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けんのじのさきちな小説コミュのさき☆ちな 第11話 あいたいけど・・・

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ガチャ。

「さ、さぁ、とりあえず上がって?」

「うん・・・おじゃましますぅ♪」

佐紀は桃子をリビングに案内する。ソファには座って雑誌を眺めている千奈美。

「あれぇ?徳さ〜んおはよぉー。」

「お・・・おはよ・・・。」

勘の鋭い桃子。

(なんかよそよそしいなぁ・・・それに家族は・・・?)

「ねぇねぇー佐紀ちゃ〜ん。ご家族のみんなはぁー?」

「え・・・えと・・・温泉旅行に出かけてて・・・。」

「ふ〜ん・・・。」

「さ、もも、ここに座って待ってて。いまお茶入れるから。なに飲む?」

「えっとぉ、みどり茶以外ならなんでも・・・。」

佐紀はキッチンに行き紅茶を入れることにした。
ソファに座っている千奈美は雑誌で顔を隠すようにしている。
時々ちらっと桃子を見ると・・・目が合う・・・

(なんで桃は私の事見てるんだろう・・・。)

「ねぇー、徳さ〜ん・・・。」

「な、なに?」

「随分朝早くから佐紀ちゃん家にいるみたいじゃなーい?」

「そっ、そう?」

(き・・・気まずい・・・あーん佐紀ちゃん早く戻ってきてぇ・・・。)

「おまたせー。」

佐紀がティーポットとカップ、砂糖をトレイに乗せて運んできた。
千奈美の前に置かれる豚さんの模様のマグカップ二つ。
桃子の前に置かれるプレーンなティーカップ。ポットから紅茶を注ぐ。

桃子に、千奈美に、佐紀に入れる。
佐紀は千奈美の左隣に影に隠れるように座る。
無言の時間・・・。

「で、で、で、桃はどうしたの急に。」

佐紀が切り出す。

「んー?別にぃー。佐紀ちゃんと遊びたくなったから来ただけだよぅ?」

「いや、メールとかなくていきなりだったからさ・・・。」

「なぁによぉぅ。そんなに避けなくたっていいじゃなーいー。」

「べっ・・・別に避けてないよっ。」

「・・・。」

固まったままの千奈美。

しばらくすると空気も和んできて、そこそこ会話も弾んでくる。

「ねー・・・さっきから気になってたんだけどさぁ・・・
佐紀ちゃんと徳さん・・・色違いで同じ服に見えるんだけど・・・。」

「・・・!」

「きっ・・・気のせいだよっ。偶然っ。」

なんだか慌てている佐紀。

(何か変だなぁ・・・いつもうるさいくらいの徳さんはあまり喋らないし・・・。)

桃子はふとリビングに干してある下着に目が行く。

(ブラが2つ。パンツが・・・4つ?なんか数が合わないよねぇ・・・。)

桃子は立ち上がって

「ん〜っ。」

と伸びをする。

「佐紀ちゃん家のお庭って綺麗だよねぇ・・・。」

庭に面したガラス戸の前に立つ。

「・・・!」

「あっ・・・ちょっと待ってもも・・・。」

「なんでぇ?何かまずいものでもあるのぉ?」

干してある洗濯物。昨夜見た二人の服が仲良く並んで干してある・・・。
困った顔の千奈美。佐紀は無意識に千奈美の手をきゅっと握る。

「ひょっとしてぇー・・・徳さん昨夜佐紀ちゃん家にお泊まりしたのぉ?」

くるっと振り向く桃子。

(あ・・・手・・・繋いでる・・・。)

視線を感じた佐紀はぱっと手を離す。

(やっぱりあやしい・・・。なんか二人の座ってる距離も近いんじゃない・・・?)

