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【映画】エィガ一刀両断【批評】コミュの「マン・オン・ワイヤー」 

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「マン・オン・ワイヤー」 監督:ジェームズ・マーシュ 2009年7/16 配信

公式サイト
http://www.espace-sarou.co.jp/manonwire/

エガちゃんは、けっこうドキュメンタリーが好きみたいですね。
ドキュメンタリーは、ドラマに比べてどうしても地味になりがちですが、ドラマでは伝わらない、強烈なインパクトを放つ作品も少なくありません。
やはり、いくらお金をかけて作りこんでも、実際の映像には太刀打ち出来ない場合もあるのでしょう。
今回は、強烈なドキュメンタリーをオススメします。
「ゆきゆきて、神軍」(二次大戦中の人肉食いを究明しようとする男の話。原一男監督作品は全て強烈です。)
「A」「A2」(オウムのその後)
「ハート・オブ・ダークネス」(「地獄の黙示録」メイキング)


エガちゃんの批評
『この映画はドキュメンタリー作品。本人たちの証言と再現ドラマ、そして実際の映像で成り立っている。
で、これを観た俺の率直な感想・・・・

嫉妬した。

「ヒィィィ!」っときたね。

だって、世界一高いワールド・トレード・センターの間を綱渡りするって、誰もやったことがないじゃん。
しかも、それをドッキリでやっている。
しかも、逮捕されるのを覚悟でやっている。
しかも、死と隣り合わせ。
しかも、主人公のフィリップは“マン・オン・ワイヤー”綱渡りの男。綱渡りという技も持っている。
これは嫉妬するね。
これでフィリップが笑いをとっていたら、俺はこの映画を紹介していなかった。悔しすぎて。

で、こういう映画って困難というハードルが高ければ高いほど、成功した時の感動が凄いじゃん。
その点凄いよね、ドラマがあって。
例えば・・・
フィリップは8ヶ月間、計画を練りに練るんだよね。その後、内部の人間を仲間に入れて偽造の許可証を作る。
次に104階まで、シートを被った200kg近い物を運ぶ。周りにずーっと警備員がいて、バレそうでギリギリだよ。
そして屋上に出ると、外はもう真っ暗。
合図をするんだけど、それを見間違えて、ワイヤーを渡すための釣り糸が付いた矢を放つ。
フィリップはそれを見失って、裸になって探してやっと見つける。
そして、フィリップが重いワイヤーを落としてしまう。
なんとか、(到着地点の)北タワーの仲間が持ち上げるんだけど、怖くなった仲間の一人が逃げちゃう。
そして残った一人でワイヤーを固定するんだけどユルユル。
その後のフィリップの写真があるんだけど、困惑、疲労困憊。
さあ、やれんのか?やれないのか?やれんのか?やれないのか?やれんのか?やれないのか?
って時に、第一歩を踏み出している写真があるんだよ。
その時のフィリップの写真はニコ〜〜〜〜〜〜ッて。
で、バックにはエリック・サティのジムノペディ。

鳥肌がゾ〜〜〜〜ッ!!って来るね。

全てが報われた瞬間だよな。
死んでも全く悔いはないんだろうね。
その後もっと面白いこともあるんだけどね。

でも、こういういたずらモノって、男は好きだな。

この映画を観て、血がカーーーーッ!!って上って、知り合いのディレクターに電話したもんね。
「客を大爆笑させるような、俺を殺す企画を考えてよ!」って。
そしてらディレクターが「エエエエエエッ!!」って言って「あ、違う電話がかかって来た」ガチャッ!!
って逃げやがった。俺を殺せ!!って。

でもその後、フィリップと彼女、フィリップに一番協力してくれた人たちが、その後どうなったかをちゃんと描いているから面白いんだよ。
そこは感動じゃなくて、人間臭さを入れてる。
美談で終わらせていないところがいいね。

まぁ悪いところは・・・
時系列どおりじゃないんだよ。分かりにくい。
あと、登場人物が多すぎて「あんた誰?」って言いたくなるね。
その辺ですな。

周りの人間は、これを“史上最も美しい犯罪”って言ってるんだよね。
俺は思う。

そんなの言葉にすんな!!ただのサーカスじゃねぇか!!

そんな事言ったら、俺がお尻から水を出す芸。
あれは“史上最も美しい水”だよ。
飲めるぞ!!』

エィガポイント【8.0】

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