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日本国債市場分析コミュの2007/6/11〜の相場振り返り(汗)。

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1ヶ月ぶりの振り返りですあせあせ(飛び散る汗)

ん〜と…はっきり言って海外金利(特に米国金利ですね)に振り回されっぱなしの1ヶ月間でしたもうやだ〜(悲しい顔)この間の米国長期金利のレンジが4.98〜5.32%。寄り付きのレベルが前夜の米債の引け値に相当左右される日々が続きました考えてる顔

6/12に米債が10年5.3%近辺まで売り込まれたことで、明け13日の取引でJGBは10年1.985%、2年1.100%、5年1.600%チョイ超えまで売り込まれるという事態に…。しかし、ここが結局セリングクライマックスとなり、その後は米債が急反発を演じたこともあって(本当に主体性ないな…たらーっ(汗))JGBも戻りを試す展開に…。その後は方向感が明確に出ない中、ボラタイルな展開が続きました。10年金利のレンジが1.855〜1.985%。超長期ゾーンがアンダーパフォームする時間帯が長く、イールドカーブはベアスティープ化が進行。

振り返ってみると、銀行勢をはじめ投資家の債券投資に対する慎重姿勢が根強いことから、どうしても相場が上値追いの動きにはなりきれず、入札など需給が緩んだところでふり落とされるという印象が強かったです。ただ、急落局面で生保やら郵貯やらが6月債(10年286回)を大量に購入してレポ市場に積極的に債券を出さなかったことから、需給がタイト化(プラチナチケット化?)するという珍現象も起きました。

この間発表された経済指標は7/2に発表された4-6月期日銀短観、7/9に発表された5月機械受注を除くと、弱めのものが目立ちました。特に印象的だったのが個人消費関連の指標の弱さ。景気ウォッチャー調査や消費者態度指数といったセンチメント指数は悪化の一途を辿っており、家計調査も事前予想を下振れ。今後発表される6・7月分の数値についても、6月の住民税引き上げ、物価上昇懸念、年金問題→消費抑制等の要因により下振れは必至ではないでしょうか?鉱工業生産も予想外の3ヶ月連続前月比マイナスを記録。物価関連指標は国内企業物価指数こそ足許上振れ傾向を示しているものの、全国コアCPIは依然マイナス圏で推移。6月東京都区部CPIが予想比下振れたことを勘案すると、きっちりとプラス圏を回復するのは早くて秋以降でしょう。

こうした中、先日の日銀金融政策決定会合において8対1で政策据え置きが決定されました。福井総裁は会合後に行われた定例会見において来月の利上げへの強い意欲を改めて示しましたが、実際のところは2月利上げ時よりもかなりハードルが高いという印象を私は持っています。展望レポートの中間評価では、総じて景気・物価が「展望レポート」の見通しに沿って推移していることが示されましたが、とてもそうは思えません。恐らく8月中旬に発表される2QGDPは高成長を記録した1Qの反動もあって予想以上に弱めの結果となるリスクがあるでしょう。インフレ指標もマイナス圏。そういった状況下で「総合判断」を根拠に日銀は利上げに踏み切ることができるのか?ちょっと長くなりそうなのでこの件に関しては別トピを立ち上げますね。

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