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宇宙からの帰還コミュのいちばんきれいなのは・・・

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コミュの皆様、お元気ですか?

ご無沙汰しております、管理人です。



さて、この度、なかなか味わい深い詩を見つけました。

季節柄ふさわしい題材でもありますゆえ、ぜひ皆様に・・・と思い、

めっっっ・・・・・・・ちゃ久しぶりのトピ立てをした次第でございます。



ご意見、ご感想、管理人に対するご不満、

また、近況報告やお花見の予定、「私のお気に入りお花見スポット」自慢、

その他、懺悔、などなど、

好きなこと言っていただければ、とってもうれしいなぁ〜♪わーい(嬉しい顔)






「いちばんきれいなのは」


今、森の中でいちばんきれいなのは桜だ。
小道のそばで、枝という枝に花を咲かせて、
イースターのお祭りにぴったり合った白い服を着ているかのよう。

二十歳になったぼくが、もし
七十歳まで生きられたとして、それでも
残りの春は五十回。
二十歳のこの春も
二度と再び巡ってはこない。

たったの五十回ーーー。
美しく咲いた花を眺めるには、
とてもじゃないが足りない。
さあ、どこまでも森の中を行こう。
ふわりと雪をかぶせたような桜に見とれながら。




↑ 青森在住の若き(私よりひとつ年下)詩人アーサー・ビナード氏の日本語訳。

↓ A. E. Housman (1859?ー1936)による原文はこちら。




"Loveliest of Trees, the Cherry Now"


Loveliest of trees, the cherry now
Is hung with bloom along the bough,
And stands about the woodland ride
Wearing white for Eastertide.

Now, of my threescore years and ten,
Twenty will not come again,
And take from seventy springs a score,
It only leaves me fifty more.

And since to look at things in bloom
Fifty springs are little room,
About the woodlands I will go
To see the cherry hung with snow.




↓ おネイさんによる朗読(英語)が聞けます。さわやかな小鳥のさえずり付きひよこ

http://w11.mocovideo.jp/movie_detail.php?KEY=fj8SrxeXZ5w





いやぁ〜〜〜、桜、って・・・

人にとって、本当に本当に、特別なものですね・・・ 桜

コメント(22)

アーサー君は、日本人より日本語堪能、中原中也賞受賞の実力。

しかも、イケメンですぅ〜揺れるハート

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89#.E9.80.A3.E8.BC.89
てるさん、

あはは、確かに五十回は、けっこう十分な回数だよね。私もそう思いました。

花を見て感動できるのは幸せ・・・それも、わかります。

冬虫ねーさんも書いてたけど、私も朝日新聞の連載読んでます。

岩井秀樹さんという人が、あなたとダブります・・・イケメンだし〜♪

若い頃、本を読むのキライだった私が、いま貪るように読んでいるのは、この歳になってようやく、自分がしたいこと、求めているものがわかってきたから、です。
あといくつ、春を迎えることができるのだろうと考えつつ・・・
野ずえにのこる遅咲きの花は

あでやかな初花よりも愛(めず)らしく

かなしい夢のよすがともなる。

ひとのわかれのときもまた

あまい出会いのときよりふかく

こころにのこることもある。



−−プーシキン(金子幸彦訳)「バッカスの歌」
『プーシキン詩集』岩波文庫、1968年



コーコーセイの頃、好きだった、プーシキンの詩、、、

ん〜〜、ボクちゃん、若い頃から、ろまんちっく!

今でも若いんだけどね!!
hikaruさん、

けふまでの 日はけふ捨て はつ桜

↑誰の句ですか? ネット検索してみたけど、わからなかった・・・

桜って、嬉しい悲しいどちらにせよ、なんか甘ったるい気分を誘うものでしょう?
この句のように潔い気分になるのは珍しくて面白い。
とてもいい句ですね!
心境としては、私も経験あるよーな、ないよーな・・・(管理人、遠くを見るぴかぴか(新しい)
今でも若いボクちゃん様、


ひとのわかれのときの方が

あまい出会いのときよりふかく

こころにのこるもんだと私は思ってましたし、思ってます。


遅咲きの花が、あでやかな初花よりも愛らしく

かなしい夢のよすがともなる、ってゆーのは賛成。


昔の人は、「愛らしい」と書いて「めづらしい」と言った・・・「めづ」=「愛する」
そこがまた興味深いですよね・・・
「にほふ」が「きれいな色に輝く」という意味だったように。
てるさん、

ええ、どうにかわかってきたのですが、長く生きてればそれなりに・・・ってことですよ。

「二十歳のこの春も二度と再び巡ってはこない」
「二十三歳」も「四十二歳」も同じ。
人生は一度きり。この春も、一度きり・・・
人は、桜と人生と「桜を見ている、今の、この自分」とを重ねて、その「一回性」に感傷的になるのでしょう。
残酷な「一回性」を忘れて、桜の持つ妖力に身を委ね、春の空気に酔いたくもなるのでしょう。


桜を見て思い出すこと・・・
てるさんより長く生きてるんで、それなりにいろいろあるけど、
大きいのは、
遠い昔、哀しかったこと、ひとつふたつと
わりと最近、嬉しかったこと、ですね。
ええ、嬉しいときは、桜なんて見ちゃ〜いません。ただの壁紙の模様です(笑)


てるさんも、これから、「桜は壁紙」の思い出、つくってください♪
加賀千代女です。



けふまでの 日は今日捨て 初かすみ



ってのもある、、、まんまじゃん!ハハハ、、、よっぽど、そーゆー人なんだな!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%B3%80%E5%8D%83%E4%BB%A3%E5%A5%B3

http://haikukan.city.hakusan.ishikawa.jp/izanai/CHK010.aspx?chiyo=1
hikaruさん、ありがとう。

加賀千代女って、あの有名な「朝顔に つるべとられて もらい水」の作者なんですね〜!

