ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

クリスタルゾーンコミュの情報 ニュージーランドに於ける新コロナ対応

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
英米メディアが絶賛、ニュージーランドがコロナウイルスを抑え込んでいる理由とは


4/13(月) 17:40配信

ニューズウィーク日本版







英米メディアが絶賛、ニュージーランドがコロナウイルスを抑え込んでいる理由とは


「危機時におけるコミュニケーションのお手本」.....


──NZ首相は「危機時におけるコミュニケーションのお手本」と評価されている......

■ 入国規制、経済対策など迅速な対応

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大を抑えようと各国が苦労する中、ニュージーランドの取り組みに注目が集まっている。


ニュージーランドは4月13日午後1時(現地時間)現在、感染者数1349人(未確定を含む)、入院者数15人、死者数5人となっている。同国の人口は500万人弱。

英米のメディアは、ニュージーランドで新型コロナウイルスの感染拡大が抑えられている理由は、その「独特な取り組み」にあるとして、ジェシンダ・アーダーン首相の指導力を絶賛している。米ワシントン・ポスト紙は、他国が感染症を「抑制」しようとしている中、ニュージーランドは「排除」しようとしている、と描写した。

ニュージーランドの取り組みで特徴的なのはまず、対応が早かったことだ。2月3日の時点で、外国籍の人全員を対象に、中国からのフライト(トランジットを含む)での入国を禁止した。ニュージーランド国籍を持つ人や永住権を持つ人、その家族は入国が許されたが、14日間の自主隔離が求められた。

2月28日に同国初の感染者が確認されると、すぐに入国禁止対象国を拡大。さらに3月19日には、自国民や永住権保有者以外は、全世界どの国からも入国を禁止とした。ニュージーランドは、海外からの観光客数が年間で390万人に達する観光大国ではあるが、決断は早かった。

また、全面的な入国禁止に先立ち3月17日、感染予防策による経済的打撃への対抗策として、ニュージーランドGDPの4%に相当する121億NZドル(8000億円弱)規模の経済対策を打ち出した。

ニュージーランド屈指の伝染病学者である、オタゴ大学のマイケル・ベイカー教授はワシントン・ポスト紙に対し、「毅然とした態度で脅威に対峙した」とアーダーン首相を評価。同教授はさらに、他国が段階的に手を打つ中、ニュージーランドの対応はその真逆だったと指摘した。

■ 指導力の高さで高支持率

もう一つ特徴的なのは、アーダーン首相のコミュニケーション力と指導力の高さだ。ニュージーランドが「鎖国状態」に入った翌日の3月20日、アーダーン首相は官邸からテレビ・メッセージで、国民に語りかけた。ニュージーランドで首相が官邸からテレビで国民に呼びかけるのは、1982年以来初めてだったという。

テレビ・メッセージでアーダーン首相は、「厳しく、迅速に」措置を取ると同国の戦略を説明。しかし同時に同首相は終始笑顔で語りかけ、メッセージの最後には「どうか、強くいてください。思いやりをもってください。そしてみんなで一つになってCOVID-19に対抗しましょう」と国民に訴えた。

米CNNは、オークランド大学のスージー・ワイルズ准教授の談話を紹介した。英国出身の同准教授は、ボリス・ジョンソン英首相が国民に対し「愛する人を失うことになる家族が今後増えるだろう」と発言したことに触れ、アーダーン首相の場合、経済だけでなく人命も大切にしていることがはっきりと伝わってきた、とCNNに話したという。

アーダーン首相はこれまで、新型コロナウイルスに対する政府の戦略について、声明文、記者会見、インタビュー、SNSなどを通じて国民に説明し、理解を求めてきた。英インディペンデント紙によると、その際には一貫して、はっきりと分かりやすいシンプルな言葉を使い、常に落ち着いて信頼感を保ちつつ、フレンドリーな伝え方をしてきたという。

インディペンデント紙は同首相のこうした手法を、「危機時におけるコミュニケーションのお手本」だと評価する。同紙はまた、新型コロナウイルスへの対応により、アーダーン首相の支持率が非常に高いことにも触れている。

■ ロックダウン解除後も長い闘いを予測

ニュージーランドでは、3月24日に緊急事態宣言が発令され、翌25日に警戒レベルが最も高い「レベル4」に引き上げられた。これを受け、25日に4週間の「ロックダウン」に入っており、4月22日まで外出制限は続く見通しだ。

こうした成果もあってか、4月9日の時点では、新たな感染者数が5日連続で減少。回復した人の数も新感染者数を上回っていた。この時点では死亡者数も1人だった。アーダーン首相は同日の記者会見で、ロックダウンを緩める予定はないとしながらも、「危機は脱しつつある」と述べた。

ところがその後4人が亡くなり(13日時点)、新たな感染者数も増減を繰り返している。そのため、まだ予断を許さない状態ではある。しかしこのまま、感染者数が増加傾向に再び転じなければ、4月22日には予定通り警戒レベルが3に戻され、ロックダウンが解除されると見られている。

ニュージーランド国営ラジオRNZによると、ロックダウン後の生活については、数日のうちに概要が発表されるとみられているが、詳細は22日の直前になる見通しだ。アーダーン首相は、コロナウイルスとの闘いを「マラソン」と表現し、長くなるとの考えを示しているという。
.
松丸さとみ

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

クリスタルゾーン 更新情報

クリスタルゾーンのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。