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■今週の倫理コミュの一貫した徹底が周囲の目を覚ます

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「一貫した徹底が周囲の目を覚ます」   2005.11.26〜12.2


企業のトップには、次々と起こる問題を解決する能力が求められます。

優良企業といわれるところは、この解決能力が高いがゆえに勝ち組として君臨できるのです。逆に負け組は、問題意識の希薄さにより、解決の糸口が見つからないまま、赤字にあえぐこととなるのです。


Y氏(四二歳)は、大学を卒業し証券会社に就職しましたが、九年後、外資系の生命保険会社に転職。個人事業主として活動し始めた矢先、義父が経営する会社で後継者がなく、Y氏に白羽の矢が立ちました。                              
                 

義父の会社は、配電盤用リフターという特殊な台車を製造しているメーカーで、職人がそれぞれの分野で技術を活かしているものの、やる気に満ちた状態とは程遠いものでした。

一日のスタートである職場朝礼はダラダラ、夕方は終業のサイレンが鳴ると一目散に帰路につく社員たちを見て、Y氏は唖然としました。
「わが社の職人は、お客様や会社のためにではなく、自分の都合で勤務している」と思えたのです。

気づくまま、義父である社長に対して改善案を提言するのですが、「これまで、このようにやってきたのだから、これでいいんだ」
「いや社長、変えたほうが…」「いや、変えなくていい」と、毎日がお互いの意地の張り合いになってしまう有様です。


〈このままでは歴史ある当社も崩壊する〉と感じたY氏が、さらに意を決して談判したところ、「いい加減にしろよ!」との言葉。さすがのY氏も〈もはやこれまで〉と退職を決め、身辺整理をしていた時のことです。

知人が来社し、「よかったら読んでみて」と『職場の教養』誌を置いていきました。Y氏は隅々まで読み終え、「これはいい!」と倫理法人会に入会したのです。


経営者モーニングセミナーに参加して、様々な事業体験や講話を聞いているうちに、「社長にいろいろと提案はしたものの、具体策までたどりつかなかった。そこは自分も反省しなければいけない。まずは活力朝礼からやってみよう」と思い立ち、社長に自分も至らなかったことを詫びつつ話を持ち出すと、「そんなに言うのなら、やってみなさい」と返ってきたのです。

さっそく社員一同に見本朝礼のビデオを見てもらい、「これからは自己向上を図るために、こういう朝礼を取り入れていきます」と提案。
言った瞬間、三十人中五人が「それだったら辞めます」と名乗り出ましたが、Y氏も引かず、そのまま辞めてもらったといいます。

とにかく出来ることからと、持ち場、年齢、考え方の違う従業員が一列に並ぶこと、元気よく声を出すことなど、一つひとつを根気強くやり続けました。


そのうち社員の中からも「こんな当たり前のことが、当たり前にできない」という声が聞かれ始めたのです。自分たちの意識改革の必要性を認めた結果、次第に仕事ぶりはよくなり、それと比例するように業績もグングンとアップし始めました。そんな成長を見届けた義父も安心したのでしょう、Y氏に社長の椅子を預けたのです。

何か事を始めるからには、「徹底」「一貫」を強く肝に銘じましょう。



※写真は、テーマとは関係ありませんが、小金井公園の秋の風景です。

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