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世界遺産コミュの世界遺産に関するニュース

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世界遺産に関わるニュースや記事等を認知したら、その内容をここで紹介してください。
情報交換を通じて、世界遺産に関する知識と理解を深めたいものです。
世界遺産とは、1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき「世界遺産リスト」に記載された、「顕著な普遍的価値」をもつ建造物や遺跡、景観、自然のことです。

コメント(32)

(ニュース)~世界遺産古墳を見る気球、ヘリウムガス充塡され膨らむ 堺市が運航へ
(朝日新聞DIGITAL・4/19転載)
 世界文化遺産の大山古墳(伝仁徳天皇陵)を上空から見られるようにしようと、堺市が気球運航を計画している。19日、運航に使う気球にヘリウムガスを充塡して膨らませる作業が、大山古墳そばの大仙公園(堺市堺区)であった。
 堺市によると、この日は直径23メートルの気球に数時間かけてヘリウムガスを充塡させた。運航の際は約30人乗りのゴンドラをつり下げ、搭乗者が地上100メートルあたりで古墳を見下ろせる位置にまで上げる。風に流されないようにワイヤで地上とつなぎ、ワイヤを使って降下させるという。
 テスト運航を重ね、5月25日に運航をスタートさせる。運航時間は午前10時〜午後6時、1回あたり10〜13分。料金は大人は3600円(市民2900円)
 (ニュース)~韓国「伽耶古墳群」が世界遺産へ ユネスコ諮問機関が登録を勧告
(ソウル聯合ニュース・5/11 転載)
 朝鮮半島南部に残る古代国家・伽耶の遺跡7カ所で構成する「伽耶古墳群」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しだ。
 韓国の文化財庁は4月11日、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が伽耶古墳群を世界文化遺産に登録するよう勧告したと伝えた。
 イコモスは各国が推薦した世界遺産の登録候補を調査し、登録の可否などを勧告する。イコモスが登録を勧告すれば、世界遺産委員会でほぼ問題なく登録が決定する。
 韓国が登録を目指す伽耶古墳群は、9月にサウジアラビアのリヤドで開かれる世界遺産委員会で登録されるかどうかが正式に決まる。 
 伽耶古墳群は慶尚北道の高霊池山洞古墳群、慶尚南道の金海大成洞古墳群、咸安末伊山古墳群、昌寧校洞と松ヒョン洞古墳群、固城松鶴洞古墳群、陜川玉田古墳群、全羅北道の南原酉谷里と斗洛里古墳群で構成。いずれも国の文化財史跡に指定されている。
(雑)~密教持ち帰った僧・円珍の史料、ユネスコの「世界の記憶」登録へ 日本からは8件目
(ABEMA TIMES・5/25 転載)
 中国から日本に密教の教えをもたらした僧・円珍に関する史料が、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」に登録されることになりました。
 ユネスコの執行委員会は24日、平安時代に中国の唐に渡り、日本に密教の教えをもたらした僧・円珍が持ち帰った文書群「智証大師円珍関係文書典籍」について、「世界の記憶」に登録することを決めました。現在のパスポートのような役割を果たした通行許可書「過所」も含まれています。
 日本からの登録は8件目となります。
 また、石川県白山市の「白山手取川」について、世界的に貴重な地質や地形があるとして「世界ジオパーク」に認定されました。国内では10件目です。
「マカオ功徳林アーカイブと手稿」がユネスコ世界の記憶リストに登録
(マカオ新聞・5/30 転載)
 このほど、ユネスコ「世界の記憶(記憶遺産)」リストに「マカオ功徳林アーカイブと手稿(1645-1980年)」が登録されたことが明らかとなった。
 1924年に設立された功徳林寺(マカオ・中区)は中国の嶺南地方で初めての女子仏教学院で、女性を対象とした無料の学校も併設した。
 今回世界の記憶に登録された内容は、明代末期から20世紀半ばにかけて作成された古籍、手稿、著名人の書簡、書画、古写真、貝葉経など6千点余り。女性の解放促進と地位向上などに関して世界的に重要な意義を持つと評価されたという。
 世界の記憶リストの登録は2年に一度で、登録申請は1国2件までと規定されている。今回、中国からはチベット医学の「四部医典」についても申請がなされ、同時にリスト入りを果たした。これで中国のリスト登録数は計15件となった。
 マカオ関連では、マカオ歴史文書館とポルトガルのトッレ・ド・トンボ国立公文書館が共同申請した「漢文文書」が2017年に登録されている。
 (ニュース)~世界遺産「高山社跡」近くの竹林 灯籠でライトアップ 藤岡
(群馬NEWS WEB・6/7 転載)
 藤岡市にある世界遺産「高山社跡」近くの竹の林で竹の灯籠を使ったライトアップが行われていて、幻想的な雰囲気に包まれています。
 藤岡市の「高山社跡」は明治時代の養蚕技術の教育拠点で2014年に富岡製糸場とともに世界遺産に登録されました。
 その歴史を伝える高山社情報館から続く竹の林では竹の灯籠によるライトアップが行われていて、ことしは今月3日から始まりました。
 竹の灯籠は、藤岡市の職員を中心に制作され、竹の林のうち200メートルほどの区間に100本設置されています。花火や動物などさまざまなデザインが施され、高さは30センチから、中には1メートルほどのものもあり、周辺は灯籠が照らす幻想的な雰囲気に包まれています。
また、これに合わせて高山社跡のライトアップも行われています。
 (ニュース)~アメリカがユネスコに復帰へ トランプ政権下で脱退 政府関係者「歓迎すべきこと
(FNNプライムオンライン・6/10 転載)
 アメリカが近く、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に復帰することが、FNNの取材でわかった。
