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野宿者・炊き出し・釜が崎・清掃コミュの?野宿者の生活保護

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いのちの風 ?462―その4 
3月29日(水)発信 石黒大圓(だいえん)


今回のテーマ 

王Japan・世界一/サッチャー/野宿者への共感と偏見/文盲/生活保護

(その3からの続き)


家もなく救いもなしのこの矛盾


戦後、産業構造が変化して今までの仕事が続けられなくなった人々が多くなりました。 出稼ぎで一家の主人が単身で都会へ働きに出て、故郷の家族を養っていました。 「南中ソーラン」のダイナミックな踊りを取り入れて学校崩壊から立ち直った北海道・稚内南中学。 

北方漁業が不振で多くの父親が稚内から都会へ出稼ぎに出かけて行きました。 学校崩壊を招いた番長たちの多くは、その父親たちが音信不通となり、母子家庭の不安と寂しさが原因で生まれました。 


また九州では炭鉱の閉山で働く場所を求めて多くの肉体労働者が大阪へ来ました。 今も九州出身の野宿者が多いのは元の原因は炭鉱と思います。 そして出稼ぎに出た人々も一人身の寂しさから飲酒などに走って生活が破壊された人も多かった。 




路上で寝ていて65歳になってやっと生活保護が受けられると思って申請に行く。 しかし文盲で字が書けないから書類も書けない。 また役所に行ってもまともに相談に乗ってくれないし、強圧的な態度に怖気づいて何もできずに断念してしまうケースが多いのです。 

だから入佐明美さんなどの生活相談員や民生委員、釜が崎の保健婦さんなどが付き添って行ってあげて、手続きを助けるという状態です。 65歳になるまで仕事もなく野宿をしなくてはいけないのなら、ブルーテントを作って住もうという気になるのも仕方がない。



日本の生活保護法では保護が受けられる年齢制限は書かれていないにもかかわらず、65歳にならないと生活保護資金は受けられないとされている。 65歳までは仕事が手に入り働けると、実情無視で判断されているだけ。 しかし実際には50歳でも日雇い労働の求人がないのが今の釜が崎の実情です。 また住所不定ではその人の元へ生活保護認可書を送ることができないという理由で断られる。 

もっとも役所の方にも言い分はある。 生活保護に関しては、生活保護を受けると無料の医療保護も受けられるので、保護されている人が医者に行くとその代金は国家負担になります。 保険がかかっていないので数万円かかるときもある。 また長期入院すると数百万円もいる場合がある。 

また釜が崎近隣の病院は国家負担をいいことに、あくどい医療請求を国にしているらしい。 その医療保護の金額が膨大なので、生活保護を出ししぶると釜が崎の関係者に聞きました。 あちらを立てればこちらが立たず。




保険も年金もない高齢者やニート、フリーターの面倒をみるのが、これからの社会でますます多くなるはずです。 生活保護を受けるべき人と不正取得者への監視をきっちりしないと財政破綻となります。 

また生活保護を受けていたら働いてはいけない、とある規定はおかしい。 働ける人には働いてもらう、何らかの就職斡旋施策が必要。 働けるのに働かない人は生活が堕落するだけです。 仕事のない人生は人間を腐らせてしまいます。 社会奉仕活動か何かでもできる体制づくりを社会が作っていくべきです。

(終)

   


「いのちの風」通信・バックナンバー(?458までの最近のバックナンバーがあります)
http://www.geocities.jp/ishiguro_yoshihiko/index.html


「いのちの風」・「縁の花」さんの支縁サイト(通信の最初からのバックナンバーがあります)
http://www.geocities.jp/ennohana/en20isiguroyosihiko.htm



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