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世界遺産コミュの世界遺産域内の生き物再発見

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世界遺産を訪れた際、その域内に生息する生き物の不思議に感心したり、感動したりすることが多いと思います。

そんな不思議な生き物や感動を与えてくれた生き物があったら教えてください。

写真は、紀伊山地のニホンカモシカ(06.6.11撮影)

コメント(56)

ハナグマ@ティカル遺跡(グアテマラ)です。
イグアナ@ウシュマル遺跡(メキシコ)です。
先月、知床の世界自然遺産登録時に勧告した課題の取り組み状況を確認するユネスコと国際自然保護連合の現地調査が終わりました。
知床半島沿岸は依然厚い流氷に覆われており、トド・オジロワシ・オオワシ・ゼニガタアザラシなどが生息しているとか。これまで冬の間、立ち入れなかった知床五湖周辺の散策ツアーが2/1から3/22までの51日間、ガイドの引率を条件に開放されていますが、南風が流氷を押し戻す春はまだ遠いそうです。
ところで、トドは現在、北太平洋に約10万頭まで減少し、絶滅危惧種となっていることをご存知でしょうか?米国やロシアなど多くの国が手厚く保護しているのに対し、わが国は、トドが漁網を破ったり、漁業資源を食べる害獣として駆除する対応をとっています。07年から水産庁のトド生息数調査などに基づき上限を120頭とし、知床の捕獲枠8頭のうちこれまでに4頭を捕獲したうえ、食用に供しているとか。
調査団は「トドは国際的に絶滅に瀕している種なので、捕獲による頭数調整は、どうしても必要なときだけ行うべきだ。その上、捕獲されたトドの食用は世界遺産地域では適切ではない」と不快感を示しているようです。

ロケハンのコミュに動物写真UPしました。ご参照ください。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=561068&comm_id=58903
アルバムを見ながらのコメントです。
バンフは、国立公園の中にある観光の中心地です。あの有名なホテルとちょっとした街並み、そして周辺に広がるそのまんまの大自然は凄く魅力的です。

人通りが少ない街外れの道路脇でヘラジカ(ムース)が草を食み、通行人お構いなく道路を闊歩するヘラシカにも出会いました。カメラを構えて近づこうとしたら、「ムース、ムース危ない!」と現地の方に強く押し留められたので良く覚えています。
夏の知床にいたエゾシカ

角がそのままあって、ちょっと危険な感じがした。
住居の脇の草むらにいた。知床では不思議なことじゃないのかも。


冬の知床にいたオジロワシ

車で走ってたらいた。堂々としていてかっこよかった。
天然記念物?絶滅危惧種?だよね。貴重な体験ができたと今でも思う。
マチュピチュ遺跡の中では、何頭かのアルパカやリャマが放し飼いなっていました。頭の位置が成人男性位のアルパカかリャマは、目がきれいでおとなしい動物です。
現地ガイドさんの説明にでは、アルパカとリャマの区別は難しいらしく、一般的には民族衣装のペルー人一緒に撮影する観光用リャマの多くは首か耳に飾りを着けているけど、アルパカは何も着けていないとか。
ら〜さん

それ、ムカデじゃなくってヤスデっす!

日本でも南の島に行けばウジョウジョいますよ!

触ると便所臭いのですよね〜〜

マジに臭いっす。

まあ、簡単に言えば

 ヤスデは臭いけど 毒はない
 ムカデは毒はあるけど、食えるし薬にもなる

って感じかな〜〜〜

本当に生物が好きな人なら、違いは一目瞭然なのですけどね
>28
28は私の「なりすまし」です。
トップの写真から文まで無断転載しています。

画像の無断転載は著作権の侵害になります。

もしこれからも私の著作権を侵害されるつもりでしたら、しかるべき措置をとらせていただきます。
世界遺産・紀伊山地霊場と参詣道のほんの一部である「大峰山系の山」には、同じ山でもコースを変え、時期を変えて登っています。登山の楽しみの一つは、旬の時期にしか見られない花と紅葉です。 そして、一番良く見かけるのが鹿、次がイノシシです。カモシカに出会えるチャンスは少ないです。
*「登山大好き・日記」です。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=423922948&owner_id=9760256
セラード自然保護地域で昨年発見された、脚のないトカゲ、オポッサムのような哺乳類、とても小さな啄木鳥、角があるヒキガエルなど14種もの新種の中で、「脚のないトカゲ」の学名が「Bachia oxyrhina」と決定したとか。

