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章の恋愛日記コミュの【本編】恋愛日記第十五話 『2001年春(6)』かりん編

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「旦那から」

そう聞いた俺は、無意識に息を潜めた。
そして、かりんの会話に集中する。

「急にどうしたの?」
「今?スーパー」
「うん。すぐ帰るよ」
「おばあちゃんに預けてきたよ」
「なんでそうなるの!」
「分かった。すぐ帰るから!」

車内には、かりんの少し大きな声と波が打ちつける音のみが流れていた。
心臓の音が体中を巡り、意識は朦朧としていた。

かりんは折りたたみ式の携帯を閉じ、ゆっくりとこっちを向く。
「帰らなきゃ」
そう告げると、エンジンをかけた。

走り出す車。無言。永遠と思える時間。
苦しかった。

やがて、駅が見え始めた。
「そうか、お別れか」
車内は相変わらずの無言だったが、そう感じ取れた。
そして、ゆっくりと車が止まった。

「あきら、ありがとう」
重々しい空気を断ち切るかのように、かりんが口を開いた。
「うん」
これ以外、何も言えない俺。
しばらくの沈黙。

「また、会おう」
必死の思いで言葉を出した。
「・・・うん」

それからすぐ、何かの衝動に突き動かされるがごとく、口付けを交わした。
2度、3度と繰り返す。

ドアを開き、車を降りた。
「また、会おう」
再び繰り返す。
「またね」
今度の返事は心地よかった。

そして、かりんの車は走り出し、横道に消えた。

東京行の切符を買い、特急列車に乗る。
席に着くと、やがて電車は走り始めた。
車窓から見る茨城の景色は、とても華やいで見えた。

コメント(2)

んもーーーーーー!!!
早く次書いてぇ!!!
早くみたい!!


そして・・・
切ないね(´-ω-`)
●あかちん
俺、最近ちゃんと書いてるよね(笑)
切なさ伝わった?
次は、東京に就職した後の話かな。
かりんと続くかは・・・秘密!

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