 政府関係者によると、アメリカは早ければ6月10日にもユネスコに復帰する方針だという。
 アメリカは、トランプ政権下の2017年に「ユネスコの、反イスラエル的な姿勢に懸念を示すため」などとして脱退を表明し、翌2018年末に脱退した。
 政府関係者は、アメリカの復帰について「同盟国の日本にとってもメリットがあり、歓迎すべきこと」としている。
 (ニュース)~夏の京都SP!世界遺産・高山寺&国宝仏像の神護寺
   〜京の奥座敷で深緑の名刹巡り!ぶらぶらだけの特別公開も!?〜
(BS日テレ ぶらぶら美術 博物館・8/9 転載)
 京都市西北。嵐山の奥には、高雄、槇尾、栂尾の三尾と呼ばれる地域があります。紅葉の名所として有名ですが、深緑と青もみじが楽しめるこの時期もベストシーズン。京都の市街地と比べ、気温も2〜3度は低く、避暑にもピッタリ。そこで、鳥獣戯画で有名な世界遺産、高山寺と伝源頼朝の肖像画をはじめ国宝を多数所蔵する神護寺の2つの名刹を巡ります。
 〇まずは、鳥獣戯画を所蔵する世界遺産、高山寺。広大な境内のほとんどが山林と、普通のお寺とはかなり違う趣にぶらぶらメンバーもびっくり。境内の中心的建物は、鎌倉時代にお寺を開いた明恵上人がいた頃の遺構、国宝「石水院」。今では数少ない寝殿造風の建築物の中に一歩入ると、深緑の絶景が広がります。苔の庭園と栂尾の美しい自然美は、明恵上人がいた800年前と変わらない風景。そんな空間で、明恵上人の修行風景を描いた国宝「明恵上人樹上坐禅像」(複製)や、漫画の元祖と言われる国宝「鳥獣戯画」(複製)を拝見します。
 〇続いて、伝源頼朝の肖像画をはじめ国宝の宝庫、神護寺。平安時代に弘法大師空海が10年以上住職を勤めたお寺です。貫主の谷内さんの紹介で、見どころだらけの境内を次から次へと散策していきます。
 日本三名鐘のひとつ、「三絶の鐘」から、成田山新勝寺の御本尊との関係に驚きの「明王堂」。そして、寄付金王と言われる実業家、山口玄洞さんがなんと個人で寄進した神護寺の本堂、「金堂」。その堂内には国宝指定第2号の御本尊、「国宝 薬師如来立像」。
 さらに、歴史的国宝、弘法大師空海の筆の誤りが見られる「灌頂歴名」(複製)。そして、普段は公開していない国宝「五大虚空蔵菩薩像」を番組のために特別公開していただきます。
 (ニュース)~モロッコ地震】死者2000人超 世界遺産の旧市街にも被害
(テレビ朝日系(ANN)。9/11 転載)
 北アフリカのモロッコで発生したマグニチュード6.8の地震で、これまでに少なくとも2012人が死亡しました。震源地に近いマラケシュでは世界遺産に登録された旧市街に被害が出ました。
 地震から一夜明けたモロッコ。被害の状況が徐々に明らかになってきました。多くの家屋が倒壊し、がれきの下に閉じ込められた住民の救出作業が続けられています。
 現在、輸血用の血液や医療物資が足りない状況だといいます。屋外には献血所が設置され、血を無償提供する市民が多く集まっていました。
 USGS(アメリカ地質調査所)によりますと、日本時間の9日午前7時すぎ、モロッコ中部のマラケシュから70キロほど離れた内陸部を震源とするマグニチュード6.8の地震がありました。
 マラケシュの市民:「被害はひどい。特に旧市街地の住民が家に帰れない。家に入る道もなくなりました」
 なかでも多くの被害が確認されているのが人口約84万人、モロッコ第4の都市・マラケシュです。旧市街地はユネスコの世界遺産に登録されていて、現在も歴史的建造物が多く残っています。観光地としても世界的に有名な場所です。
 マラケシュの地震発生直後の映像です。足元にはがれきが散乱し、周辺一帯が砂ぼこりでかすんでいます。アルジャジーラによりますと、こうした旧市街地の建物の基盤は11世紀に築かれていて、城壁は赤土から作られているといいます。倒壊してしまったモスクの塔もありました。
>>[8]
モロッコはスペイン滞在中に遊びに行きました。懐かしいところですが、あの国にも地震災害があるのか、と思ってもいなかったことに驚愕しています。
トモトモ 久世ともみさん、今もミクシー活動されているのを知り、懐かしく嬉しか思いました。
ベネチア「危機遺産」指定見送り 世界遺産委員会 日帰り客への入域料導入案などを評価
(TBSNEWS・9/15 転載)
 ユネスコの世界遺産委員会は、イタリアのベネチアについて、存続が危ぶまれる「危機遺産」の指定を見送りました。
 世界文化遺産に登録されているベネチアについて、ユネスコは気候変動の影響や「オーバーツーリズム」への対応が十分でないとして、「危機遺産」への指定を勧告。ベネチア市は先週、対策として来年から日帰り客を対象に5ユーロの入域料を徴収する案を示していました。
 サウジアラビアで開かれている世界遺産委員会では14日、ベネチアの「危機遺産」の指定について審議。日本が入域料の導入などイタリアの取り組みを評価し、これに複数の国が賛同、指定は見送られました。
 世界遺産委員会はイタリアに対し、対策の実施状況を来年12月に報告するよう求め、2年後に改めて評価することにしています。
エリコの古代遺跡が世界遺産に パレスチナ歓迎、イスラエル反発
(エルサレムCNN・9/16 転載)
  国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は9月17日、ヨルダン川西岸の「エリコにある古代遺跡テルアッスルタン」を「パレスチナの世界遺産」に登録することを決議した。ユネスコによると、世界遺産登録はサウジアラビアのリヤドで開いた委員会で決まった。
 パレスチナ自治政府はこの決定を歓迎する一方、イスラエルは反発している。
 テルアッスルタン遺跡はイスラエルが占領するヨルダン川西岸のエリコにあり、紀元前9000年にさかのぼる歴史をもつ。エリコ自体、世界で最も古くから人が住み始めた都市の一つとされる。
 パレスチナ自治政府外務省は17日に発表した声明の中でこの決定について、エリコの「文化的、経済的、政治的重要性」が認められたと述べ、「人類の1万年の発展」の証しと位置付けた。
