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日本国債市場分析コミュの2007/5/21〜2007/5/25の相場振り返り。

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長らく更新サボってごめんなさいがまん顔
公私ともいろいろと忙しくて…あせあせ(飛び散る汗)
とまあ言い訳はこのへんにしといて、久々に動意の出た先週の動きを振り返りましょうウインク

5/21は前週末の米金利上昇の影響もあって、小安く寄り(前週末比9銭安の134円20銭)。その後は、日本株の反発もあって下値を試すも134円08銭止まり。引けにかけてはややショートカバーが入って134円17銭で引け。でもチャート的には日足が小窓を空けたことでアイランドリバーサルを形成。「これは明日からいよいよJGBも調整色を強める展開かなあ?」と個人的には期待を膨らませる(すいません、下げ相場大好きなんです…)。

翌22日は米債の7営業日ぶりの反発を好感してか、前日比16銭高の134円33銭で寄り。前日形成したと思われたアイランドリバーサルはあっさり崩された。ひえ〜。その後、134円40銭まで上昇し、134円30銭台でもみ合いが続く。15年変国の入札も無難にこなし、相場へのインパクトは全くなし。で、14時頃に時事通信が水野日銀審議委員とのインタビュー記事を配信し、「中長期的には金利水準の調整をさらに続けていくという意味で、3次、4次、5次の利上げについてその有無を含め、議論が更に深まることを期待」「7月の金融政策決定会合は11、12日に開かれるため、22日投票見通しの参院選まで近すぎるというのが市場参加者の意見だが、展望リポートの中間評価というのは、ある意味で一つの区切りでもある」と7月追加利上げ及びその後の連続利上げを意識させる相変わらずのタカ派ぶり。しかし、市場ではそれほど動意出ず。引けにかけて株先買い・債先売りのオペレーションが入ったりしてやや甘くなり、134円29銭とこの日の安値で引け。よっしゃあ、安値引けぇ〜!明日は下げるはずだぁと期待(しつこいな、俺…)。

23日は米債反落を嫌気してか前日比21銭安の134円08銭で寄り。その後、134円12銭まで戻すも戻りはそこまで。実はCTAのストップのトリガーが134円08銭付近に相当あって、結局そのトリガーが断続的に引かれて急落商状に。株先との裁定、グローバルマクロ、CTA(レンジブレイクアウトでド転ショート)…様々な主体が債先ショートを仕掛け、ネットで約2兆円売り越したとの観測。店頭は国内投資家の現物押し目買いが散見されたようだが、それを上回る気合いの入った売りを海外勢がかましたようで、一時53銭安の133円76銭まで下げ幅拡大。引けにかけては小戻しして、133円86銭で引け。昨日の上げは一体何だったの?と思えるほどの軟調ぶり。17銭と比較的大きい窓を空けたほか、一目均衡表などの代表的なチャートでも雲をがっつり下抜け、「売り三役」形成目前など崩れ、明日以降も下値を試す展開が想定される。因みに先物の出来高が81000枚と2003年6月以来約4年ぶりの高水準を記録。すっ、凄い。

24日は前日比12銭安の133円74銭で寄った後、133円80銭まで戻すが、20年債入札を控えた業者のヘッジ売りが入るなどして133円65銭まで下げて前場の取引を終える。後場に発表された入札結果は無難であったが、直後にまとまったヘッジ売りやショート筋の売り仕掛けと思しき売りも見られ、一時133円51銭まで下げ幅を拡大。その後、現物債に押し目買い散見され、133円70銭まで戻して引け。この日も先物の出来高は68416枚と前日に続いて高水準キープ。JGBマーケットに久々に活気が戻ってきた。明日は注目のCPIの発表。予想通りなら前月比0.2ポイントの改善となるため、もう一段売られるんだろうな、と期待。

25日朝方に発表された4月全国CPIコア前年比は▲0.1%と前月比0.2ポイント改善(事前予想通り)。この結果を受けて、朝一133円70銭と前日比変わらずで寄った後、日本株の急落もフォロー材料に133円84銭まで反発。しかし、その後が続かず、次第に上値は重くなり、下げに転ずる。個人的に思ったのは、今回のCPIが依然として前年比マイナス圏に位置するとはいえ、一旦は「3月にボトムを打って、改善基調に入った」との思惑が市場に先行→日銀夏場利上げの織り込みがこの日の動きに表れたのではないかと。それが確かかは定かではないが、株先の戻りもあってずるずると下げ幅を拡大する展開となり、結局133円43銭とこの日の安値で引け。先物の出来高は65238枚也。