なお、「セラード自然保護地域」はブラジルの自然世界遺産です。ここは、半年以上雨が降らない乾ききった大草原が広がり、世界でも類のない不思議な生態系が見られるそうです。大草原で先ず目につくのは、無数に立ち並ぶ巨大なアリ塚で、その数は数千万にも及ぶといわれています。この土の塊には珍獣オオアリクイやキツツキの仲間アリツカゲラなど、たくさんの風変わりな生き物が集まってくるようです。

その他、この大平原は多様な動植物が生息している自然の宝庫で、たくさんの貴重な種がいます。例えば、鳥類のスミレコンゴウインコや、クロアイサや、マメシギダチョウ、および、哺乳類のアメリカヌマジカや、ミツオビアルマジロなどです。みな、絶滅の危機にある種です。
しかし、セラード地域も残念ながら人間による開発が進んでいます。何とか、この野生の王国を残したいものです。
世界遺産・興福寺の猿沢ノ池の人気者!カメの甲羅干しです。
カメは、池のあちこちに可なり多く住んでいて、クサガメ、アカミミガメなど数種類です。
今年二月中米ホンジュラスのコパン遺跡で見かけたオウムです。動物園やバードパークでは人気者でよく見かけますが熱帯ジャングルに群れているのを見るのは初めてでしたので感激しました。まだ青いグァバの実をかじったり、大きな羽音をたてて飛ぶと大変キレイでした。ジャングルに埋もれた文明、マヤ遺跡ではティカルでも見かけましたしあちこち普通にいる鳥のようでした。くちばしの大きなトッカーノも時々見かけましたがうまく写真は撮れませんでした。
同じホンジュラスのコパン遺跡でのキツツキです、アカゲラですかね。
「世界遺産・タスマニア原生地域」は、タスマニアデビルの分布域として有名です。その他この地域には、ウォンバットやカモノハシなど、多種多様なユーラシア独特の生物種とか、この島の固有種が生息しています。

オーストラリア当局は5/22、顔にできる腫瘍により生息数が70%も減少したことから、タスマニアデビルの保護レベルを、「危急」から「絶滅危機」に引き上げて保護を一段と強化する方針を発表しました。
なお、タスマニアデビルは、豪タスマニア州のみに生息する肉食有袋類。体重5−13kgで黒い毛皮に覆われ、胸に白い模様があるのが特徴です。
仮に当該腫瘍の流行がが収束したとしても、いちど食物連鎖の頂点を追われた動物が元の地位・生息数・生息地域に戻ることは可なり難しいとかで心配をしています。
「世界遺産・ヴィルンガ国立公園」で、今年に入って多数の動物が戦闘の犠牲!
コンゴ民主共和国政府側と反政府勢力の戦闘が激化した昨年以来、ヴィルンガ公園で多くの激しい戦闘が行われています。
これまでの動物犠牲の全体像は定かでないが、前週だけでチンパンジー4頭、象11頭、河馬3頭、鳥類などが殺されているようです。

なお、ヴィルンガ国立公園は、1925年に設立されたアフリカ最古の国立公園で、マウンテンゴリラなどの絶滅危惧種が生息し、世界屈指の河馬の生息地として知られるエドワード湖もあります。1980年に2万7000頭いた河馬は激減し、現在は300頭を下回っているという悲しい現状です。
特に、同公園内には、世界に残された700頭のマウンテンゴリラのうち半分が生息していますが、ほとんどのゴリラは戦闘地帯から逃げています。しかし、避難したゴリラの群れがほかのゴリラの群れの縄張りに入ってしまい、ゴリラ同士の衝突に発展することも多いようです。
また、生息地に入る兵士の数が増えれば人間の病気にも感染しやすくなり、マウンテンゴリラにとっては致命的な影響を与えかねないと、野生生物当局は危惧しています。
ペルーのサン・マルティン県にある「リオ・アビセオ国立公園」はユネスコの世界遺産です。
同公園内には、野生動物が15種(うち絶滅危惧種は6種)と約5000種の植物が生息しています。更に、30以上のアメリカ先住民の遺跡が存在していることから複合遺産でもあります。
登録の理由は前記の外、かつて絶滅したと思われていたヘンディーウーリーモンキー が生息していることも大きな理由の一つです。

