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キリスト教(聖書)への素朴な疑問コミュの正典の範囲について(特にプロテスタントでの)

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プロテスタントでは正典の範囲をどういう根拠から決めるのでしょうか?

ルターみたいな、ヘブライ語原典があるかという決め方は、神はヘブライ語以外は旧約期にはつかわないのか?という疑問があります。

古典教会の中でも、カトリックと、東方正教会と、さまざまな所謂単性説派でも(アッシリア使徒教会の状況は知りません。教えていただけると嬉しいです。)違いますよね。(シリア教会の新約は多くの教会が使う新約より書簡の数が少ないと聞いたことがあります。現在は違うのでしょうか? )

そしてアビシニア教会は旧新約ともやたらに多い。この状態で他の教会とコミュニオンがなぜ成立するのでしょうか?(カトリックが正教会の信者の陪餐を認めていることからして、聖書の範囲の違いはコミュニオンの成立を妨げないのでしょうか?)

コメント(10)

ルターは単にヤムニア会議をカトリックが無視してるのを憤っただけ。
彼自身は新約聖書からヤコブ書とヘブライ書と黙示録すら外そうとした効率厨に過ぎない。
旧約聖書でも、エステル記を「ユダヤ的」としてルターは嫌ってたし
(ユダヤ以前に胸糞悪い物語ではあるが)、
ヤコブ書は福音的内容がないこと、
ヘブライ書と黙示録は使徒由来ではないから外すべきだと考えていた。

黙示録なんかは三世紀にはヨハネ福音書の著者とは違う人物が書いてると判明してる。

ただ、内容如何で評価は動く。
ルターはユダ書などほとんど価値を認めてなかったし、
中世に絶大な権威を誇ったマタイ福音書を二流扱いしてる。
ルターが好んだのはヨハネ福音書とパウロ書簡と第一ペトロだった。

結局、特に理由もないので、
ルターの弟子がカトリックと黙示録採用で妥協したのを皮切りに、
旧約聖書は一世紀末のヤムニア会議、
新約聖書は四世紀末のカルタゴ会議の結果を尊重してる事になっている。

改革派以後のプロテスタントの考えは知らない。
正教会とカトリックも、黙示録を入れる入れないと争った歴史がある。

まあ、彼らの話は彼らから聞くのが一番良いだろう。
>イリア・エレオスさん 教会伝承を大切にする両教会が伝承に基づいて正典範囲を定めているのは納得ができます。(正教会ではヨハネの黙示録は聖体礼儀で読まない。)

カトリックが最終的にトリエント公会議で第二正典を正典の一部だと認めたのも、公会議でのことだから古典教会としては文句のつけようがないです。
>>[4]

まあ、彼らがマカバイ記やトビト記で説教するのは自由ですな。
ルターもベン・シラの書で説教した事もあるし。

私は聖書学者じゃないから簡単に。

ルター派の旧約新約正典と旧約外典(カトリック等の第2正典)を知りたかったら、ドイツ語の、

Lutherbibel(Die Bibel mit Apokryphen)の例えば1984年改訂版を参照。2017年の新改訂版でもカノンの数は同じでしょうが、少々訳文に問題が…

当然、これらのApokryphenの部分が旧約外典(カトリック等から見た第2正典)に成ります。


カトリックの正典を知りたいなら、ラテン語の Nova Vulgata(Biblorum Sacrorum)。20世紀後半完成のウルガータ版聖書の改訂版。新ウルガータ。
カトリック公式の正典と第2正典は全て網羅。

オーソドックスの正典は旧約がギリシャ語セプトゥアギンタ(例えばDeutsche Bibelgesellschaft/ドイツ聖書協会出版)、新約も本の数はネストレ&アラント(例えば第27版)ギリシャ語原典と同じですが、順序については日本正教会版の新約(文語訳)を参照。


なお新約の第2正典に関しては、上で論じられてる通り、アポカリプシスはオーソドックスでは第2正典扱いで、典礼では読みません。

取り敢えずルター派、カトリック、オーソドックスに関しては、上記の本を揃えて比較研究されるのを勧めます。

旧約第2正典(プロテスタントでは外典)について、詳しくは他の識者に説明を譲ります。

ただ一つ言える事。ルター派は勿論、カトリックもかなりヘブライ語マソラ・テキストを参考にそれぞれドイツ語、ラテン語訳を作ったのに対して、オーソドックスではマソラは全く抜きで初代教会のヘレニストらの所謂「聖書」であったギリシャ語セプトゥアギンタのみが旧約。

