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ヨゼフ・スークコミュのブラームスのソナタとスーク

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私の受けた感じでは、スークはベートーヴェンのヴァイオリンソナタとブラームスのヴァイオリンソナタ及びビオラソナタにおいて、もっとも高度な成果を上げているように思えます。

ベートーヴェンのヴァイオリンソナタについては別のトピックでお話ししようと思いますが、このトピックではブラームスのヴァイオリンソナタとビオラソナタの演奏についてお話してみようと思います。

写真の左はスークがヤン・パネンカと組んで録音しているブラームスのビオラソナタのCDですが、私はこのビオラソナタの演奏が大好きです。スークならではの端正な演奏ですが、特に私はスークがこの作品の演奏で、ブラームスがこの作品に託した人生のメッセージを探ろうとしているように思えてならないのです。

実際、このCDの録音は、1990年に行なわれていますが、スークが1929年生まれであることを考えると、ちょうどスークが61歳のときの演奏になります。そして実はこの作品はブラームスが61歳のときの作品なんですね。スークは自分がブラームスがその作品を作曲したときの年齢になることによって、ブラームスがこの作品に託した人生のメッセージがもっともよく感じ取れるのではないかと考えて、このときに録音したのではないかと推察しているのです。

このブラームスのビオラソナタはビオラ曲としては非常に有名なので、いろいろなビオラ奏者が録音を制作しているようです。それらのうち、バシュメットのものと聴き比べてみたのですが、バシュメットは、聴く者に優しい、親しみのもてる分かりやすい演奏です。楽な気持ちで聴く、という観点からはバシュメットの演奏のほうが好ましいと思います。

しかし、晩年のブラームスはこの作品に何を託したかったのかな…、そんなことを想像しながら聴くには、このスークの演奏がぴったりです。

コメント(4)

今日、アマゾンのサイトをサーフしていたところ、スークとパネンカの演奏によるブラームスのビオラソナタを収録したCDがかなり廉価な値段で提供されているのを知りました。

私は比較的最近、ブラームスのビオラソナタの1番ととりくんできました。お手本としてよく聴いたのがこのスーク・パネンカ盤です。ビオラの音色はもうすこしがっしりとした男性的な音でもいいかなと思いますが、全体としてすっきりとした清潔感あふれる演奏となっています。

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