なお、2009年8月現在、危機遺産リストに掲載されている全31件のうち、ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)他14件の世界自然遺産が、内戦とか、動植物の採取・密猟などによって危機に瀕しています。
ニュージランドの世界遺産ミルフォードサウンド観光ツアーの際に、フィヨルドを航行中のクルーズ船上から撮った オットセイ です。
ニュージーランド南島南西部にある世界遺産ミルフォードの多雨林地帯の中にある駐車場内で ケア(キーア)を撮影しまた。しかし、ケアの顔が撮れなかったのは残念です。数人の観光客がケアを撮るため近寄ったので甲高い声を発して飛び去りました。
ケアは世界的に希少な山岳オウムだそうです。
写真の通り、鈍く鮮やかなオリーブ色の羽を全身にまとっていて何とも綺麗でした。顔や目は確かにオウム、嘴が少し長めでちょっと内側に曲がっていました。
世界遺産マウントクックの雄姿や氷河を望みながら歩く人気コース、フッカーバレーハイキングの途中で撮影した カモ(マガモより少し大きい) の仲間です。
後で、現地ガイドさんに尋ねたところ、「パラダイスシェルダック」というそうです。そして、黒っぽい色が雄、頭の白いほうが雌だとか。
世界遺産「平城宮跡(奈良市佐紀町)」をメーン会場とする、平城遷都1300年祭の会場内を散策しました。
平城宮跡内に、復元された第一次大極殿前の池で 獲物を狙って佇む 白鷺です。
オーストリア・ザルツブルクにある「世界遺産ハルシュタット」で出会った「カモ」の群れです。
ハルシュタット湖の湖面に写る町の姿は夢のように美しかったです。湖畔を散策していたら、カモの群れが餌をねだって船着場の浅瀬に近づいて来ました。
世界遺産・古都奈良の文化財の資産のひとつ「春日大社初詣」の途中に何度も見かけた鹿です。
世界自然遺産 「小笠原諸島」の「父島」

ここで「目撃した」のではないのですが
「猫」に感動しました。

というか「固有の生物を食べてしまう、猫」を
「駆除」するのではなく「島外に移住させる」という
そんな取り組みが行われている事に。です。

島には、唯一、大コウモリしか、ほ乳類は存在しなかった。
という小笠原。
人間が連れて入ってしまった野生化動物に混じってしまったのが
元々は飼猫だった、「ノネコ」です。

これを島の自然から排除しなければ、間違いなく
「天敵となるほ乳類無しで数万年生きて来た固有種」が
滅びてしまうのは時間の問題でした。

そして、普通なら「猫を捕獲して、殺す」のが
当然の成り行きになるのですが。。。。。

なんと、ココでは捕獲した猫を東京の本土に連れ帰り
有志の獣医さんたちが馴化させた後
新たな里親を探して、飼ってもらう。という
そんなプロジェクトが進んでいました。

こんなプロジェクトは、動物愛護の先進国
と言われている、西欧諸国でも聞いた事が無い、そうです。
素晴らしいやり方だと思います。

是非、小笠原を訪れる動物好きな方には
このプロジェクトにも興味を持っていただけると嬉しいな。





>>[48] 、こんにちわ。

素晴らしいコメントを読んで、何時だったか?関連記事を読んだことを思い出しました。
小笠原の自然保護と駆除された野生ネコ(ノラネコ?)の里親という考え方は凄いです。野生ネコの飼育方法が分らない段階で、里親になることを決心された獣医さん行動に感動!敬服しています。その後の経過は存じませんけど、野生ネコが懐きやすいか否か心配をしています。