 一方、イスラエル外務省は、パレスチナがユネスコを政治利用していることが改めて示されたとして遺憾を表明した。
 ヨルダン渓谷にあるエリコは、東側を流れるヨルダン川と、西側にあるエルサレムとの間に位置する。
 エリコは2010年、石器時代にまでさかのぼる世界最古の城壁都市と認定されている。
朝鮮半島南部の「伽耶古墳群」が世界遺産に 韓国16件目
(ソウル総合ニュース・9/19 )
 サウジアラビア・リヤドで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は17日、朝鮮半島南部に残る古代国家・伽耶の遺跡7カ所から成る「伽耶古墳群」の世界文化遺産登録を決めた。韓国で16件目の世界遺産となる。
 伽耶は紀元前後から西暦562年まで、主に洛東江流域を中心に繁栄した小国の総称とされる。世界遺産登録が決まった遺跡は1〜6世紀中ごろまでに慶尚道と全羅道地域につくられた7カ所。
 伽耶古墳群は慶尚北道の高霊池山洞古墳群、慶尚南道の金海大成洞古墳群、咸安末伊山古墳群、昌寧校洞と松ヒョン洞古墳群、固城松鶴洞古墳群、陜川玉田古墳群、全羅北道の南原酉谷里と斗洛里古墳群で構成される。
 伽耶古墳群は慶尚北道の高霊池山洞古墳群、慶尚南道の金海大成洞古墳群、咸安末伊山古墳群、昌寧校洞と松ヒョン洞古墳群、固城松鶴洞古墳群、陜川玉田古墳群、全羅北道の南原酉谷里と斗洛里古墳群で構成。いずれも国の文化財史跡に指定されている。
ユネスコ、サウジアラビアのウルク・バニ・マアリド保護区を世界遺産に登録
(アアブニュース・6/9 一部転載 )
 サウジアラビア大臣は、自然遺産の保全と自然遺産の持続可能な開発に対するサウジアラビアのコミットメントを強調し、今回の登録に貢献した国を挙げての努力を賞賛した。このコミットメントは、自然遺産の重要性とサウジ・ビジョン2030における戦略的重要性を強調している。
 バーダー王子は次のように述べた: 「保護区がユネスコ世界遺産に登録されたことは、サウジアラビア初の自然遺産として、世界的な規模で自然遺産の重要性を強調することに貢献するものであり、保護区の卓越した価値を反映するものです。
 アル=ルブ・アル=カーリー(空の地区)の西端に位置するウルク・バニ・マアリド保護区は、12,750km2以上の面積を占め、熱帯アジアで唯一の主要な砂砂漠であり、地球上で最大の連続した砂の海である。
 エンプティ・クォーターの砂と世界最大級の複雑な線状砂丘の世界クラスのパノラマを持つウルク・バニ・マアリド保護区は、傑出した普遍的価値を体現している。サウジアラビアの動植物の環境的・生物学的進化を示す類まれなショーケースであり、120種を超える固有の植物や、ガゼルや世界で唯一放し飼いにされているアラビアオリックスの群れなど、過酷な環境で生きる絶滅危惧動物の生存に不可欠な自然生息地を提供している。
 ウルク・バニ・マアリド保護区は、卓越した普遍的価値を体現し、ユニークで多様な景観を形成する砂砂漠として、世界遺産の基準を満たしている。保護区内には、主要種の生存に不可欠な広範な自然生息地があり、王国の国家生態系の5つのサブグループが含まれている。
「ハロン湾・カットバー群島」が世界遺産に、ハロン湾の登録範囲拡張で
(VIETJO・9/20 転載)
 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は9月16日、東北部地方クアンニン省のハロン湾と北部紅河デルタ地方ハイフォン市のカットバー群島を含む「ハロン湾・カットバー群島」を世界自然遺産に登録した。
 これは、すでに世界自然遺産となっているハロン湾の登録範囲をカットバー群島まで拡張し、「ハロン湾・カットバー群島」として登録したもの。「ハロン湾・カットバー群島」は、ベトナムで初めての省・市をまたいだ世界遺産となる。
 ハイフォン市の東南に位置するカットバー群島は大小367の島々からなる。このうちカットバー島はハロン湾に浮かぶ1969の島々の中で最も大きな島となっている。同郡島は、2004年にユネスコの生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に登録された。
 カットバー群島は2014年に世界遺産登録に単独で推薦されたが不登録となり、カットバー群島をハロン湾の一部とし、ハロン湾を拡張登録する形で再検討された。
「海の桂林」とも呼ばれるハロン湾は、広大な湾に顔を出す大小約3000もの奇岩群と、多数の鍾乳洞が美しいベトナムの一大観光地。1994年に世界自然遺産に登録され、2000年に登録範囲が拡張されて、今回が2回目の登録範囲拡張となった。
 なお、これまでに登録されているベトナムの世界遺産には、◇文化遺産5件(フエの建造物群、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、タンロン皇城中心区域、胡朝の城塞)、◇自然遺産2件(ハロン湾・カットバー群島、フォンニャ・ケバン国立公園)、◇複合遺産1件(チャンアン生態観光区)がある。
オレンジ色の光、世界遺産にも 9月21日は世界アルツハイマーデー
(毎日新聞・9/20 転載)
 認知症への理解を呼び掛ける9月21日の「世界アルツハイマーデー」に合わせ、和歌山県内各地の建築物が認知症支援のシンボルカラーになっているオレンジ色にライトアップされている。
 九度山町の世界遺産・慈尊院では、県指定文化財の多宝塔が照らされ、夜空に幻想的な姿が浮かび上がっている。
 世界アルツハイマーデーは、1994年に世界保健機関(WHO)と国際アルツハイマー病協会が制定し、9月は「世界アルツハイマー月間」にもなっている。認知症患者への理解を呼び掛け、認知症予防を啓発するため、毎年この時期に世界各地でランドマークがオレンジ色にライトアップされる。
ルワンダ虐殺現場、世界遺産に 第1次大戦の西部戦線墓地も―ユネスコ
(JIJICOM・9/21 転載)
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は9月20日、80万人以上が命を落とした1994年のルワンダ大虐殺の現場など4カ所を世界遺産に登録した。第1次世界大戦の激戦地となった西部戦線のベルギーやフランスの共同墓地など139カ所も登録した。