俳句、いっぱい作ってる・・・どうも、「初」が好きらしい(笑)
初日、初空、初霞・・・「初霞」なんて、いったいいくつあるんだろ〜。
はい、「そーゆー人」のようですね♪



お返しに、鈴木真砂女の句を・・・

生涯を 恋にかけたる 桜かな



てるさん、

いーの、いーの♪ 歳、隠すつもりないから〜。
女だって、年輪、勲章、生きてきた証、誇り、そんなふうに思いたいからね。

ときどきサバ読みたくなるし(笑)、自分で自分の歳が信じられないんだけど・・・

最近、素敵な若い男性と、「今でも若いんだけどね!!」ってゆー男性がお相手してくれるんで・・・
おかげで私も若返ってまぁ〜スるんるん



ええ、「一回性」は残酷です。だからこそ輝くものだと思ってる。
これいいね〜って、保存しておくことができない。リプレイできない。
人生も・・・この瞬間も・・・

そうかぁ・・・てるさんは来世の生命も信じてるんでしたね。

ずっと生きるつもりと、一回きりの人生と思ってるのと、どちらがいいのか・・・
どちらでもいいと思います。
自分の人生に意味を与えることができるのは、自分だけなのだから。

でも、お互いけして忘れないようにしましょうね。
私を愛してくれている人たちにとっては、
私の存在そのものが、かけがえのない大切な「意味」だと・・・
一回の人生も、繰り返す人生も、どちらも存在するのです。


そしてそれ等を共存させうるのは、人間という場をおいて他、あり得ません。


生きている、ということは、変化し続けるということです。一回性の出会い、とは、生まれた瞬間に死ぬ、生命の爆発です。


爆発は線でなく、点です。プロセスというよりは、起こるか起こらないか、非常にデジタルで、常に一度きりです。その爆発が大きいがために、その印象の、余りの強さに、人はプロセスを辿り、変化しつつも、常にそこに立ち返るのです。
hikaruさん、

なるほど、なるほど・・・

あたくしも、今日、よしもとばななの小説読んでて、同じようなこと感じました・・・
>一回性の出会い、とは、生まれた瞬間に死ぬ、生命の爆発です。

これは、心に響く言葉ですね。
生命とは一瞬の閃火。
点と点で繋がっているように見える。
点は何処へ行くのでしょうか?

ここで短歌一首

われらかって魚なりし頃かたらひし
藻の陰に似るゆふぐれ来る

もう一首

指からめあうとき風の谿は見ゆ
ひざのちからを抜いてごらんよ。

これは、結構なまなましい歌です。
冬虫さん、


一句目も十分艶っぽいですね。

いま、ここに、私は、生きている、という、一回性の実感。

誰かと語らいたいものです・・・そんなふうな「ゆふぐれ」に。

いえ、「かたらひし」は、太古の昔。いまは、言葉は要らない仲なのかも・・・


二句目・・・なまなましくって。

言葉もありません。降参。
Rizさん

ちょっとピント外れの書き込みをしてしまった。
ご勘弁を。

最初の歌は
ワタシとアナタは太古の昔からずーっとこうして
寄り添いあっていたのよ。
と、女性の側から迫っているようにもとれますね。
情念を感じる歌です。
男性側からしたら息詰まる思いでしょうね。(笑)

二首目は
風の谿は見ゆ
そうかー、風の谿かー、落ちる感じなんだなーっと。(笑)

ところで、このトピどう進めていく?
冬虫姉、どなたが詠まれた歌ですか?

“かつて魚なりし頃”、、、

ダーウィンより新しい時代の作品とお見受けしました、、、
冬虫さん、


好きなこと言ってもらえるとうれしいので、
全然ピント外れじゃないですよ〜♪


最初の歌、私は相思相愛と見ました。
「息詰まる思い」なのはお互い様。
なかなか濃い雰囲気ですよね、「藻の陰」とは。

二首目、「落ちる」んですね・・・
谿に吹く上昇気流に乗るのではなくて(笑)
やー、あたくし、よくわからないので何とも言えないのでありますが・・・



このトピ、どう進めていくか・・・

そうですね〜、

つれづれなるままに。

・・・で、いかがでしょうか?
水原紫苑です。
俵万智は口語体で詠んだけど
水原紫苑は文語体で詠んでいます。

どちらも現代を代表する歌人です。

俵万智のサラダ記念日に新鮮な衝撃を受けて
短歌をやりたいとカルチャーセンターに通ったことがありまして
その当時、もうかなり昔ですが、この歌が一番好きでした。

それで、ワタシの作品は?って
もう忘れました。
通うたびの作品発表が苦痛で結構早く辞めました。

肌の内に 白鳥を飼うこの人は
押さえられ しかしおりおり羽ぶく
        佐佐木幸綱
この方は朝日花壇の選考委員ですね。

若い男性のそのものズバリの表現もあったりして
面白かったですよ。

つれづれなるままに..........でした。

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