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■今週の倫理コミュの一枚のハガキが 喜びと感動を与える

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「一枚のハガキが 喜びと感動を与える」   2006.12.30〜2007.1.5



「人生は深き縁の不思議な出合だ/めぐりあいのふしぎにてをあわせよう」
先日、九十七歳で亡くなった仏教詩人・坂村真民さんの詩の一節です。 

 昨今の携帯電話の普及により、人との交流も電話やメールが主流になってきていますが、それでも一番喜ばれる手近なものがハガキではないでしょうか。

 倫理法人会の会友で、ハガキ活用の達人として知られる増田運諭(株)会長の増田彰司さん。長男を他社へ修業に出した平成四年九月一日から一日一信が始まり、現在五二〇〇枚に上ります。昨年、社長職を譲り、会長と社長として隣り合った席で執務しているにもかかわらず、その実践には更に磨きがかかっています。

都下で独居自炊の生活をしている九十五歳の実母にも、十年前から一日通信を始め、現在三五〇〇枚。母は届いたハガキを百枚ごとに束ね、仏壇にお供えをし、会社の発展と家族の幸福を合掌しているということです。時折、「彰司! 字が間違っているよ」との電話も入るそうです。
宛先を「増田運輸(株)天地人の御縁様」とし、九年前から自らに向けて出してもいます。最初と最後の文言は「多くの人様の御縁をいただき〜天地人の御縁様に感謝します」で、その中間に当日会う予定の人や仕事への感謝の念を盛り込みます。毎日自身に届くハガキによって、多くの縁に対する誓い・感謝の心を忘れないようにしているのです。
 この三種の一日一信には、「念」が通じるようにとの思いで「年」賀状を使用しています。その結果、様々な気づきが得られて業績は年々上向き、後継者選びについてもスムーズに決定したと、増田会長は自信をもって語ります。

ハガキの効用については、哲学者・教育者として知られる森信三が、いくつかの言葉を残しています。
「五分の時間を生かせぬ程度の人間に、大したことは出来ぬと考えてよい。五分あれば少なくともハガキ一〜二枚は書けるではないか」「ハガキの返事はその場で片付けるが賢明。丁寧に…と考えて遅れるより、むしろ拙達を可とせ」「縁なき人の書物を数十ページ読むのが大事か、それともハガキの返事を書くほうが大事か。このいずれを取るかによって人間が分かるともいえよう」「一枚のハガキの表書きにおいて、私は相手のお名前から先に書き、『様』の一字に最大の敬意を込める」「遠く離れて勉学中の娘や息子に週に一度、曜日を決めてハガキを書くことは親心の心配りである」

 たかがハガキ、されどハガキ。「一対一」の世界のため、文面はおのずと生き生きとします。ハガキの功徳とは、○お温情○か感謝○げ下座の心○さ鑽仰心○ま満足心の数々を培うこと。「人の幸福とは何だろうと考えた時、縁ある人々との人間関係を噛み締めて深く味わうところに生ずる感謝の念である」という森の言葉を心に留め、「おかげさま」の思いを育てつつ、人との交流を深めていきたいものです。




※写真はテーマと関係ありませんが、黄昏時の小金井公園の風景です。
今年は今回が最後になります。本コミュニティにご参加頂きまして有難うございました。
来年は60年ぶりの丁亥の年で、芽が出る年と言われます。
この年末年始にかけて、その夢を描いてみませんか?

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