 アフリカ中部のルワンダでは94年4月、多数派フツの大統領の搭乗機が撃墜され、大統領が死亡したのをきっかけに虐殺が勃発。約100日間にわたり、フツが少数派ツチをなたやこん棒などで襲った。
(ニュース)〜今年の「世界遺産委員会」で注目すべき6つのポイント、「記憶の場」「危機遺産リスト」など、世界遺産アカデミー研究委員が解説
(トラベルボイス・)10月19日 転載
 2023年9月10日〜25日にかけて、サウジアラビアの首都リヤドで開催されたユネスコの第45回世界遺産委員会の結果について、NPO法人世界遺産アカデミーの宮澤光主任研究員がその6つポイントを解説している。今回の委員会は2022年にロシア・カザンで開催されることになっていたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて延期されていた。
 〇1つ目のポイントは、新規登録で審議された遺産のほとんどが「登録」決議になったこと。2022年分と2023年分の遺産の審議を行ったが、審議した50件(登録範囲拡大の再推薦を含む)のうち47件が「登録」決議された。これについて、宮澤氏は「推薦段階でしっかりと保全計画を含む推薦書を整えてきているという側面も大きく、審議の中で各委員国の代表がポジティヴな発言をして登録を後押した」と分析している。
 〇2つ目のポイントは、「記憶の場(サイト・オブ・メモリー)」という概念の下に登録された遺産があること。今回は、アルゼンチンの「ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点」、ベルギー/フランスの「第一次世界大戦(西部戦線)の慰霊と記憶の場」、ルワンダの「ルワンダ虐殺の記憶の場:ニャマタ、ムランビ、ギソジ、ビセセロ」が登録された。「記憶の場」は、平和と対話の文化を促進する教育的な場所でなければならないとされている。
 〇3つ目が、ウクライナの2つの世界遺産が危機遺産リストに記載されたこと。ロシアによるウクライナ侵攻によって、「オデーサの歴史地区」にある大聖堂が空爆の被害を受け、世界遺産委員会でもこのことは深刻に受け止められ、「リヴィウ歴史地区」と「キーウ」が危機遺産リストに記載された。
(ニュース)〜法隆寺1500円、日光東照宮は1300円:世界遺産社寺などの拝観料
(Japan Data・10/24 一部転載)
 「苔寺」として知られる西芳寺が完全事前予約制で、拝観料4000円と“突出”している。そのほかの寺は500円から1000円ほどだが、紅葉シーズンや特別拝観の時期に別途料金がかかる場合もある。
 金閣寺、石庭が有名な龍安寺は今年4月に、それぞれ100円の値上げに踏み切った。
 奈良は法隆寺が1500円、薬師寺が1100円など。それぞれの伽藍で別々に拝観料が必要な寺もあるので、事前に公式ウェブサイトで確認してから出掛けたい。
 法隆寺の世界遺産登録30年を記念して斑鳩町で展示会
(奈良 NEWS WEB・10/25 転載)
 奈良県斑鳩町の法隆寺がユネスコの世界文化遺産に登録されてからことしで30年になるのを記念して、町で寺ゆかりの品々を集めた展示会が開かれています。
 法隆寺は30年前の平成5年、兵庫県の姫路城とともに、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
 展示会はこれを記念して町の文化財活用センターが開いたもので、会場には法隆寺ゆかりの品々およそ30点が展示されています。
 このうち、五重塔の心柱の一部は、昭和17年からおよそ10年かけて寺を修理した際、傷んでいたため切り取って保存されていたもので、かつては塔の中心部にありました。
 また、金堂の鴟尾(しび)は建物の上の瓦を復元したもので、唐草文様がほどこされています。
このほか、釈迦の骨を納めたとされるガラス製の舎利瓶なども展示されています。
(ニュース)〜「済州の海女漁業」が世界農業遺産に登録
(ハンギョレ新聞・11/11 転載)
「 済州の海女漁業」が、国連食糧農業機関(FAO)の指定・運営する世界農業遺産(GIAHS)に登録された。
 済州道は、イタリアのローマで行われたFAO総会で、韓国済州の海女漁業が世界農業遺産に登録されたと10日に発表した。
 済州の海女漁業とは、女性が機械や装置なしに身一つで海中で行う潜水作業の技術をいう。海女の潜水作業には高度な体技と伝統漁労に対する理解が必要だ。済州の海女は息を止めて10メートル以上の深い海中で1分以上にわたり海産物を採取することが可能だ。
 世界農業遺産制度は全世界の伝統農業活動、景観、生物多様性、土地利用システムの保全・継承を目的として、FAOが創設した。
 韓国では済州の石垣農業、青山島(チョンサンド)のクドゥルジャン田農業、河東(ハドン)の伝統茶農業、錦山(クムサン)の伝統人参農業、潭陽(タミャン)の竹畑農業、河東・光陽(クァンヤン)の蟾津江(ソムジョンガン)タイワンシジミ漁業などが登録されている。
(ニュース)〜世界遺産守るアーチ 南砺・菅沼合掌集落で消火訓練
(北日本新聞・11/12 )
 南砺市上平地域の世界遺産、菅沼合掌造り集落で11月11日、消火訓練が行われ、紅葉の山々に囲まれた集落に一斉放水のアーチが描かれた。
 雨が降る中、住民や市消防団上平方面団員、南砺消防署五箇山出張所の署員ら約50人が参加した。訓練は五箇山民俗館から出火したとの想定で行った。
 参加した住民らは集落内にある24基の放水銃を作動させ、次々に水を放った。消防車両も駆け付けて放水した。かやぶき屋根の上に何本もの水柱が高々と上がり、集落を一望できる国道156号沿いに集まった写真愛好家がカメラのシャッターを切っていた。
 訓練後、同方面団の中谷真人団長が「合掌造り家屋は一度火が出るとなかなか消火できない。先人から受け継いだ大切な宝を守るため、防火意識をより高めていこう」と訓示した。
(ニュース)〜韓国、ユネスコ世界遺産委員会の委員国に…日本の遺産登録に影響力?
