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■今週の倫理コミュの我情我欲を捨て 人世のために働く

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「我情我欲を捨て 人世のために働く」     2012.8.18〜8.24


今から十年以上前、女子高生の間で「ヘブンズパスポート」という手帳が流行しました。百の善い行ないをすると、願いごとが叶うというのです。いわゆる「徳積み」が女子高生の間にゲーム感覚として広がったのです。
私たちは「童話」や「伝説」などの昔話で、善いことをすれば幸せになれると聞かされてきました。しかし大人になるにつれ、現実を見ると、なかなかそのことを実感できずにいます。むしろ「善いことをしても幸せになれない」と思っている人もいるでしょう。
『万人幸福の栞』に、「世の中の幸福者は、このレールの上にきちんと乗っている」と記されています。純粋倫理とは、日常性にたとえて言うならば「車の運転」のようなものです。
車で交差点を直進する際、左右確認をしなければ事故に遭います。たとえ無事だったとしても、たまたま他の車が横から来なかっただけで、そのような走行を続けていれば、いつか必ず事故に遭うでしょう。「ルールを守らない」ことは、一見すると楽な近道のように思えますが、結局その行く末は非常に厳しいものになります。
 製造業を営むK氏は、事業が軌道に乗っていたため、将来は株式上場をして世界に羽ばたいていこうと考えていました。
K社長はある時、友人・知人に対して「近々上場するが、うちに投資しないか」と囁きました。本来このような行為は法律上禁じられていますが、K社長は資金欲しさから友人らに金儲けができると持ちかけたのです。
そして短期間のうちに二十数名から約十八億円を集めたものの、会社は半年後に倒産。負債総額が三百億円を超える事態に陥りました。間もなくK社長は姿を消し、儲け話に乗った友人・知人も、巨額の投資が要因となって倒産の憂き目に遭う結果となりました。
『万人幸福の栞』第九条「破約失福」には、「法網をくぐって出来た金銭・財産は、その人の身につかぬのみか、かえって、その人を家を不幸にする」とあります。法や道徳に反して事業を拡大させようとしても、結果として滅びの道につながるのです。
経営者として「魔がさした」ということは、自分の心を見失っている状態に他なりません。正しい心へと立ち返るためには、徳(善いこと)で心を磨くことが肝要です。
住宅建設会社社長のT氏は、会社が順調な理由を「休日にゴミ拾いをしているからかもしれません」と言います。氏が幼い時によく聞かされた「お天道様が見ているよ」という言葉は、先人が経験的に培った生きる指針なのでしょう。大自然、ご先祖様、支えてくれる家族に対して恥じない行動をすることが、真の企業繁栄の秘訣なのです。
倫理経営は、人や物、そして環境に恵まれていく経営です。我情我欲に惑わされることなく、世のため、人のために役立つ生き方を目指していきたいものです。
徳と福は必ず一致します。徳(善いこと)は福(幸福)と明確につながっているという信念を持ち、良心に恥じることのない経営をしていきましょう。
お天道様はいつもあなたを見ています。

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