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神坊流MAMBO道 表萬家・裏萬家コミュの<コラム> 神坊流がon2な理由

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よく質問をうけるもので、英語でも日本語でも以下の説明をした事あるんですが、神坊流に伝わる古の(いにしえの)論理をここに明らかにいたしましょう。

以下、いわゆるLA styleと呼ばれるOn1とNY style と呼ばれるOn2(Eddie Torres Style)に関して私、家元(命名Vaya氏)が感じる違いを書きますけど、これは神坊流の見解でありまして、他の流派の方は同じ様に感じる必要は全くないし、何かを「良い」とか「悪い」と言いたいわけではありません。神坊流の立場をはっきりさせて、皆様の参考になればと思う次第です。ちなみに私個人はOn2しか習った事のないNY style On2大好きダンサーですが、状況に応じてOn1も踊ります。他のスタイルに関してはよく知りません。。

よくOn2ダンサーが「On2の方がOn1よりサルサの音楽に合ってる」と言うのを聞いたり読んだりします。理由として「ブレイクするカウント2 と6がコンガの強いビート(スラップ)と同じタイミングだから」等と説明されます。しかし逆に「どんな音楽でもいつもカウント1は強いアクセントを感じてわかり易いから、On1でブレイクする方が気持ちいい」という人も多いです。事実、曲によってはカウント1をやたら強調している曲(カウベル等で)もありますし。。。またある人は「私はOn1もOn2も好きで踊ります。曲によってOn1が合う曲とOn2が合う曲とあるんで、On1が合う時はOn1、そうでない時はOn2で踊ります。」等と言ったりします。

どの意見も本人がそう感じる限り正しい事でしょう。音楽を感じるままに表現する事がダンスですからね!(←重要!)

多くのサルサの曲でコンガのアクセント(強拍)がカウント2なのは事実だし、或いは1を特に強調してる曲もありますが、実際は全ての楽器が1か2 を強調してるわけではなく、クラーべも含めて他に多くの楽器による違ったリズムがあるわけで、神坊流ではそれらが複雑に入り混じってる所がサルサの醍醐味だと考えます。そんな中で、理想的には全ての楽器を聞いた上で、自分がもうひとつの楽器になって音楽を表現する様に踊るべきというのが神坊流の考え方ですね。つまりよく聞こえる部分が1だろうと2だろうと、それに合わせる時もあるし合わせない時もあるし、何にしろ全てのカウントを感じてるわけだし、あんまり重要ではないわけです。逆に休符とか全く音楽が止まる時に何か動きにアクセントを加えるのも面白いものです。

でも、例えばサルサの他にもChick CoreaやTower of Power、Christina Aguileraを聞きながら、或いは聖飢魔IIや山本譲二を口ずさみながらサルサ練習したり楽しむ時もあります。そんな時1や2が強調されてるかどうかは気にしてないですが、それでも僕はOn2で踊るのが好きです。つまり、曲がOn2っぽいからではなく、自分の音楽に対する(或いはダンスに対する)好みが「On2のフィーリング」なんでOn2を踊っているのです。その「フィーリング」を常に自分の中に感じていたいんですね。それが気持ちいい事だと神坊流の先人達は感じていたんですね。

ではそのフィーリングって何なんでしょうか?

その昔、あるSan Franciscoの有名なダンサーが以下の様に言ってました。「You know what? I switched on2 from on1. It is obvious to me on2 fits with music better than on1. On2 is just like counting on the back beats, like jazz musicians do. It gives us more swing feeling or groovy feeling. Whereas, on1 is like counting on the top beats as you can see in rock music, which gives us stronger pulse though doesn’t give us the flow or stream of the rhythm.」On2はバックビート(裏拍)を刻むのでジャズみたいにスイングする感じで、On1は表の拍でリズムをとるロックみたいなパルスの様な規則的な感じというわけですね。この説明の中にOn2が好きな理由を理解するヒントがある気がします。要はJazzの「裏でタイミングを取る」フィーリングがSexyでグルーブがあって気持ちいい気がして、踊る時にはそれを自分の身体で感じていたいんですね、、というかそれが必要不可欠なんだと思います。

さらに、この「フィーリング」に関して、上記の説明に加えて"ステップの踏み方"も影響してると思います。On2を踊る時には1 bar(8カウント=1 bar)の中で身体がリズムを強調する時がブレイクするカウント2と6(裏拍)の2回ある気がするんですけど、On1で踊るとそれが1 barの中で4回ある様に感じるんですね。ブレイクする1と5の他に3と7でも何かストップする気がします。

