オノレ・ド・バルザックコミュの映像作品『ざくろ屋敷』について

　はじめまして。映画作家の深田と申します。

　以前から何度かこのコミュニティには顔を出させてもらっていますが、私は2006年の夏に、バルザックの短編『ざくろ屋敷』を原作にした映像作品を監督し、東映アニメーションより発表しました。
　この作品はバルザックファンの方にこそ知ってもらいたく思い、今回不躾ではありながら、この場を借りて拙作の紹介をさせて頂きます。
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DVD映像作品「ざくろ屋敷　バルザック『人間喜劇』より」
製作：東映アニメーション　販売元：幻冬舎

作品詳細　http://www.lagrenadiere.jp/
（山田宏一先生、鹿島茂先生から作品に寄せられたコメントが読めます）
予告編　http://www.ganime.jp/zakuro/index.html

声の出演：志賀廣太郎・ひらたよーこ・堀夏子・山口ゆかり
原作　　　：オノレ・ド・バルザック
文芸監修：鹿島茂（仏文学者）
音楽　　　：上尾直毅
絵画　　　：深澤研
監督　　　：深田晃司
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　アニメーションといっても、静止画（テンペラ画）を中心に構成された、変わった内容になっています。フランス中部に実在し、バルザックも滞在した「ざくろ屋敷」に実際に取材を行い、また様々な歴史的資料を基にして、映像化しました。
　冒頭だけですが、Yahoo動画で視聴することが出来ます（無料）。よければ御覧頂ければと思います。
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00225/v00621/v0062100000000324264/

　※管理人さんへ。もし、このトピックが当コミュニティにそぐわない、不適切であると判断された場合は、遠慮なく削除して頂いて結構です。

コメント(12)

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[2] mixiユーザー 12月27日 03:01

>以来、この作品に対する印象も変わりました。

　ありがとうございます。そう言って頂けるのは、作り手としても原作を愛する者としても、本当に嬉しい限りです。

　このトピックでは、せっかくなので、原作である短編『ざくろ屋敷』（岩波文庫「知られざる傑作」収録）についての皆さんの感想や印象もお聞かせ頂ければ幸いです。
　ちなみに私は、原作『ざくろ屋敷』は、バルザックが様々な作品で繰り返し描いてきたモチーフ「死にゆく者の姿」が、最もシンプルに凝縮された形で描出された作品だと考えています。

[3] mixiユーザー 12月27日 13:38

音楽も古楽器で演奏されとありますが
上尾さんは面白い経歴の方ですね。

ますます興味があります。

[5] mixiユーザー 12月28日 09:55

　今回、音楽の上尾直毅さんには、フォルテピアノ・クラヴィコード・ミュゼットの３つを担当してもらっています。
　特に上尾さんの演奏する、ピントのグランドソナタは絶品ですよ。
http://www.lagrenadiere.jp/music/　（音楽詳細）

[6] mixiユーザー 12月29日 01:13

こんにちは。
絵と音楽もさることながら、声優をしている役者さんたちの声の演技も素晴らしいですね。
それによって、この作品は「文芸紙芝居」ではなく、まぎれもなく「映画」になっていると思います。
実は深田氏とは知り合いなのですが、身内びいきということでなく、ぜひ皆さんに見て欲しい作品だと思います。

[7] mixiユーザー 12月29日 12:49

　ありがとうございます。役者は、全員劇団青年団の実力派たちです。キャストについてもHPに詳しい解説があるのでよければ御覧頂ければと思います。

[8] mixiユーザー 07月08日 07:15

【情報】７月７日から７月２０日まで、映画「ざくろ屋敷」、渋谷アップリンクXにて公開中です。御興味のある方はぜひ宜しくお願いします。

映画「ざくろ屋敷　バルザック『人間喜劇』より」
上映期間：2007年7月7日(土)～7月20日(金)
開始時刻：連日 21:00
料金：前売り￥800　（当日￥1,000）
劇場：アップリンクX

上映・イベント詳細
http://www.lagrenadiere.jp/showing/

[10] mixiユーザー 07月09日 18:30

＞ラォズィー　さん

　DVDと比べて、やはりハイヴィジョンの映像は比較にならないほどの、絵の細やかさを再現してくれています。また機会があればぜひお越し願えればと思います。

[12] mixiユーザー 10月09日 22:37

【・追加情報・】
バルザックの国フランスで開かれる第3回KINOTAYO映画祭上映作品に『ざくろ屋敷』が選出されたのを記念し、パリに先駆けて東京はアトリエ春風舎にて特別上映することになりましたのでご報告させて頂きます。
（KINOTAYO映画祭ＨＰ）　http://www.kinotayo.fr/_page_/programme2008/films/grenadiere

ざくろ屋敷「KINOTAYO映画祭2008選出記念」特別上映
【日時】10月14日～17日　17:50
【場所】アトリエ春風舎
（東京メトロ有楽町線・副都心線／西武有楽町線「小竹向原」駅４番出口から徒歩３分）
【地図】http://www.seinendan.org/jpn/info/infoshunpoo000000.html
【料金】1,000円（当日券のみ）
　　
【関連企画】会期中、アトリエ春風舎にて上映中の新作映画『東京人間喜劇』との相互割引サービスを実施します。　片方の半券提示で鑑賞時300円割引となります。

【詳細】　http://www.komaba-agora.com/line_up/2008_10/fukada.html

　劇場で上映できる機会は少ないので、この機会にバルザックファンの方に御覧頂けると嬉しいです。

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