一方、原発事故により警戒区域などで保護されたネコなどの動物達の取り扱いも大変なんです。一例ですけど、保護団体による動物達の捕獲、放射線検査やシェルター保護など活動をテレビで見たことがあります。動物達は人間拒否!しかし、どの動物達も愛情に飢えて、人懐っこいんです。早く飼い主の下へ!ぜひ温かい家庭にもらわれてほしいものだと思います。
かつて、ニュージーランドの世界遺産・フィヨルドランド国立公園内を観光した際、季節と運に恵まれたのか、「オットセイ」と「クレステッド・ペンギン」、「ケア」(高山に生息するオウムの一種)を見ることができました。
ニュージーランド観光。モナヴェル邸の庭園内を流れるエイヴオン川縁のベンチで一休みする ダック(鴨)の仲間です。
かつて、ニュージーランド周遊の際に何度も出会った羊の群れです。「羊の国」のイメージ通りだけど、国民1人に対して約7頭と羊の数は年々低減しているそうです。
なお、ツアーで定番観光の「羊の毛刈ショーと牧羊犬のショー」を見物したけど、ショーに展示された羊の種類は様ざまで20数種類もありました。
オーストリア・ザルツブルク市街の歴史地区内で客待ちする馬車を曳く小型の馬たちです。
世界遺産に傷をつけたり、野生動物に接近したり… 暴走する観光客は、罰金も怪我のリスクも怖くない?(Business Insider Japan・7/24 転載)
 この夏、観光客はイタリアのコロッセオを傷つけ、アメリカのイエローストーン国立公園ではバイソンに接近した。こうした行為は罰金や怪我につながった。ただ、当局はこうした行為をなかなか防止できずに苦労している。
 旅行者が増加する中、問題はますます悪化しそうだ。この春から夏にかけて、観光客の振る舞いはひど過ぎる。
 イタリアのローマでは、コロッセオ —— 2000年の歴史を誇る、年間600万人が訪れる古代の円形闘技場 —— に傷をつけた観光客たちの様子がカメラに捉えられた。自分や恋人の名前を刻んでも、もちろんコロッセオの価値が高まることはない。
 一方、アメリカでも観光客が負けじとイエローストーン国立公園を"おとなの遊び場"のように扱っている。
 国立公園局が2000ポンド(約900キロ)もあるバイソンからは最低でも25ヤード(約23メートル)離れるよう警告しているにもかかわらず、観光客がバイソンに接近し過ぎている様子を捉えた動画がたくさん出回っている。
 6月には、観光客の女性が遊歩道から外れて温泉に手を突っ込み、「熱い!」と叫んで逃げ出す映像も投稿された。5月には、観光客の男性が川岸から引き上げたバイソンの子どもが安楽死させられた。のちに男性はバイソンの子どもを助けようと思ったと話した。
 国立公園局が2000ポンド(約900キロ)もあるバイソンからは最低でも25ヤード(約23メートル)離れるよう警告しているにもかかわらず、観光客がバイソンに接近し過ぎている様子を捉えた動画がたくさん出回っている。
 イタリアではコロッセオに傷をつけたり、落書きをした人間に対し、1万5000ユーロ(約240万円)以上の罰金や5年以下の懲役を科すとしている。
 アメリカでは国立公園局が教育に力を入れていて、看板を設置したり、職員の見回りを強化して観光客に愚かな振る舞いを止めるよう警告するとともに、罰金を科すなどしている —— バイソンの子どもを移動させた男性は起訴され、約1000ドル(約14万円)の罰金を科された。
奄美・沖縄が世界自然遺産に登録…アマミノクロウサギ、イリオモテヤマネコってどんな動物?
(REANIMAL・2021.7/31一部転載)
 第44回世界遺産委員会にて、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産の登録が決定した。日本で5つ目の世界自然遺産となる同エリアはアマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなど貴重な固有種が多数生息する。
 代表的な野生動物は、奄美大島・徳之島のアマミノクロウサギ、西表島のイリオモテヤマネコ、沖縄本島北部のヤンバルクイナ だが、他にもトゲネズミ、オオトラツグミ、ルリカケス、リュウキュウイノシシ、ヤエヤマセマルハコガメ、アマミヤマギシ、アマミイシカワガエル、その他珍しいクワガタや蝶、カエルなど多様な生物の宝庫でもある。
〇奄美大島:クロウサギとトゲネズミ
 アマミノクロウサギは、ウサギ目ウサギ科の動物だが耳が小さい特徴がある。体色は名前のとおり黒、黒褐色だ。体長は50センチ前後。体重は1.3〜2.7キロほど。木の洞(うろ)や岩穴を巣とし、寿命は15年(飼育下の記録)ほどだという。鹿児島県の奄美大島と徳之島のみに生息する。
