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ヨゼフ・スークコミュのレコード芸術11月号の特集

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レコ芸2012年11月号の特集では、名演奏家ランキングとして30人の評論家によるアンケート集計が載っています。「これまでもっとも優れていると思われるヴァイオリニストを10人順位づけで」というアンケートで、評論家がそのヴァイオリニストを1位にランキングすると10点、2位なら9点、…9位なら2点、10位なら1点というようにヴァイオリニストごとに加点し、全体を集計して点数の多い順に集計したものが掲載されています。興味深いので、その順位をご紹介します。

1位ハイフェッツ
2位オイストラフ
3位クレーメル
4位クライスラー
5位ミルシテイン
6位グリュミオー
7位シェリング
8位シゲティ
9位メニューイン
10位ティボー
11位コーガン
12位ファウスト
13位ムター
14位スターン
15位パールマン
16位フランチェスカッティ
17位キョンファ
18位ヌヴー
19位ハーン
20位エルマン
21位クイケン
22位ブッシュ
23位ツェートマイアー
23位デ・ヴィート
25位オークレール
25位ゲーベル
27位カルミニョーラ
27位シュナイダーハン
29位ツィンマーマン
30位ムローヴァ
31位カンポーリ
32位クーレンカンプ
32位ゴールドベルク
34位コパチンスカヤ
34位テツラフ
34位ビオンディ
34位レビン
38位フーベルマン
39位フェラス
39位マンゼ
39位リバール
42位クロサキ
42位ズーコフスキー
42位ボベスコ
42位メルケル
46位五嶋みどり
46位バディアシュヴィリ
46位フェラレージ
49位カヴァコス
49位マルツィ
51位アッカルド
51位コルシア
51位庄司紗矢香
51位諏訪内晶子
51位モルドコヴィッチ
56位オブラギモヴァ
56位厳本真理
56位エネスコ
56位オノフリ
56位ジョセフォウィツ
56位竹澤恭子
56位テレフセン
56位ベイエール
56位レーピン

コメント(3)

で、私がなぜこのアンケート集計結果を興味深いと思ったかと言うと、この順位表の中にスークの名前が無いのですね。

6位グリュミオー
7位シェリング
8位シゲティ
9位メニューイン
10位ティボー
11位コーガン
12位ファウスト
13位ムター
14位スターン

↑このあたりの順位の面々を見てみますと、スークの音楽家としての「格」を考えると、だいたいこのあたりと肩を並べると思えるのですが、スークの名前はありません。なぜなんだろう、と考えてみたわけです。

で、私が到達した考察はこうです。

この順位づけは、音楽評論家がしているという点が重要だと思います。音楽評論家は演奏もしないし作曲もしません。他人の演奏を批評して、それを文章にして飯のタネにしています。すると、音楽評論家にとって、批評の材料になりやすい、すなわち「飯のタネ」になりやすいキャラクターを持った演奏家が好ましい演奏家ということになると思います。

そうなると、演奏家として個性の強い、おもしろいキャラクターの持ち主が好まれるという傾向が生じるのではないでしょうか。上位にハイフェッツ、オイストラフ、クレーメルといった面々が並ぶのはそのためではないでしょうか。

ところが、スークの場合は、その演奏ではなく、人格、キャラクターの「おもしろさ」という観点から評価すると、決して「おもしろい」という感じの人ではないですよね。このため、評論家諸氏からはあまり評価されないということなのではないでしょうか。

みなさんはどうお考えですか。
 勝手な推測ですけど、ボヘミア楽派そのものがすでにマイナーな存在になってしまったので、今のヴァイオリン愛好家たちに忘れ去られてしまったのではないでしょうか。
 同じくマイナーな存在と言えるブッシュがランキングに残っているのは、最近になってドイツ人の若手ヴァイオリストが活躍していることが一因としてあるのかもしれませんね。
>>[2]

>ボヘミア楽派そのものがすでにマイナーな存在になってしまった

たしかにこれはあるかもしれません。

あと、スークは評論家が好むような派手なコンチェルトの演奏をあまりしませんからね。注意を惹きにくいということがあると思います。

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