「あーん!何でももの事も誘ってくれなかったのよぉぅ!」

「い・・・いや・・・だって桃の家ちょっと遠いし・・・ちーは家も近所だし・・・親同士も仲いいし・・・。」

「ちぃ?」

「あ・・・!ち、千奈美ねっ。」

(ますますあやしい・・・佐紀ちゃん前は千奈美って呼んでたのに・・・。)

うつむいて口を尖らせてもじもじしている千奈美。
時々気を使うように千奈美を見る佐紀。誤魔化すかのように桃子をみる佐紀。

(直接問いただしたわけじゃないし聞いてもいないから解らないけど・・・)
(仲良すぎるよね・・・。)

桃子の胸がちくちく痛む。

「お・・・お昼どうする?」

佐紀が雰囲気を変えようと明るく桃に言う。

「桃はぁー、なんでもいいよぅ?徳さんは?」

「あ・・・私も何でもいいよ・・・。」

「えーと・・・どっか近くの店で食べようか。」



時間もお昼少し前。ちょうどいい時間だ。3人はとりあえず佐紀の家を出る。
日曜の昼時と言うこともあり、近くのファミレスはどこも一時間待ちくらいだった。

(かと言ってラーメン屋さんってのも・・・食べたいけど。)

三人で並んで歩道を歩く。車道側に桃子。すこし間隔が開いて佐紀。
その隣に千奈美。

(なんか・・・間隔が違うんだけど・・・。)

桃子は携帯を取り出してメールを打つ。

「もーも。誰に打ってるの?」

佐紀が桃子の顔を覗き込む。

ドキッ。

「お・・・母さんにだよぅ。」

ドキドキドキ。

(佐紀ちゃん・・・いきなり顔近づけないでよ・・・顔が赤くなっちゃうよぉ・・・。)

カシカシカシカシ。

『調査報告。徳さんは佐紀ちゃんの家にお泊りした模様。』

送信、と。


いろいろ店を廻ったが決まらない。

「あー!桃ここがいいー!」

桃子が立ち止まって指差したのは、佐紀たちが家族ぐるみでよく使うお好み焼きと
もんじゃ焼きの店だった。

「え・・・ここ・・・?」

佐紀と千奈美が顔を見合わせる。

「なにか問題でも?」

桃子がにこにこしている。



店内に入るといきなり声を掛けられる。

「あらー、佐紀ちゃんとちーちゃん!やっぱり仲いいわねー。同じ服着ちゃってぇ。」
「昨夜はお祭り楽しかったねー。」

昨日帰りに声を掛けてきた近所のおばさんだ・・・。

「えへ。えへへ。」

よくわからない返事をしながら佐紀たちは、一番奥のいつも座る場所に座った。
向かい合わせの四人掛けのテーブル。何の迷いもなく並んで腰掛ける佐紀と千奈美。
千奈美を奥に座らせ、佐紀が通路側に座る。

(ちょっと待ってよ・・・なんかすごい自然なんですけど・・・。)

メニューを見る。桃子の目にはどれもがおいしそうに見える。

「いや〜ん、決められないよぉ。佐紀ちゃんはどれにするのぉ?」

顔を上げて佐紀を見る桃子。

(ちょっと待ってよ・・・何よそのメニューの持ち方は・・・。)
(佐紀が右手で千奈美が左手で一つのメニューを持つって・・・)
(身を寄せ合って見てるって・・・ちょっ・・・顔が近すぎない?)

桃子は取りあえず広島風お好み焼き『豚肉マシ野菜マシ』にした。
二人はまだ決めかねている。
店員の人の良さそうなおばちゃんがニコニコしながら近寄ってくる。

「佐紀ちゃんちーちゃん、いつものでいいの?」
「いつもありがとうね、学校帰りに寄ってくれて。」
「あら、今日は別のお友達も一緒なんだねぇ。」

「おっ・・・おばっ・・・。」
「あばばば・・・!」

慌てる二人。それをじっと見ている桃子。

(そんなに・・・なじみになるくらい来てるんだ・・・)
(二人で・・・?桃が誘ってもあまり一緒に帰ってくれないのに・・・。)

「えっとぉぅ、この広島風お好み焼き『豚肉マシ野菜マシ』くださぁぃ。」

「あ、佐紀も!」

「ちーも!」

(・・・なんかこのテーブルを挟んで見えない壁があるような気がするんですけど・・・。)

