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ラテン(イベロ)アメリカ文学コミュのヘルタ・ミュラーとメキシコ

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 ヘルタ・ミュラーは、2000年にゲーテ協会とドイツ大使館の招待でメキシコを訪れている。

 コヨアカンのヘスス・レジェス・エロレス文化センターにて自作の公開朗読を試みた。

 そこではじめてラテンアメリカのスペイン語文学に触れたというのだが、ラテンアメリカを自作を朗読しながら歩くというのも、本人にとっては、自由の行使であったらしい。

 ニホンでの翻訳作品は一冊のみ、しかしスペイン語には四冊ほど翻訳されているという。

 残念ながらニホンでは一面的な興味をひいたのみで、積極的にひとに働きかけるほどの意味をもったか不明。


(二枚目の写真は、ヘルタさんの生家ということ。現れているひとがだれかわかりません。ただ猫のポーズが気に入ったので。。。AP電)

 本日のホルナダ紙では、文化欄をヘルタ・ミュラーのために四頁ほどを費やした。
 ドイツ文学系の専門家が、それなりにわりと詳しいコメントを残している。

 ある評者は、ガルシア=マルケスでのカリブ海域の独裁者のなしたことによく通じていたならば、ルーマニアにおいてのヘルタの作品への理解も深まることだろうと語っている。

 要は、ヨーロッパでの周縁ブンガク、といわないまでもヨーロッパ文学のなかの周縁性と言い換えてもただしいだろう。

 多数に対する少数民族、しかもそれが政治的コンテキストにたたされたとき。

 思い出す事例には事欠かない、たとえばカネッティも流浪のエスニックグループの一員であったし、ギュンター・グラスもドイツにもポーランドにも、一歩距離をおいていたようにみえる。

 ここでヘルタとおなじような境遇をしいられたミラン・クンデラがなぜ無視されるのか、不可解ではあるが。

 それにおなじく政治的迫害に虐げられた文学者といえば、ラテンアメリカでも、エルネスト・カルデナル、あるいはアルゼンチンのフアン・ヘルマンあたりも名がうかんでくる(この二人とも候補者に名を連ねてはいる模様)。

 ということで、ホルナダ紙ではつぎのように伝えている。

http://www.jornada.unam.mx/2009/10/09/index.php?section=cultura

コメント(3)

 さて、2011年のノーベル文学賞はスエーデンの詩人トーマス・トランストロンメル氏。
 このひとは、1981年にモレリア市で毎年、開催されている詩の国際フェスティバルの第一回目に参加しているとのこと。
 それを語っているのは、メキシコの詩人アルベルト・ブランコ氏。
(10月7日のホルナダ紙より)
 ヘルタ・ミューラーが、今年のノーベル文学賞受賞者莫言を厳しく批判した記事がスエーデン紙に掲載され、あっというまに世界中のメディアが取り上げる。もともと賛否双方があったが、ここにきて体制からの弾圧に苦しんだひとからの生の声は価値あるものと思われる。

http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012112501001050.html
09年9月、ドイツのフランクフルトで行われたブックフェアで、数人の中国人反体制作家の作品が参加したため、中国政府はブックフェアをボイコットすることを決定し、莫氏はこれに賛同して国内外から批判を受けたこともあった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121020/chn12102007000000-n2.htm

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