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芸人サークル ムーブメントコミュの走れクリパ 第4話 コンパのポテンシャル

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 ビラ崎にビラ作成を依頼して後、果たして数時間後に、ビラ崎は完璧な状態で仕事を仕上げてきた。さすがはビラ崎、その出来はクリパをはじめ、円卓の騎士が一同、驚嘆したと言っても過言ではなかった。

 クリパ祐介はこの出来に満足し、鼻歌を歌いだした。
「『きっとキミは来〜ない♪ひとりきりのクリスマス・イヴ…OH〜』…マジで山下達郎はかわいそうだなぁ…なぁモミパさんよぉ」

 一体、どこから自信が湧いてくるのだろうか。円卓の騎士達は皆、不思議でならなかった。クリパはビラを見ただけでもう成功した時のイメージしか浮かんでこないと言っている…。しかし、一同には、そのイメージの方が沸いてこないのであった。

 そんな状態で、ビラ配りが始まった。

 ビラを配るという行為が初体験であった、ルーキーのバーベQ太とビラ崎祐希はもちろんのこと、同じく未経験のモミパ、更には…今の今まで自信満々だった当のクリパ本人でさえも、蓋を開けてみれば、ただのチキンであった。

 ビラ配りに行った4人は、行き交う人々の中、只為す術なく立ちすくんでいた。その姿はまさしく地蔵そのものに違いなかった。

 クリパはその時、自分達が、山下達郎でさえ越えられていなかったという事実に初めて気が付き、大きな落胆と共に、不安をも抱えることになった。

 この時のクリパについて、後にバーベはこう語っている。
「クリパさんは、ほんとに口だけなのか…と思いましたね。一体、成功のイメージはどんなイメージだったんでしょうね…ほんとに、彼はいい意味でポジティブというか…只の馬鹿というか…」

 4人が悲嘆に暮れているまさにその時、神々しい光に包まれた1人の男が、4人の前に現れた。そう、その男とは、京都中の女性を釘付けにし、同時に、京都中のナンパ師たちを震撼させた、泣く子も黙る落とし屋、コンパ昌矢その人であった。

 4人が為す術なく立っているその横で、彼は1人の美女に声を掛け、三十秒後におもむろに携帯電話を取り出した。4人はそのあと何が起こるのか、全く想像も付かなかった。

 コンパは口を開いた。
「じゃあ、詳細な連絡とかしたいし、メアド聞いといていい?」
女はうなずくしかなかった。

 …モミパは失神した。

 4人はその時のことを鮮明に覚えている。バーベQ太は語る。
「なんて言うか…あの一瞬で人生が変わりましたね。同じ男として、なんて恥ずかしい振る舞いをしていたんだと。これが、これこそが、コンパさんがコンパたる所以なんだと…。あの時から、オレたちの、少なくともオレの人生は光を見出しましたね。」

 しかし、驚くべきはそれだけではなかった。コンパの目をつける女性は、いわゆるギャルで、クリパなど、その鋭い眼光で一蹴されてしまう女性ばかりであった。そんな気の強い女性達が、コンパの声にはいっせいに振り返り、立ち止まり、ただ首を縦に振り、携帯を取り出し、連絡先を交換し、後日コンパを開いた。

 4人はその夜、ショックを受け、モミパを除く3人はその日を境に、ビラ配りへの態度を変え、命を賭してビラを配るようになる。

 ちなみに、モミパはあまりのカルチャーショックで立ち直れず、以後、今回のクリパに関しては、ビラ配りへの参加を断念することになる。彼が豹変し、極めてアクティブに、もみぱの大臣のDNAを発揮しだすのは、この翌年のモミパ企画以降である。

 なにはともあれ、コンパ昌矢のポテンシャルに圧倒され、刺激された一同は、円卓の騎士としての自覚を覚えだし、無事、記念すべき第1回クリパ開催に成功するのである。

 その意味で、この日のコンパの功績は偉大であり、そのためにこそ、今なお語り草となっているのである。

そして気が付けば、クリパ開催予定日まで、あと8日と迫っていた。

                               (つづく)

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