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妄想・特撮シリーズコミュの第一話。その1

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『帰ってきたウルトラセブン』
 サブタイトル『セブンのいない日』

 その日、ウルトラセブンこと、モロボシダンは、宇宙警備隊の依頼で
火星探索に向かった。
「そーゆーわけだから、しばらく留守にするけど、一週間はかからないから
念のために、これを置いていくから、なにかあったら使いなさい」
と、カプセル怪獣が詰まった小箱を枕元において、妻のイズミに優しく語りかけた。
「でも、早く帰ってきてね」
「わかってるよ」
 ベッドの中で、裸の二人は強く抱き合った。
少しだけの別れを惜しむように、お互いを求め合い、唇を重ねあい
激しく愛し合った。
 そして、開けの明星が西の空に見えるころ、そっと寝息を立てて寝ている
イズミの頬に軽くキスをして、起こさないようにダンは家を出た。
 誰も見ていないことを確認すると、ウルトラアイをポケットから取り出して着眼する。
「ジュワアッ!」
 掛け声とともにウルトラセブンに変身する。
そのまま火星に向けて大空に飛び立った。
 イズミが目が覚めたのは、すでにダンが火星に向かった後である。

 ネオ・マットの作戦室では、何事もなかったかのように隊員たちが
それぞれの持ち場で、いつものように仕事をしている。
「隊長。月基地より入電です」
「ウン。こちら作戦室。隊長の南だ」
 ネオ・マットの南隊長がマイクを握る。
「こちら月基地。火星に異常あり。何かが爆発したか、追突した模様です」
「了解。何かあったらすぐに知らせてくれ」
 そう言って、マイクを置いた。
「綾乃くん、火星の画像をスクリーンに映してくれ」
「ハイ、すぐに出します」
 ネオ・マットのコンピューターと、本部の目である耳である、
レーダーの監視を担当している、天才科学としても有名で、
なおかつ最年少女性隊員として、働く綾乃隊員がすぐに映像を映し出す。
ちなみに、この綾乃隊員は、日本が生んだ世界のスーパーアイドル
『アヤピョン』というもう一つの顔も持っている。
スーパーアイドルが、実は怪獣や宇宙人と戦う、ネオ・マットの
一員だということは、ファンはもちろん、国民的にも有名だった。
「うーん・・・見た目は何も変わっているような感じはないな」
 南隊長は映像を見ながら腕を組んだ。
「綾乃くんは、そのまま監視を続けて、異常があれば知らせるように」
「了解」
 そういって、綾乃隊員は画面に目を落とした。
しばらくすると、定期パトロールに行っていた、他の隊員たちが帰還した。

「ただいま、帰りました。特に異常はありませんでした」
 代表として、副隊長を務める、山中が南に報告する。
山中副隊長は、現場の最高責任者で、本部に勤める南隊長の代わりでもある。
元TACの優秀な隊員で、解散後は防衛学校の先生をしていたのを
ネオ・マットが発足したとき、隊長の南の誘いで、再び現役に復帰したのである。
「隊長、何かあったんですか」
「火星で異常があったらしい。まだ、それが何かはわからんがね」
 南は、自分の隊長席に座ったまま答えた。
「火星ねぇ・・・」
 結槻隊員が椅子に座り、自分の机に足を乗せながら息を吐きながら呟いた。
結槻凱隊員。元ジェットマン計画のブラックコンドルだった男。
依然、宇宙人の攻撃の犠牲に合い、体の半分以上が機械であるアンドロイドの彼は
隊員の中で唯一変身できて、モロボシダンの正体を知っていた。
「なんだ、火星がどうかしたのか」
 副隊長の山中が聞いてきたが、それには「別に」とだけしか言わなかった。
なぜなら、火星に異変があることは、ダンから前もって聞かされていて、
セブンとして探索する留守にする間、イズミと地球のことを頼まれていたのである。
もちろん、そのことは、他の隊員たちには秘密である。
「それにしても、最近は事件らしい事件もなくて、平和でいいわね」
 と、美川隊員がホッとしたように話した。
美川のり子隊員は、山中副隊長と同じく、元TACの隊員で解散後は
結婚して、普通の主婦として、子供も一人いるが、怪獣の巻添えで
夫を亡くし、ネオ・マットが設立したとき、動機だった山中に誘われて
再び戦線に戻ってきたのである。
 常に冷静沈着で、爆弾など精密機器に詳しく、後輩の隊員たちには
お姉さん的立場で優しく指導しながら、同期の山中や年上の南隊長からは
信頼が厚い。また、同じ女性隊員の綾乃隊員とは違い、前線で活躍する
勇敢な女戦士でも合った。
「でも、たまには事件でも起きてくれないと、腕が訛りますね」
と、笑いながら言ったのは、坂田次郎隊員。
 子供のころ、兄と慕う元MATの隊員、郷秀樹の意思を継ぎ、
地球防衛軍防衛学校に入学。見事ネオ・マットの隊員として合格し
入隊することが出来た。が、若いだけにやんちゃでおっちょこちょいなところがあった。
「バカもん。何を言うか。われわれの出番がないのが、一番平和でいいんじゃないか。
と、すぐさま、副隊長の山中に怒鳴られる。
 そんな隊員たちを指揮してまとめているのが、元MATの隊員だった
南猛隊長である。ネオ・マットを設立するとき、隊長として参謀本部より
強く説得されて就任したのであった。現在の立場、防衛軍参謀本部総督である。

コメント(1)

と、まぁ、最初はこんな感じです。誤字・脱字は目をつぶってください。
と、言うよりも、この文章がどこまで読んでいる人に伝わるのか心配。

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