「こ・・・この店さ、家族でよく来るんだっ。ほら、ちーの家も近いし、よくお母さんたちと4人でさっ。」

佐紀が桃子に話しかける。

「・・・いまの店員さん『学校帰りにいつも』って言ってたよぅ・・・?」

「とっ・・・時々だよー。ねっ、ちー。」

「うん、ほら、部活もあるしさ。時々だよーあははは。」


いつもは自分たちで焼くが今日は店で焼いてもらうことにした。
出来上がるまでの間、三人はごく普通に会話する。

「ねぇー、佐紀ちゃんお祭り行ったんだぁ・・・?」

桃子が小首をかしげながら佐紀に聞く。

「えっ・・・うん・・・ちょっとだけ・・・ね。」

テーブルの下で千奈美の手をきゅっと握る。

「ふぅーん・・・誰とぉ?」

桃子は顔を佐紀に向けたまま千奈美を横目で見る。
少し怖い目・・・

実は千奈美は桃子が少し苦手だ。
小さい頃によく意地悪されたり泣かされたことがあったからだ。
もちろん今は普通に友達だけれど・・・。

「わ、私と行ったのっ!佐紀ちゃんと二人でっ。」

「ちょっと、ちー・・・。」

「ふーん・・・へぇー・・・佐紀ちゃぁん・・・学校の帰りに私の誘いを断ったのって・・・ふーん・・・徳さんと行くからだったんだぁ・・・。しかも二人で。」

じとーっした目で桃子が二人を見る。

「いや、だって先に約束してたし・・・。」

佐紀がおどおどしながら答える。

(なんか今日のもも怖いな・・・。)


「ちょっとー、何よ桃!佐紀ちゃん困ってるじゃん!」

千奈美が桃子を睨む。意に介さない桃子。

「ふーん。実はね、桃もみーやんと梨沙子と3人で行ってたんだぁ。」

「そ、そうなんだ・・・。」

(もしかして・・・見られてたのかな・・・それでこんなに色々聞いてくるのかな・・・。)

佐紀は動揺が顔に出ないようにしているため、変な作り笑いになっている。


運ばれてきたお好み焼きはかなりの量だった。

(そうだよね、お野菜とおにく増えてるんだもんね・・・。)

「いや〜ん、ももこんなに食べられな〜い。」

(相変わらず桃はぶりぶりだなぁ・・・。)

おもわず佐紀の顔がほころぶ。この店で出すものはどれも外れがない。
三人は「おいしぃー♪」を連呼してひたすら食べている。
食べられないと言っていたわりには桃子が一番食べるのが早い。
佐紀がまだ半分しか食べていないのに桃子は殆ど食べ終わっている。
千奈美は対抗するかのような勢いでひたすら食べている。ぽろぽろこぼして・・・。

「ふぅ。おいしかったぁ♪」

食べ終わった桃子はお水を飲みながら二人を見る。
小動物のようにもふもふと食べる佐紀ちゃん。

(やっぱり可愛いな・・・。徳さんも可愛く・・・ううん、綺麗になったなぁ・・・。)
(あ・・・佐紀ちゃんが徳さんのこぼしたのをひろってあげてる・・・。)
(徳さんの頬っぺたについたマヨネーズとソースを拭いてあげてる・・・。)
(なになに、『もぉー、ちーってばぁ・・・』って・・・)

(なによその私の見たことない優しい顔は・・・。)

(徳さんもその甘えた表情は何?)

(このテーブルにやっぱり見えない壁があるよぉ・・・。)

(なによ・・・佐紀ちゃん・・・)

(桃が佐紀ちゃん大好きって言っても冷たいのに・・・。)

(そんなに徳さんがいいの・・・?そんなに好きなの・・・?)

(桃の方がずっと女の子っぽいのに・・・徳さんなんてガサツで気が利かなくて・・・)
(時々・・・ちょっと可愛いだけじゃない・・・。桃なんか同じクラスなのに・・・)
(ずっと同じ学年だったのに・・・。)

(桃の方がいっぱい佐紀ちゃんの事見てるんだから!)

(桃の方がずっと佐紀ちゃんの事好きなんだから!)

(ずっと好きって言い続けてたのに・・・どうして・・・?)