どちらのスタイルもベーシックは前後に行ったり来たり、振り子の様に動きます。しかし、違いはその振り子運動の中心点に来た時です。On1ではカウント3と7ですが(或いは3-4と7-8と広義には解釈できますが)、この時に両足が横に同じ位置で並んで身体の動きが止まって流れがストップしてしまう様な感じがするんですね(その場にしゃがむ様な感じ)。私の踊り方が悪いんでしょうか?(きっとそうかも!と書いてて思った。。。)逆にOn2ではカウント4と8(3-4-5と7-8-1と広義には解釈できますが)で振り子運動の中心を通りますが、ここではステップしませんが身体は止まらずに前後に動いていて、つまりストップする様に感じがないんです。つまり、3と5、7と1では足は横に並ばないんですね、両足の位置関係は前後になります。ここが二つのスタイルの間で大きな違いとなっている様に感じます。

つまり掻い摘んで言えば、On2の方が滑らかに踊りが流れていくのに対してOn1では上記ストップを使ってリズムを刻んでいく様な感じで、この「流れる感覚」が前述の「On2のフィーリング」に繋がる気がするんですね(後から思うと、これは僕が初心者だった頃に師匠Aprilが言ってた事でした。なる程!)。

まあそんなわけで神坊流ではOn2のスタイルを推奨します(他にも理由ありますが)。でも一緒に踊る相手がOn1の方が好きだという場合はOn1も踊ります。なぜならば、音楽と一つになる事も楽しいんですが、パートナーとの一体感も楽しくて、もっと重要な事に感じるからです。

その昔、世界的に有名なあるLA女性ダンサーと踊った時の事ですが、On2で踊り始めて数秒後に彼女が言いました。「I am sorry, I don’t feel on2 with this song. Don't you? Shall we dance on1?」勿論「Sure」と笑顔で言ってOn1で踊りましたけど。。。この人は「On1とOn2、曲に合わせて使い分ける」派だったんですね。。。彼女が1を感じるのはいいんですけど、僕も同じ様に考えるべきだと言われてる様で何だか嫌でした。しかし同時にそんな事で苛ついている私も他人に何かを押し付けようとしてるんでしょうかね?(それとも僕はリードしてる側だからいいのかな?)

ま、とにかく人それぞれ感じ方は違うという事は肝に銘じておきましょう。。。 自分のスタイルを持つ事は重要だと思いますけどね。

<補記:Power2 styleについて>
いわゆるPower on2 とか呼ばれるRazz'M'Tazzとかが使ってる2,3,4,6,7,8で踏むスタイルのon2もありますが、こちらはon1の足型をそのまま移してる感じでon1に少し近い踊り方という解釈があります。

以下は、インチキしてPower on2を踊る場合の話なんですが。。

上記のコンセプトで言えば前後に移動する中で中心点で足が揃うタイミングがあってちょうどon1と同じ足型という意味では全くその通りですね。しかし、私自身がPower2を踊る時は、そのステップを崩して踊ります。すなわち2,3,4の3と4の足は横に揃えないで前後に少しずれた位置関係に足を置きます(7と8も然り)。一旦そうやって足型を中心で止まらないEddie Torres styleにすると、これはもう殆どEddie styleの踊りに近くなる感じがします。

すなわち、Power styleの2と3はEddie Styleの2と3と全く一緒のステップになります。そしてPowerの4を少しタメる感じで捉えるとEddieの5に近くなってくるわけなんですね。カウント6と7についてもPowerとEddieで同じで、Powerの8を少しゆっくり目に感じる事によってEddieの1の様な感覚で捉える事ができます。私の場合は頭の中でこの様に理解して踊るとあまり混乱がなく、しかもいつもの感じで踊る事ができます。

実際Eddie styleのon2のInstructorの中にも1と8を喰った様に(シンコペーション)カウントする人がたまにいます。すなわちワー−ン、トゥー、スリーと"ワン"を長めにとって、その"ワ"の部分を1でなく0.5位のタイミングでカウントし始める人ですね。ファイブも同様にファー−−イブと"ファ"の部分を4.5で始めます。実際にコンガのトゥンバオはそこに音を置いてるわけで、音楽を考えると感じやすいカウントではあると思うんですけどね。その方がノリを感じやすいかもしれませんけどね。

でも、いろんな事を考えると本来のカウントで(4.5や0.5ではなくて)足を踏むべきだとは思いますけどね。

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