論語の言葉コミュの（予算平成）日本の頭脳をうまく使いこなすことこそ、政治家の手腕

（予算平成）日本の頭脳をうまく使いこなすことこそ、政治家の手腕

緊張感あるパートナーシップ　〜小鮮を煮るがごとく（老子）〜

政策の決断を誰がするかが大事ではないか！


■脱官僚依存に逆行? 質問取り（立花隆氏）
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=990370&media_id=2

＞　自民党政権では、国会答弁資料を作成するために、官僚が事前に与野党議員から質問内容を聞き出す「質問取り」が慣行となり、国会での質疑では多くの閣僚が官僚作成の答弁要領を読み上げる光景がみられた。

＞　「脱官僚依存」を掲げる民主党は国会論戦も政治主導で進める方針で、小沢一郎幹事長は官僚の国会答弁を禁止する国会法改正案の臨時国会提出を目指している。それに逆行するかのような政府側の対応に自民党からは「言行不一致だ」との声も上がっている。

　9月18日の共同通信の配信コラムで、評論家の立花隆氏が指摘した鳩山政権の力量不足に納得してしまった。

（コラムから、抜粋）　
　深夜に成立した鳩山政権の閣僚が、「明治維新以来の革命だ」、「新しい歴史が切り開かれた」等々、並べ立てるが、実際の政治システムの中身が見えない。
　また、政治は待った無し、命の直結している事業が日々動いている。鳩山政権は、実質９月１日には成立していたのに、その対策が全くできていない、・・・。 （以上、新聞から引用）



　上記のことを書いたが、実際細部まで把握するには、1年くらいはかかるのではないか？

・仕事は、信頼と緊張感が必要
　私は建築設計の仕事をしているが、住宅で660業種、病院や特殊建築物では百業種を越える職種の人が関わります。仕事へすべてh細部まで施工法は把握していますが、工期はありますから、いちいち重箱の隅をつつくように、現場へ出向いて確認をしていたら、予定工期の３倍から４倍の時間を要します。

信頼があるからこそ、日本建築の完成度の高さがあると思います。

日本人の真面目さは、世界トップクラスにあると思います。

要は、政治家が最終判断をする仕組みを作れば良いのではと考えます。

ただし官僚側に、これまでのように事務次官会議で全部審議が終わり、報告するだけの資料提出では、こどもの用事と同じになります。情報はすべて開示、決定は政治家、これが定着すれば、もっとスムーズに決裁が進むように思います。


冒頭に書いた、立花隆氏の指摘しは非情に的を得ているように感じます。

馴れ合いが一番の、凋落、腐敗、汚職につながります。

緊張感をもつ事、良心（良識）を常に、政治家も官僚も、自分に問い続ける事が必要と思います。社会が変化すれば、良識も動きます。馴れ合いの官僚では、世界の変化についていけません。

・アフリカの某大使館
　私の同級生が、バイクで１８万キロ回り世界９３ヶ国を訪問しました。回った国で、日本の大使館に必ず訪問するのでが、「何しに来た、早く事件を起こさず国外へ出てくれと、本人宛の手紙を渡された」と嘆いていました。
　同級生は、ホンダ・コニカの支援を受け、世界を主催していたジャーナリストです。風采で、判断したその大使は、日本から車を公費で３台輸送させ、平日にゴルフに興じていたと、話していました。何処の国とはいいませんが、外務省の日本旅行者を見下した態度に激怒したと語っていました。
　余談が長くなりました。

　こんな官僚には、厳しくして欲しいですが、多くの官僚が良識ある人材と思います。意見の対立も必要ですし、友好的な政策議論も必要と思います。日本頭脳をうまく使いこなすことこそ、政治家の手腕と思います。


＜以前の日記＞
（立花隆）過度の「脱官僚依存」は危険、を読んで（2009年09月18日）
■内閣の支持率は77％ 毎日調査
　http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=964516&media_id=2