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章の恋愛日記コミュの【本編】第十二話 『2001年春(3)』かりん編

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かりんの自宅へとたどり着いた俺。
そこで待っていたのは、かりんの誘惑だった。
突然、体に触れてきたかりん。

だが、そこへ予期せぬ事態が訪れる。
1歳ほどの男の子が入ってきたのだ。
そう、それはかりんの息子だった。

困り果てた俺は、どうしていいものか分からず、ひたすら部屋を見回す。
突然の息子登場に、かりんも当惑していた。
「寝かせていたのに」
どうやらかりんは事前に息子を眠らせ、その間に俺との時間を過ごす予定だったようだ。

そうこうしている間にも、子供のテンションは上がっていく。
完全に目覚めてしまったようだ。
「ごめんね」
かりんが突然謝ってきた。
「いいよ」
そういって、俺は子供と遊びだした。
その光景を見て、かりんは微笑んだ。
一緒に子供向けテレビを見たり、自慢のおもちゃでごっこ遊びをした。

しかし、次の瞬間、脚に違和感を感じる。
居間にはこたつがあって、俺もかりんも脚を突っ込んでいた。
かりんが足の裏をこそばし始めたのだ。
俺はたまらなくなって、片方の手は息子と遊びつつ、もう一方の手でかりんの手を制する。
すると、今度は恋人つなぎのように、手を握ってきた。
そのまま、お互いの手をまさぐり合う。

そんなやり取りをしているうちに、1時間が経過しようとしていた。
その時、かりんが突然立ち、居間から離れた。
電話をしているようだった。
「もしもし?おばあちゃん?ちょっと買い物に出かけるから、息子を預かってくれない?」
「今ね、親戚の子が来てるから送っていこうと思って。だから出かけてる間に預かりにきてね」
そう聞こえた。

そのまま居間に戻ってきたかりんは一言。
「行こう」
言われるがままに、外に出る俺。
再び車に乗せられる。

行き先は海のようだ。
そう、事前に打ち合わせていた第二プランのドライブだ。
車中、触られた時ドキドキした事、コタツの中で再びドキドキした事などを話した。
やがて、広く横たわった太平洋が臨む沖に出た。
夏は海水浴場になりそうな海岸沿いの駐車場に車は止まった。

車を降り、少し平らな部分が長い階段に二人腰を降ろす。
しかし、冬場の海は二人を許さなかった。
肌寒い風が肌を刺す。

「寒いね」
そう言い合いながら、寄り添った。
今度は堂々と手をつなぎ、お互いの手をさすり、寒さを和らげる。
波が打ち寄せ、引いていく音を聞きながら。
言葉は交わさなかったが、心で通じ合っている気がして、幸せな気持ちに包まれた。

しかし、突然雨が降り出してきた。
二人は急いで車に戻る。
そして、俺はそこで人生における分岐点を迎えることになる。

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