(KOREA WAVE・11/27 転載)
 フランス・パリで22日に開催された第24回世界遺産条約締約国会議で、韓国が国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の委員国に選出された。
 任期は2023〜2027年。これで1997〜2003年、2005〜2009年、2013〜2017年に続き4回目の受任となる。
 世界遺産委員国は計21カ国で構成。今回の総会では、韓国を含めウクライナ、ベトナム、ケニアなどなど9カ国が新たに選ばれた。
 世界遺産委員会は、世界遺産条約の履行・執行などを担う意思決定機関として世界遺産リスト登録時に最終承認権限を持つ。
 日本が「軍艦島」(長崎県)を2015年に世界遺産に登録したのに続き、新潟県の佐渡鉱山の世界遺産登録手続きを進めていることを考慮すれば、韓国の世界遺産委員国受任が韓国側の立場を反映させるのに役立つという観測がある。
世界遺産NEWS 23/12/07:2023年新登録の無形文化遺産リスト
(ジャパングレイス・)
 12月5〜9日にかけて第18回無形文化遺産保護条約政府間委員会が開催され、今年も新たな無形文化遺産が誕生しました。
 新登録は代表リスト45件、緊急保護リスト6件、グッド・プラクティス4件の計55件です(1件の拡大・再登録を含む)。
 これで無形文化遺産の総数は730件になりました。
〇今回はこのニュースをお伝えします。
 毎年開催されている無形文化遺産保護条約政府間委員会ですが、2023年は12月5〜9日にかけてボツワナはカサネのクレスタ・モワナ・リゾートで第18回が開催されました。
 新登録は代表リスト45件、緊急保護リスト6件、グッド・プラクティス4件の計55件です。
 これで代表リストは611件、緊急保護リストは82件、グッド・プラクティスは37件となり、無形文化遺産の総数は730件となりました。
 ただし、2019年に登録された「移牧、地中海とアルプスにおける遊牧ルート上の季節性家畜追い(イタリア/オーストリア/ギリシア共通)」という物件が拡大され、「移牧、季節性家畜追い(アルバニア/アンドラ/イタリア/オーストリア/ギリシア/クロアチア/スペイン/フランス/ルーマニア/ルクセンブルク共通)」という名称で再登録されています。
 このため昨年の総数676件から54増という形になっています。
 グレナダ、バハマ、アンゴラ、カメルーン、ジブチにはじめての無形文化遺産が誕生しています。
 日本の物件はありません。
 なお、無形文化遺産保護条約やリストの違いなどについては最後にリンクを張った「UNESCO遺産事業リスト集2.無形文化遺産リスト」を参照ください。
 順番は、代表リスト→緊急保護リスト→グッド・プラクティスで、それぞれはトランスナショナル・サイト(複数国で構成される物件)→ヨーロッパ州→アジア州→オセアニア州→北アメリカ州→南アメリカ州→アフリカ州で、州内は国別五十音順、さらに遺産五十音順です。
 ■2023年
23/12/07:2023年新登録の無形文化遺産リスト
23/11/29:広島原爆資料と増上寺仏典群を「世界の記憶」に推薦へ
23/11/07:2023年新登録の創造都市
23/11/03:世界遺産の「負の遺産」「記憶の場」とは何か?
23/09/21:速報! 2023年新登録の世界遺産!!
23/09/15:M6.8の地震がモロッコの古都マラケシュを襲う
23/09/07:万里の長城「三十二長城」が道路建設のため破壊される
23/07/26:2024年の世界遺産候補地
23/07/24:2023年の世界遺産候補地と勧告結果
23/07/18:アメリカが4年半ぶりにUNESCOに復帰
23/07/06:彦根城はプレリミナリー・アセスメントを活用、飛鳥・藤原は推薦延期へ
23/06/25:インカ時代から伝わる藁の吊橋・ケスワチャカ橋が架け替え
23/06/15:2023年新登録のユネスコエコパーク/生物圏保存地域
23/06/08:古代エジプトの死者の町サッカーラでミイラ工房や墓など発見相次ぐ
23/05/28:2023年新登録の世界の記憶
23/05/25:2023年新登録のユネスコ世界ジオパーク
23/04/20:干ばつと不法耕作に揺れるスペインのドニャーナ国立公園
23/03/06:水の都ヴェネツィアの運河が干上がる
23/02/16:トルコ・シリア地震における世界遺産の被害
23/02/02:導入迫るプレリミナリー・アセスメントとアップストリーム・プロセスの概要
23/01/26:世界遺産委員会臨時会合でオデーサなど3件を世界遺産リストに緊急登録
23/01/20:2,000年の耐久性を誇るローマン・コンクリートの謎を解明
世界遺産ニュース(2023年9/25 転載) 
 ユネスコ第45回世界遺産委員会、新たに42件(文化遺産33件、自然遺産9件)を登録し世界遺産は1199件に!
