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【映画】エィガ一刀両断【批評】コミュの「グッド・バッド・ウィアード」

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「グッド・バッド・ウィアード」 監督:キム・ジウン 2009年10/01 配信

公式サイト
http://www.gbw.jp/

この映画はマカロニ・ウエスタンの影響を受けているみたいですね。
(題名からしてピンと来る人は来ますが・・・)
マカロニ・ウエスタン、僕は大好きです。
色々書くと長くて書ききれないので、ひとつだけエピソードを。

マカロニ・ウエスタンの代表作のひとつに「荒野の用心棒」があります。
クリント・イーストウッド&名匠セルジオ・レオーネ&音楽はエンニオ・モリコーネという、
“マカロニ・ウエスタンの黄金トリオ”の作品です。
全米で大ヒットしてマカロニ・ウエスタン・ブームのきっかけになりました。
しかし、この作品は黒澤明の「用心棒」の“パクリ”だったのです。
それを知った黒澤監督は、不快感をあらわにして、訴訟を起こしました。
しかし、“荒野の・・・側”は、
『そもそも黒澤の「用心棒」だって、ダシール・ハメットの小説「血の収穫」のパクリだろ!』と開き直ったそうです。
オイオイ・・・

結局裁判は黒澤側の勝訴に終わりましたが、後に黒澤明も「血の収穫」から影響を受けた事を認めています。
でも、僕が言いたい事は、誰が悪いとかと言うことではありません。
「荒野の用心棒」「用心棒」「血の収穫」の三作品とも名作だという事です。
どれも、最高の作品だと思います。
もちろん盗作という行為は良くないことだと思いますが、才能のある人はパクリ方がうまいんです!!
もちろん、ごまかし方が上手だという意味でありません。
パクっても、また違う良さが出るということです。
マカロニ・ウエスタンはパクリ、パクラレの宝庫です。
でも、面白いものを作りたいというつくり手の“熱意”の宝庫でもあります。

すみません。だんだん“熱く”なってきたので、今回はこの辺にしておきます。


『まずこの映画のタイトルだよね。
「グッド」っていうのは善人の意味で、賞金ハンターのドウォンの事を指す。「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンが演じてる。
「バッド」っていうのは悪人の意味で、殺し屋のチャンイ。「甘い人生」のイ・ビョンホンが演じてる。
「ウィアード」は、変人という意味で、間抜けな強盗テグの事を指す。これは「殺人の追憶」のソ・ガンホが演じてる。
ほとんどこの3人しか出て来ないから、ある意味プロモーションビデオみたいなんだよ。
だからこの3人が好きな奴には、たまらないんじゃないかな。
だからはっきり言って、早川亜希の水着のプロモーションビデオみたいな物だよ。
(観るのは)マニアだろうな・・・。

実際に、そういうオバちゃんがいた。
イ・ビョンホンが上半身裸になった瞬間、「あらっ・・・素敵・・・」みたいな。火照ってたぜ〜〜〜!!
いちいち声を出すんだよ、クソババアが!!
映画館はババアだらけよ!!煎餅をバリバリかじりやがって。

で、この映画のキャッチコピーにもなっている「ムチャクチャデイイノダ!」
確かに、韓国版のマカロニウエスタン。あと、ギャグとか無国籍名街とか、CGを使わないアクション、荒野の追激戦とか、ラスト。
なんの予備知識もなく、頭を空っぽにして観に行ったら、話は単純だし痛快だと思うね。

でも、悪いところとしては・・・この映画は「狙ってる」わけじゃん。
例えば、「韓国版マカロニウエスタン」とか、俺がネタで昔やったような「黒人の右翼」みたいな。
だから外したときは「アチャーーー!!」って思うよね。

悪い所、言いましょうか・・・
まず、銃撃戦。
後半、ドウォンと謎の馬賊団が撃ち合いになる。ドウォンが馬に乗って走ってくる。逆から馬賊団が集団で走ってくる。
ドウォンがウィンチェスター銃で、「ターン!カチャ!ターン!カチャ!ターン!ターン!ターン!」って撃つと、
敵を全部殺していくんだよ。
でも、謎の馬賊団が「ドドドドドドドドッ!」って、撃っても撃ってもドウォンはかすり傷ひとつ負わない。

なんで???

あと、ギャグ。
ドウォンに捕まったテグが手足を縛られて、足につながったロープが岩に刺さっているんだよ。
それをテグが苦心の末はずして、部屋から出て「よーし助かったぞ、良かった〜」て言った時に、
そこでは、ドウォンが飯を食っている。
テグ「お呼びでない・・・・お呼びでない・・・・こりゃまた失礼しました。」みたいな。
何年前のギャグだよ?植木等か?と思ったよ。

あと、荒野の追激戦。
はっきり言って長すぎ。
監督だけの自己満足なんだよ。
「どうだ?観てくれ!カッコいいだろ?俺はこれがやりたかったんだ!」っていう・・・
誰か監督にカットを入れる奴はいねぇのか?と思った。第三者機関がね。
監督が「用意スタート!」って言って「お〜いいぞ〜〜!カッコいいね〜〜!いいよ〜〜!」って言っている時に
「オナニーカット!」みたいに。

あとラスト。ネタバレになるけど・・・
3人が銃の早抜きをするんだけど、死なな過ぎ。
そこは、一発で決めて「さぁどっちだ?」っていうところじゃん。
それなのに、「バーン!あっ!バーン!うっ!バーン!あっ!バーン!うっ!バーン!あっ!」空気の抜けたダッチワイフじゃないんだから。
キレの悪いションベンじゃないんだからさ。

あとは、宝物の正体はイマイチだったけど、"指切り魔"の正体は面白かった。

でも、オープニングは凄いよ。
真っ青な空に、黄色い荒野。そこに一匹の鷹がいるんだよ。
その鷹が「シューン!」って降下してくる。
そして線路上にある肉を「パン!」って獲って「キューン!」と急上昇する。
その瞬間、大陸横断鉄道が「グァァァ〜〜ン!」
で、今度は鉄道の中。
テグは変装をしている。で。後ろの車両から前の車両に行くんだよ。
「いらっしゃい、いらっしゃい。お菓子はどうですか?はい、どうぞ。」
次の車両に敵がいるんだけど、早着替えして二丁拳銃で
「パン!パン!パン!パン!カチャッ。パン!パン!パン!パン!カチャッ。パン!パン!パン!パン!カチャッ。」
でも、外ではチャンイが薪をたいているんだよ。
で、列車が「グォォォォッ!!」って近づいてくる。
で、その薪に「ドーーーンッ!!」ってぶつかる。
みんなは「ドーーーンッ!!」って吹っ飛ぶんだよ。
そのスピード感と迫力は、凄いんだよ!!
オープニングは完璧。

だから、オープニングを観たら帰れ!!

そんな映画でした。

「続・夕陽のガンマン」のザ・グッド、ザ・バッド、ザ・アグリーが元ネタになっているんだけど、
それと比較したらダメだからな。
全く別物として観に行かないと、大変な事になる。』

エィガポイント【6.5】

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