(苦しいよぉ・・・こんな目の前で仲のいいところ見せ付けられるなんて・・・)

(やだ・・・涙が出てきちゃう・・・。)

下を向いて携帯でメールを打つ桃子。

『みーやん・・・やっぱり佐紀ちゃんは徳さんと・・・。雰囲気が違うもん・・・』
『壁があって崩せないもん・・・。桃はもうだめ。泣きそう・・・。』
『みーやん・・・頑張ってね・・・。』

送信・・・。

テーブルの横にあったペーパーナプキンで口の周りを拭く振りをして涙をぬぐう桃子。
まだ食べている佐紀ちゃんを優しく見つめている徳さん・・・。

(やっぱり・・・桃の入る隙間はないのかな・・・。でも・・・あきらめられないよぅ・・・)

(ずっと好きだったんだもん・・・。)

(みんなに「おかしい」って言われてもずっと好きだって言い続けてたのに・・・。)

(せめて・・・二人きりの時にもう一度だけ言いたいな・・・。)

(だめかも知れないけど・・・せめて・・・。)

(だめ、暗い顔しちゃだめ。佐紀ちゃんに嫌な思いさせちゃう。)

(どんなに苦しくても笑顔でいなきゃ。頑張るのよ桃。泣くのは一人きりの時だよ。)



「ぷはー!おいしかったぁー!」

やっと食べ終わった佐紀。

「おいしかったー。」

「ホント凄いおいしかったよぉ。桃また食べに来たいなぁ♪」

店員のおぱちゃんもニコニコして見ている。

「さて。ご飯も食べたし、どうしよっか。」

佐紀が身を乗り出して言う。

「・・・桃は帰るね。」

笑顔を作るんだけどやっぱり寂しそうな顔になる。
佐紀が

「どうしたの?桃・・・。」

と心配そうな顔で覗き込む。

(だめ・・・佐紀ちゃん・・・そんな顔で見ないで・・・)
(せっかく我慢してるのに・・・。)

千奈美も心配そうな顔で見ている。

「もも・・・ね、一緒に遊ぼう?」

(だめだよ徳さん・・・。少し・・・一人になりたいよ・・・。)

会計を済ませ店の外に出る。秋の風が涼しくて気持ちいい。

「じゃあ、桃は帰るねぇ。佐紀ちゃ〜ん、また学校で会おうねー・・・。」

手を振り走っていってしまう桃子。

「・・・なんか桃・・・変だったよね・・・?」

「うん・・・いつもの桃と違う・・・。」



また佐紀の家に戻る。干していた洗濯物はすっかり乾いている。
二人で取り込んで畳む。喉が渇いたので麦茶を出してグラスに注ぐ。
またソファに座り一息つく。

「はぁー。なんか疲れたぁー。」

背もたれに寄りかかりながら千奈美が伸びをする。
その隙に千奈美の腿に跨り抱きついてキスする佐紀。
ソースの味のキス。抱きついたまましばらくじっとしている。

(やっぱり凄く落ち着く・・・。)

「ねぇ・・・佐紀ちゃん・・・。今夜は・・・。」

「うん、わかってるよ。そろそろ帰らなきゃね。宿題もたまってるし。」
「あ・・・やばい・・・課題の製作まだ何もやってない・・・。ま・・・間に合うかな・・・。」

ずっと唇を重ねたまま喋る。小さく囁く声と吐息がお互いの体に染みてくる。

「いっぱい・・・いっぱいメールするからね・・・。会えないときはいっぱい・・・。」

千奈美の優しい声。

「うん・・・。でもたまに声も聞きたいな。ちーの優しい声・・・。」

「うん・・・。」

千奈美が佐紀に借りた服を脱いで着替えようとする。

「ねぇ、ちー・・・。よかったらその服・・・そのまま着てて?」

「え?だって佐紀ちゃんのお気に入りのジャージなのに・・・?」

「うん、だから。なんか・・・一緒に着てたりすると・・・一つになってるような感じがするんだもん・・・。」

「えへ・・・。うん・・・ありまと・・・。なんか・・・嬉しいよぅ。」


可愛い千奈美。


玄関まで千奈美を見送り、佐紀は宿題を片付け始める。
充実した時間を過ごしたせいか意外とはかどる。

(このままいけば夜には終わるかな・・・。)
(課題の制作は・・・明日でいいや。)

国語、数学、理科、英語と順に片付けていく。なんかお腹すいたな・・・。


時計を見るともう8時だ。佐紀は台所に行き冷蔵庫からラーメンを取り出して作り始めた。
ただ茹でるだけだからそんなに失敗はしないと・・・思う。
お野菜をたっぷり入れて煮る。そのまま麺を湯掻く。どんぶりにスープを作って・・・