 サウジアラビアのリヤドで開催されていたユネスコ第45回世界遺産委員会は、新たに42件(文化遺産33件、自然遺産9件)の登録を決定。世界遺産は1199件(文化遺産933件、自然遺産227件、複合遺産39件)になった。
 ルワンダに初めての世界遺産が誕生し、195の加盟国中、168の国と地域に世界遺産が存在することになった。日本からの推薦はなく新たな登録はなかった。危機遺産は1件が削除されたものの、新たに2件が追加登録され56件になった。
 なお第45回世界遺産委員会は、昨年ロシアで開催される予定だった第45世界遺産委員会が無期延期になったことから、2年分の審議を行う拡大世界遺産委員会になった。
「今まで知られていなかった文明」が青銅器時代の中欧にあった…Google Earthも発見に一役
(Grace Eliza Goodwin によるストーリー・12/16 転載)
 青銅器時代末期のヨーロッパ中部に、これまで知られていなかった共同体のネットワークが存在した証拠が見つかったとする、新たな研究結果が発表された。
 研究チームは、Google Earthの画像などを利用して、先史時代の遺跡を100以上発見した。
今回発見された先史時代の集落は、その前の時代と比べて分散型の配置になっており、集落内の階層もそれほど厳格ではなかったと推察されている。
 ヨーロッパ中部に、これまで知られていなかった先史時代の文明が存在した証拠を考古学者が発見した。3000平方マイル(約7770平方キロメートル)にわたって広がる集落群で、Google Earthがこの発見の一助となったという。
 「この集落ネットワークがかなり密なものだったことが判明した時に、これは非常に重要な発見であり、青銅器時代の共同体が、ヨーロッパでどのように組織されていったかを理解する上での新しい知見になることに気がついた」と、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンで考古学を専攻する准教授で、論文の筆頭著者であるバリー・モロイは、Business Insiderの取材に対してメールで返答した。
 専門家たちはかなり以前から、青銅器時代の初期から中期にかけて、ヨーロッパ中部に発達した文明が存在したと考えていた。この文明は、紀元前2200年ごろに生まれ、紀元前1600年ころに消滅したとされている。
 しかし、査読付きの学術誌『PLOS ONE』に2023年11月10日付で掲載された論文で、研究チームは、これまでの定説とは正反対の現象が起きた可能性を示唆する証拠が見つかったと発表した。
 つまり、青銅器時代の文明は消滅したのではなく、より規模の小さな共同体で構成される、広大かつ複雑なネットワークへと発展したというのだ。
〇階層的な社会
 今回の研究では、囲いを持つ大規模集落(論文では「メガフォート(megafort)」と呼んでいる)は、これまで考えられていたように青銅器時代初期から中期にかけて存在したのちに紀元前16世紀に消滅したわけではなく、むしろ分散化した可能性があることが明らかになった。
 青銅器時代の後期以降に新たに形成された、相互につながりあった集落群は、それ以前の社会と比べて中央集権的な傾向が薄かったが、政治的な構成単位で組織されていた点は変わりなかったと研究チームは考えている。
「この地域に住んでいた人々が残した遺物、主に墓所や、金属製品の貯蔵場所から見つかったものから、彼らは裕福で、緊密な横のつながりを持ち、先進的な社会を構成していたことがわかっている」とモロイは述べている。
 より規模の大きな遺跡には、同心円状の構造物が数多く存在していた点をモロイは指摘する。
「これはつまり、遺跡外部から集落中核区画への移動が制限されていて、誰もが常にこれらの区画に自由に足を踏み入れられたわけではなかったことを示していると考えられる」
 一方、こうした集落では、すべての人がほぼ同じような形式で埋葬されており、墓所には価値の高い副葬品がほとんどなかった。ここから、集落の階層構造がそれほど厳密なものではなかったとも考えられると、モロイは指摘する。
 非常に多くの遺跡が近接して存在することから、研究チームは、「自分たちが発見したものが、よく組織された複雑な社会であることを知った。それは、人々が大規模に居住し、土地の利用法を体系的に計画する社会だった」と、モロイは述べる。
 モロイは、さらなる研究が必要だとしながらも、土地はそれぞれの特性に応じて、特定の目的に利用された可能性がある、としている。たとえば、平坦な土地が作物の栽培に使われた一方で、湿地では漁業や狩猟が行われた可能性がある。
〇Google Earthの衛星画像が発見に寄与
 研究チームは、Google Earthの時系列画像、ならびに欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星「センチネル-2(Sentinel-2)」の衛星データを用いて、パンノニア平原(現在のセルビアからハンガリーにまたがる地域)にある先史時代の遺跡を新たに100以上発見した。
世界遺産「第1号」同士が姉妹城へ 姫路城とポーランド・バベル城 「平和の城」戦禍免れた歴史に共通点
(神戸新聞NEXT・1/2 一部転載)
 日本初の世界文化遺産に登録され、今月に30周年を迎えた国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)は、1978年に世界第1号の一つに選ばれたポーランド「クラクフ歴史地区」の代表的な構成資産である「バベル城」と姉妹城提携を結ぶ。二つの城はいずれも第2次世界大戦の戦禍を免れており、観光に加え、平和交流も進める。
 バベル城は同国の旧首都クラクフにあり、旧王宮や、歴代国王の戴冠式が行われた大聖堂などを備える。中世の建造で、14世紀ごろから繰り返された大規模な増改築により、ゴシック、ルネサンス、バロックなどさまざまな様式の建造物が現存。内部は博物館として公開されている。
 クラクフはホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を描いた映画「シンドラーのリスト」の舞台として知られるなど、戦争の影が濃い都市だが、激戦地となった同国の中では奇跡的に戦禍を被らなかった。姫路城も、姫路市街地が焼け野原になった1945年7月の姫路空襲で、B29爆撃機による焼夷弾攻撃を辛くも免れた。
 姉妹城提携は、2020年にポーランド側から姫路市に打診があった。23年11月に清元秀泰姫路市長がクラクフを訪問して事前協議。現在は観光や文化交流、文化財保護の面などで協力する基本方針の内容を確認している。
 24年内には同国関係者が姫路城を訪問し、協定書にサインする予定。姫路城の姉妹城提携は、フランス・シャンティイ城、英ウェールズ・コンウィ城に続いて3件目となる。
世界遺産の今帰仁城跡で「二十歳のつどい」 今帰仁村
(沖縄 NEWS WEB・1/4 転載)
 1月8日の「成人の日」を前に、世界遺産の「今帰仁城跡」で20歳の若者の門出を祝う式典が開かれました。
 今帰仁村では多くの若者が帰省している毎年1月4日に、成人式に変わる式典「二十歳のつどい」を開いています。
 会場の世界遺産「今帰仁城跡」には、スーツや振り袖に身を包んだ若者およそ100人が集まりました。
 式では、久田浩也村長が「皆さんがあすの社会をつくる原動力となり、ご活躍されることを期待します」と激励のことばを贈りました。
トルコの世界遺産「アヤソフィア」外国人観光客から入場料4000円の徴集開始
(AFP=時事・1/15 転載)
トルコは1月15日、イスタンブールにある歴史的建造物アヤソフィア(Hagia Sophia)で、外国人観光客から1人25ユーロ(約4000円)の入場料の徴収を開始した。国連教育科学文化機関ユネスコの世界遺産にも登録されているアヤソフィアの正面玄関はトルコ人専用となり、外国人用には建物側面に新たに入り口が設置された。前日までは無料だった。
 アヤソフィアは、ビザンツ帝国時代の6世紀に大聖堂として建造された。世界最大の大聖堂だったが、1453年のオスマン帝国による征服を機にモスク(イスラム礼拝所)となった。その後、トルコによる世俗主義の一環として、博物館として公開されるようになった。
 しかし、保守派のレジェプ・タイップ・エルドアン大統領が2020年に再びモスクに変更。イスラム教徒の支持者が歓迎する一方、世俗主義者は遺憾の意を示した。西側諸国やロシア、キリスト教指導者からの反発も招いた。
中国・秦始皇帝時代の霊きゅう車、西安で出土
(東方新報・1/31 転載)
 中国西北部の陝西省西安市の「秦始皇帝陵」の1号坑で、当時の霊きゅう車と推測される木製の四輪馬車など新たな遺物が出土したことを、「秦始皇帝陵跡博物院」が明らかにした。
 四輪の木造馬車は、2000年以上も地中に完全に埋もれていた。全長は7.2メートルで、幌にはカラフルな絵柄が描かれていた。馬車のほかにも動物の遺体や馬具、さまざまな種類の木造馬車の残骸が散乱していた。
 発掘プロジェクトの主任考古学者である蒋文孝氏は、この馬車は古代にひつぎを運ぶために使われていた「霊きゅう車」だった可能性が非常に高いことを明らかにした。
 蒋氏はまた、他の馬車とともに発見されたこの四輪馬車によって、秦王朝時代の「非常に珍しい葬儀の伝統」が明らかになったと強調した。蒋氏は「秦王朝の葬儀の伝統、特に高級な秦の墓の葬儀のシステムを調べる新たなインスピレーションを与えてくれる」と話す。
 また発掘現場には馬車の本体だけでなく、馬車のさまざまな木製パーツをつなぐための青銅製の金具類も全てそのまま残されていた。 
 馬車のほかにも陶器、青銅、ヒスイ、金、銀で作られた多くの遺物が坑内から発見された。考古学者は、秦王朝の豪華な埋葬の伝統が明らかになったと、この発掘を高く評価する。
 1号坑の発掘は2013年に始められた。発掘開始以来、前例のない遺物が次々に見つかり、考古学者たちを常に驚かせてきた宝の山であることが、このたびまた証明された。
 考古学者が09年から22年にかけて第3回目の発掘を行った際、坑内から200体以上の人の姿を模した「俑」と16頭の「俑馬」が発見されたが、それらは後に独特の技法で作られたことが判明している。人形の腕は本体とは別に作られ、後に細かい粘土層を使って本体と連結されていた。
 また、精巧に作られた兵士俑の傍らでは、防御用の盾や剣のような武器も発見されている。
ガザ衝突からまもなく4カ月 消えた観光客、「聖地」ベツレヘム閑散
(朝日新聞DIGITAL・2/2 )
 パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスとイスラエル軍の軍事衝突が始まって以降、イスラエルと、もう一つのパレスチナ自治区、ヨルダン川西岸地区から、観光客の姿が消えました。
 コロナ禍からようやく回復しつつあった産業や地域社会へのダメージは大きいとみられます。戦闘が始まってから、まもなく4カ月。現場の事業者は、終わりの見えない戦闘に悲痛な声を上げています。
〇消えた客、聖地ベツレヘムに異変 高い観光依存度、揺らぐパレスチナ
 地元メディアによると、2023年のイスラエルへの来訪者数は計301万人でした。当初見込んでいた年間来訪者数を大幅に下回りました。ガザ地区での衝突による影響を大きく受けた形です。
 パレスチナ自治区は、領内に空港がありません。来訪者数の増減は、国際空港を持つイスラエルの状況に左右されやすく、今回もイスラエルと同様に深刻な打撃を受けたとみられます。
 そんなパレスチナ自治区にとって、特別な存在の観光地があります。イエス・キリスト生誕の地として知られる、西岸地区の都市ベツレヘムです。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている聖誕教会などがあり、毎年米国などから多くの巡礼者や観光客が訪れます。
〇10月初めまでに来訪者120万人 その後の宿泊者は「ゼロ」
 客が消えた「聖地」。現場を訪ねると、観光事業者は次々と悲痛な声を上げました。
 ホテルの総支配人・オーナーによると、10月7日以降の宿泊客は「ゼロ」。土産物店や宝石店を営む経営者は、先行きが見えない状況に「多くはパレスチナを離れることも考え始めている」と話します。
伊ベネチア、観光客削減策の入場料徴収「簡単な方法」で