 生息数は2003年の調査データで、奄美大島2000から4800頭、徳之島200頭という数字が残っている。レッドリストでは絶滅危惧種となっている。奄美野生生物保護センターによれば、小さい動物なので野生下では個体を1頭ずつ数えることが難しく、生息域の糞などの痕跡からの推計となるそうだ。
 アマミノクロウサギにとっての脅威は、「森林の減少、マングースによる捕食、犬猫による被害、交通事故」。これらはヤンバルクイナなど他の野生生物にとっても同様だ。
 トゲネズミは、扁平につぶれたとげのような体毛を持つ野ネズミ。奄美大島、徳之島、沖縄に生息するが、近年の研究で、アマミトゲネズミ、トクノシマトゲネズミ、オキナワトゲネズミ の3種類に分類された。
 他にケナガネズミという種もいる。ケナガネズミは沖縄全土 、奄美大島、徳之島に分布しているが、トゲネズミ3種は奄美大島、徳之島、沖縄ごとに分かれている。
 これら3種のトゲネズミは、マングースや野猫・野犬の捕獲、生活エリアのTNR活動他、保護活動によって生息数は安定してきたとされるが、レッドリストではアマミノクロウサギと同様に絶滅危惧種IB類に分類されている。
〇沖縄島北部:ヤンバルクイナ
 ヤンバルクイナは、沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる山岳森林地帯に生息する鳥。体重に比べて翼の面積が小さいため飛ぶことができない鳥だ。レッドリストでは絶滅危惧種IA類。IB類より絶滅の危険が高い状態だ。
 生息数は発見当時(1985年)には1800羽ほど、その後の森林開発、マングース分布の北上などにともない2005年の調査では約700羽まで減少した。
その後マングース駆除や保護活動により、現在は1500羽ほどではないかという。生息域も少しずつだが南に広がってきているそうだ。
 ヤンバルクイナも犬猫による被害や交通事故による被害を受けている。鳥類のヤンバルクイナは昼行性のため明るい昼間の活動で車にはねられる被害が発生している。北部の山道は狭くカーブも多いため、ドライバーの発見が遅れがちだ。飛べない鳥のため交通事故は、他の野生動物と同様に深刻な問題だ。
〇西表島:イリオモテヤマネコ
 イリオモテヤマネコは体長50〜60センチほどのネコ科の哺乳類。ネコ科だがいわゆる猫耳ではなく丸みを帯びた耳殻と太いしっぽが特徴だ。名前のとおり西表島のみにしか生息が確認されていない貴重な野生動物。レッドリストは絶滅危惧種IA類で、絶滅・野生絶滅(保護環境下や本来の生息地以外での生息・繁殖)に次ぐランクとなっている。
 推定生息数は約100頭(2008年調査)。捕食動物なので犬猫の被害は多くはないが、交通事故や開発・気候変動による森林、マングローブの減少が大きな脅威となっている。開発や気候変動はイリオモテヤマネコが食料とする小動物、トカゲやカエル、昆虫などの減少にもつながっている。西表島にはマングースがいないため交通事故と森林減少が大きな問題だが、幸いにも2020年イリオモテヤマネコの交通事故は0件だった。
 西表島のように小さい島で、ヤマネコのような肉食動物が生態系に残っているのは世界でも類がない。狭いエリアの場合、獲物が減っていく可能性が高い。一般に肉食動物が広い縄張りや生息域を持つのはこのためだ。
 イリオモテヤマネコが西表島で生息できたのは、ウサギやネズミなどの以外に、蛇、トカゲ、昆虫など多様な動物を食料にしていたからと考えられている。奄美・徳之島・沖縄・西表島が世界自然遺産に登録されたのは、この動植物の多様性が認められたからでもある。
トロント:野生動物に餌を与えることが正式に違法に | カナダニュース報道局
(TORJA・2o23年4/8 転載)
 トロントでは野生動物に餌を与えることが正式に違法になった。
 今回の立法で唯一許されているのが鳴鳥用のバードフィーダー(鳥の餌箱)だ。餌をあげるのが日課になっていた人たちの間ではこれからバードフィーダーが人気になるかも知れない。
 公園でリス、ハト、カモなどに食べ物を与える人をよく見かけるかも知れないが、これからはたとえ自宅の敷地内でも公共の場所でもその行為に罰金が課せられるようになる。
 罰金はなんと365ドル。市は「この法律は野生動物を守るものであること」と理解を得ようとしている。
 動物が可愛いから、またはおなかを空かせているから、と人間の勝手な思いで食べ物を与えてしまうと、動物らは人間を怖がらないようになってしまう。さらにパンやシリアルを食べてしまうと、それは彼らにとって害でしかない。

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