(ほらね、少し麺が柔らかいけどおいしく出来たよ?)
(千奈美・・・いま何してるのかなぁ・・・宿題が終わらなくて苦しんでるかな?ふふ。)

残りの宿題を片付けて、後は明日に廻す。シャワーを浴びて歯磨きをして・・・。

(やっぱり・・・寂しい・・・。たった二日間だけど一緒に過ごした時間・・・。)
(お風呂も、洗面所も、リビングも、キッチンも、私の部屋も・・・。)
(全てに千奈美の残り香があるような気がする。)

目が潤んでくる。

(だめだよ、佐紀。もっと強くならなきゃ。千奈美だって頑張ってるんだから。)
(会いたいけど・・・少し我慢だね・・・。)
(メールで我慢しなきゃ・・・。)

照明を全部消して自分の部屋に上がる。メールはまだ来ない。
しょぼんとして口を尖らせる佐紀。長い睫毛が下を向く。
照明を常夜灯だけにしてベッドに潜り込む。

(あ・・・千奈美の匂いだ・・・。)

佐紀は掛け布団をぱたぱたさせてみる。

(えへっ。えへへっ。千奈美だぁ・・・。枕にも・・・いっぱい千奈美の匂い・・・。)

すこし千奈美のよだれの匂いがするけどそれが凄く嬉しい。
佐紀は顔をうずめて深呼吸する。

(えへっ。千奈美・・・。)

佐紀の携帯が鳴る。

(え・・・?電話・・・?千奈美からだ!)

「もっ、もしもしっ。」

「もしもーし。へへっ。佐紀ちゃぁん。泣いてないでちゅか?」

「な・・・泣いてないもんっ。・・・うそ。少し泣いた・・。」

「えへへ。ちーもね、少しだけ寂しくて泣いちゃったの・・・。」


「えへ。」

「えへへ。」

電話越しの声でもこんなに嬉しいなんて・・・。

「明日は朝にはもう帰ってきちゃうんだよねー。」

「うん。また・・・学校で、だねっ。」

他愛のない話。甘い囁き。電話越しの・・・キス。誰かに聞かれたら恥ずかしいけど・・・

(可愛い「ちゅっ。」って音。千奈美の匂いが残る布団。一人でも寂しくないよ・・・。)
(でも豚さんのぬいぐるみは抱いて寝ないとね。)

「じゃあ、おやすみなしゃいですー。」

「うん。またメールしゅるー。」

携帯を充電器にセットして豚さんに抱きつく。

「ねぇ・・・ちー・・・佐紀ね、今ね、すごく幸せなんだよ・・・?えへ。・・・おやすみ。」

ちゅっ。

千奈美・・・

大好き・・・。

コメント(11)

>だんける

この続きの桃子なんて自分で書いてて泣きそうになってしまいました
(ノД`)シクシク
もうね、目の前でこんなこと言われたら99.5%の男はももちに落ちちゃうんじゃないかってくらい切ねーのれす(ノД`)シクシク

俺は0.5%だけど
ももち・・・
ももち・・・
健気なももちに落ちたょ
(((((⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク


州*‘ o‘リ<うらぎりもの!

州´・ v ・)<・・・
ももちに墜ちました(;つД`)シクシク
が・・・がんばれももちぃexclamationexclamationexclamation
佐紀ちゃんはももちのものだおexclamationexclamationexclamation
>69組員

次回のももちには自分で書いてながら落ちそうになりました(ノД`)シクシク

>VAL兄

実は桃子を慰めるのは・・・意外な人物にしようかと目論んでます从*´艸`)

>はろじゅうさん

自分の願望なのか佐紀ちゃんはみんなに愛されてもててる役になってしまうのれす
1枚目の写真・・・千奈美の表情が・・・(*´Д`)/ヽァ/ヽァ

ももちを慰めるのは誰なんだろう!?+(0゚・∀・) + ワクテカ +
>KENちゃん

もうね、友理奈ヲタな千奈美もいいんだけどこの佐紀ちゃんと一緒のときの千奈美の安心しきったような表情がまた(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア

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