これは日本でも翻訳者の秦氏や他の学者が言ってますけど、ヘブライ語からの翻訳部分が多いにしても(第2正典のみギリシャ語オリジナル)、マソラが編集された時代より古い写本がかなり発見されているし、教父らの引用だけで一冊丸ごと出来てしまうほど資料が充実していて、更にギリシャ語訳であってもセプトゥアギンタの方がより古い時代の(キリスト以前の)ヘブライ語カノンを正しく反映させている可能性大(ギリシャ語として無理した感じの訳文等をみる限り)。


あとの議論は専門の方々(ヘブライ語、コイネ・ギリシャ語、ラテン語、ルター時代のドイツ語から現代ドイツ語、その他の古代、近現代語に精通されて、全て比較できる方々)にお任せします。
ちょっと質問を変えます。(というか、このことを聞きたいのに付帯状況にばかりトピ文では言及してしまっていました。)

プロテスタントの方々は正典範囲をどうやってさだめるのですか? 聖書に正典範囲は書いてないし(ヤムニア会議に訴えるというナザレ派がファリサイ派の権威によっかかるかなり怪しげな事をして)旧約の範囲を定めるとしても、新約の範囲は旧新約に記されていません。(書いてあってもその書が信頼すべき正典であるという保証もない。)

啓示という場合には、それが間違った思い込みではないことを明らかにする手段を込みでご説明願います。
カトリックがオーソドックス信者に聖体拝領を認めるのは、ローマ教皇とコンスタンティノポリス総主教が20世紀半ばに和解し、11世紀からの相互破門を互いに解いた事が一番の要点だと思います。


更にどちらの教会も使徒伝承を誇りにしていて、またヨハネス・パウルス2世(彼の名前自体、東西教会合同の願いが秘められていました)が、ギリシャ正教会に対して十字軍はじめ様々な過去の侵略行為を謝罪した事、またベネディクトゥス16世がコンスタンティノポリス総主教と一緒に、ニケア・コンスタンティノポリス信条をギリシャ語原典で(勿論フィリオクェ無しで)唱えた事などが、カトリック側のオーソドックスへのアプローチを物語って居ます。

正典や正典言語の問題よりも、カトリック側はオーソドックスを同じ使徒伝承教会と認識し、また悪く言えばオーソドックスをカトリックの一部と考える拡張主義も有るかも(疑って申し訳ないあせあせ(飛び散る汗))

これに対して、オーソドックス側はそもそも各国の総主教や府主教の合議制ゆえ、コンスタンティノポリス総主教がかなりカトリックのシンパでも、近いギリシャ国家の正教会すら反カトリック色が強く、またロシア正教会はウニアート問題でカトリックと揉めている等、立場が様々ゆえに、カトリック信者のオーソドックス教会でのエウカリスティアを認めて居ません!


また基本的にオーソドックス信者に対して、カトリック側が許可してもカトリック教会で聖体拝領するな、との立場。

特にコンスタンティノポリス総主教庁管轄教会以外は、この傾向が強い。(噂ではルーマニア正教会もラテン系民族ゆえ、それほどローマ・カトリックに対して敵愾心を持っていない、とか…)


と言うわけでカトリックがオーソドックスに聖体拝領認めるのは、聖書とは全く関係ありません。

またドイツやオーストリア等では、ヴァチカンの公式見解とは別に、ルター派プロテスタントとの共生がキリスト教界の大課題ゆえ、カトリックがルター派信者の聖体拝領を認める場合が結構あります。

逆に私が知るオーストリアのルター派は、全般的にカトリックやオーソドックス信者の聖餐を全く問題なく認めて居ますし。

これを見ても正典やヘブライ語、ギリシャ語、ラテン語の相違による聖書カノン問題は、無関係でしょう!?
>>[7]

一応、使徒由来文書。

個人的には、新約聖書をスリム化しても良いとは思うが、
まあ、そうなると、自分の考えで勝手に「神のことば」とゆー奴を取捨選択するという、
信仰からは遠そうな行為になるので僕はしない。

ルターぐらいの信仰があればともかく。
>>[9]

おそらく史的な由来ということなら四福音書すべてに加え偽パウロ書簡とか偽ヨハネ書簡・黙示録は事実レヴェルで使徒性がないですよね。他方、使徒性を自称している書物なら、『ディダケー』はまだいいとして、トマス福音書だのピリポ福音書だのユダ福音書だの結構いかにも怪しいものも含まれてしまう。

この状況で四福音書とパウロ福音書や偽パウロ福音書は正典にいれて、上に述べた多数派からは「怪しい」書物群は正典にいれないことを、循環論法でなしに論じられる方法を私は知らない。

*『ディダケー』と『ヘルマス』は正典に入れてもよいと私は思う。

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