らしのうえ、妻は認知症はかなり進行しており、身体介護まで必要な状態でした。

「昔は俺より賢かったやつなんだよ。農作業をずっとしていたんだ」

徘徊のため目が離せない。

排泄は自分でできず、いつも失禁している状態。

調査に伺ったときは、かなり介護が大変な状態でした。


昨日、久しぶりにお会いしたご主人は、前の時に比べ表情もおだやかで落ち着いてみえました。

「今はいいものがいっぱいだ。紙オムツのおかげで楽になった」と笑いました。

毎日デイサービスを利用し、紙オムツ、パットを利用し、そのおかげでご主人は

心おだやかに暮らせるようになったそうです。

ケアマネさんも親身になってくださる方で安心しているそうです。

奥様の認知症は、さらに進行し、会話もできなくなり、徘徊癖は継続していました。

「しかし、日本で60万人の老人と、赤ん坊がこれだけ紙オムツを使える日本ってすごいな」

「その分、世界の木が切られているのですねぇ」

「これ(紙オムツ)があれば、もう少しこいつ(奥様)をみてやれるからな」

そんな話をご主人として帰ってきました。

まだまだ在宅介護を続ける意思の老夫でした。

介護保険が、そのお手伝いができていることに嬉しく思いました。

コメント(2)

明治39年生まれ・・・104歳。

気がシャンとしていて、身の回りのことはできるだけ自分でやろうとされます。

歩行器使って一人で歩きます。

いつも感謝の気持ちで暮らしているそうです。

すごいなぁ〜〜〜調査しながら、ちょっと感動でした。
恨み節の毎日をベッドの上で過ごされている80代。

元気なころは人のためによくがんばって、がんばって。

みんなに感謝され、尊敬されてきた人だった。

「俺はお前らなんかと違うんだ。もっと大切にされなきゃならない人間なんだ」

そうだねぇ、それだけがんばってきたのに悔しいねぇ。

彼の言葉に共感していく。

次第に拒否の態度が薄れ、調査に協力的になってくれた。

家族が後で「申し訳ありませんでしたね」と言ったけれど

とんでもない! 一人の人間の人生に少しだけ触れさせてもらったのだから

私のほうが「ありがとうございました」と答えました。

調査に伺う一人一人に長い人生のドラマがあって、たくさんの汗、涙が流されてきているのだと

思いしらされるたびにこの仕事がやめられなくなります。

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