(AF BB NEWS・4/5 転載)
 「オーバーツーリズム」問題が指摘されるイタリア・ベネチア(Venice)の市長は4月4日、今月25日から観光客削減策として開始する入場料徴収について「並ばずに済む」簡単な方法で行うことを約束した。
 UNESCOの世界遺産に登録されている「水の都」ベネチアには、毎年夏になると運河沿いの通りに観光客が押し寄せる。ユネスコではベネチアを危機遺産に加える案も取り沙汰されている。
 市では観光客の数を減らすための新たな戦略として、中心部の歴史地区を訪れる日帰り観光客に対し、25日から5ユーロ(約820円)の入場料を徴収してチケットを発行する。
 この方針は昨年9月に発表されていたが、市が実施方法について詳細を明らかにしていなかったため、入場ゲートの設置など大胆な措置が講じられるのではないかとの臆測を呼んでいた。
 しかし、4日に首都ローマで会見したルイジ・ブルニャーロ(Luigi Brugnaro)市長は「非常にソフトな管理方法」と「行列を作らせない」ことを約束。チケットはQRコードで発行し、所持しているかどうかを調べる抜き打ちチェックを行うと述べた。
 今年のチケット発行は5月から7月にかけてほぼ毎週実施するが、観光客の多い週末に限られるため、影響があるのは29日間のみとなる。
 対象は午前8時30分から午後4時の間に旧市街を訪れる日帰り観光客で、ホテルに宿泊している観光客、14歳未満の子ども、身体障害者などは免除される。
世界中の文化遺産ファンを魅了するトルコ共和国、知られざるユネスコ世界遺産暫定リストに注目
(FINDERS・2/29 一部転載)
  〜世界中の文化遺産ファンの注目を集めるトルコの知られざるユネスコ世界遺産暫定リスト
    まるで国全体が古代の宝物の屋外博物館〜
 地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、何世紀にもわたり文化的な交流と多様性の拠点と考えられてた。多様な文明が反映された歴史、遺跡、自然や美食を有し、伝統とモダンが融合した芸術やファッションをはじめ、ショッピングやエンターテインメントにいたるまで、世界中から訪れる人々を魅了し、2023年には全世界から5,670万人の観光客を迎えている。
 そんなトルコは、世界で最も重要な地理的な場所のひとつとして知られており、21ものユネスコ世界遺産があり、まるで国全体が古代の宝物の屋外博物館のようだ。
 一方、トルコといえば、イスタンブルの歴史地区やカッパドキアとギョレメ国立公園などすでに有名な世界遺産を思い浮かぶと思うが、ユネスコ世界遺産の暫定リストにはまだなんと79件も登録されており、まだまだ知られざる魅力がありそうだ。
 そこで本記事では、そんなトルコのユネスコ世界遺産の暫定リストから、「訪れる価値のある場所」 をいくつか紹介したい。
〇トルコ南西部ブルドゥル キビラの古代都市
 最初に紹介するのは、トルコ南西部に位置するブルドゥルだ。ブルドゥル博物館、サガラソス古代都市、キビラ古代都市、クレムナ古代都市、自然史博物館などを有し、2023年の1-11月で合計157,490人の観光客が訪れている。
 このうちブルドゥルの中心部に位置するブルドゥル博物館は、前年比21.64%増となる合計25,663人の来館者を迎え、記録的な数字を達成、同博物館では、ハジュラル、クルチャイ、ホユチェク古墳群、ブーボン、キビラ、サガラッソスの発掘で見つかった6万点以上の文化財が展示されており、トルコ国内でも有数の博物館の一つとしても知られ、2008年には「訪れる価値のある博物館」賞を受賞している。
 また、ブルドゥルに位置するキビラは、この地域で最も重要な古代都市で最盛期はローマ時代にまで遡る。2016年以降、ユネスコ世界遺産暫定リストに登録されたキビラの建造物は、全面的な修復を経て、2,000年前の美しい記念碑のような噴水が再び飲料水を湛えている。その他、剣闘士の戦いが行われた約1万人収容のスタジアムや、ユニークなメデューサのモザイク画があるオデオン座など、注目に値する多くの建造物が存在する。同じくブルドゥルに位置する古代都市サガラソスも見逃せないスポットで、5,000年の歴史に浸れることはもちろん、アントニンの噴水や白い砂浜が広がるサルダ湖は一見の価値がある。
〇エーゲ海地方内陸部の宝 アイザノイ
 次に紹介するアイザノイは、エーゲ海地方内陸部のキュタヒヤにある注目すべき古代遺跡だ。古代フリギアに住んでいたアイザニティスの主要な集落の中心地であったアイザノイは、ローマ時代には、穀物栽培やワイン、羊毛の生産により、財政的に豊かで有力な都市となった。
 アイザノイには、世界初の交易所であるマセルムや、アナトリアで最も保存状態の良いゼウス神殿がある。またキュタヒヤは、フリギア渓谷の一部であり、母なる女神キュベレに捧げられた数多くの野外神殿や祭壇、岩に彫られた墓も見どころだ。
〇カウノスと岩窟墳墓群
 続いて、エーゲ海地方のムーラ県に位置する古代文明の重要な港湾都市カウノスを紹介しよう。岩窟墳墓 を擁するトルコで最もエキサイティングな遺跡のひとつとして知られている。紀元前4世紀に作られ、ローマ時代に使用された泥風呂を楽しめるスルタニエ温泉があるダルヤンから船で10分程の距離に位置する。また周辺では、カレッタカレッタ (ウミガメ) を観察できるイズトゥズ・ビーチ行きツアー・ボートも人気だ。
格子状に計画された都市プリエネ
 最後に紹介するのは、紀元前2000年に建設された古代都市プリエネ。エーゲ海地方アイドゥン県ギュリュバフチェ市の近くに位置し、ミレティア人の建築家ヒッポダマスによって編み出された格子状のレイアウトによって建設され、古代都市計画の最も優れた例のひとつと考えられている。ヘレニズム時代にはセレウコス王国やペルガモン王国が支配していたが、ペルガモン王アッタロス2世の死後、ローマに併合された。東ローマ時代には司教区として機能していたが、時代末期には完全にその機能を失ったとされている。プリエネの近くでは、年間を通じて温暖で泳ぐことができるクシャダスでのクルーズもおすすめだ。

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