グローバルな金利上昇の流れの影響を大きく受けたとも言える一週間となりました。米金利が上昇基調を強めていることもあって、円金利に関しても目先は引き続き上昇圧力がかかりやすい展開が想定されます。ただ、月末年限長期化(インデックス調整買い)、6月国債大量償還、先物限月交代に伴う動きなどといった需給要因も踏まえると特に長期・超長期ゾーンの金利上昇にはそろそろ歯止めがかかってもおかしくはないと考えます。来週はカーブ全体がじわーっとフラットニングすると個人的には思ってます。

コメント(7)

>グローバルな金利上昇の流れの影響を大きく受けた
 とも言える一週間となりました

これに尽きるんじゃあないんでしょうか?
特にアメリカサイドの長期金利上昇が効いているようですね。
久々に同意づいた感じです。バッド(下向き矢印)

株買い債券売りのオペレーションは国内だけ見ると
そうなの?という感じが強くしますがさまざまな要因から
GLOBALなインフレ懸念(元凶は中国なのか?)に対抗する
オペレーションなんだそうですね。exclamation ×2

宮地鉄工さんが日記にかかれてますよ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=444526555&owner_id=7409268&comment_count=66
債券関係者はあんまりいないのであまり大きな話題に
なってませんが、、、
でも宮地鉄工さんはもともとTBONDやってらしたんですから
とても重要な警鐘ですよね。


長期金利が為替に波及してくるとえらいことになりますが
スワップへの影響は出ないため、少し反応は遅めと読んでいます。
日銀による展望レポート07年4月末のが出た段階で、物価の見通しは、日本版コアCPIベース、政策委員さんの中央値で、以下の通り。

◆ '06年度
 +0.3%('06Oct時点見通し)→ +0.1%('07Apr判明実績)

◆ '07年度
 +0.5%('06Oct時点見通し)→ +0.1%('07Apr時点見通し)

◆ '08年度
 N/A!('06Oct時点見通し)→ +0.5%('07Apr時点見通し)

需給要因については実務経験ゼロなので分からないですけど、長い目で見て単純にフラット化なんなのかなあ・・・と。'08年度のコアCPIがホントに+0.5%なのか、懐疑的でもあるので・・・。

海外勢が長い円債売ってくれるなら民間に貸すより楽なので邦銀は喜んで買いましょう的な発想が、あんまり企業の資金需要が強そうじゃないのが、コアCPIの推移とあわせてJGBの下支えと見てます・・・。そうすると、また日本経済だけ置いてけぼりが鮮明になるんでしょうかねえ。
まつよしさん

>株買い債券売りのオペレーション
NKY225株先とJGB債先で裁定を組む輩が結構いるみたいなんですよね(ヘッジファンド)。マーケットインパクトもそれなりにあります。GLOBALなインフレ懸念に対抗するオペレーションなのかはちょっと分かりかねますが…。

トリガーさん
今年度の日銀の物価見通しについては仰るとおり4月に下方修正されましたが、+0.1%という低い目標値さえ達成できるかどうかはまだ微妙ですね。今回の改善は昨年4月のガス代・電気代の引き下げ、診療報酬改定及び今年4月の公共学校授業料等といった各種料金改定の影響が表れた側面が大きく、物価情勢が改善した結果とは言い切れないからです。更に目先ガソリン価格が横ばいで推移すると仮定した場合、7〜9月にかけては昨年同時期のガソリン価格急騰の反動から相応に下押し圧力を受けますから、再び下落幅を拡大する可能性があるからです。そうした状況を踏まえつつ、日銀が夏場に利上げに踏み切るという決断に踏み切れるかというのが、目先のJGBマーケットのテーマになっていくでしょう。個人的には日銀の「CPI離れ(CPIに重きを置いた政策運営はもうしない)」は鮮明となっているので、7or8月に利上げに踏み切っちゃうんだろうなと思ってますが…。そうなるとイールドカーブは結構フラットニングするはずだと思ってます(ツイスト気味に)。

>海外勢が長い円債売ってくれるなら民間に貸すより楽なので邦銀は喜んで買いましょう的な発想

先日各行の決算が出揃いましたが、昨年対比で円債は▲12兆円(1年未満が7割、その他は1〜5年ゾーンが中心)。中期〜超長期債の残高はほぼ横ばいであり、円金利リスクに対して過度に消極的というわけではないようだが、少なくとも短期金利が今後上昇するという見方が強い状況下、国内銀行が貸出金の伸びが一服する中でも、債券ポートフォリオにおいて金利リスクを増加させ、キャリー収益の確保を目指すような動きはしばらく見られないと思います。それと海外勢はフラットニングトレードに大きな収益機会があると見ているようなので(私もそうですが)、生保と並んで長期・超長期ゾーンの強力な買い手になっていますよ。
くわまんさん

> 生保と並んで長期・超長期ゾーンの強力な買い手
へー、そうなんですね。ということは、邦銀はお金をドコに回すのかなあ・・・。どちらにせよやっぱり長期ゾーンは金利低下圧力なんですね。

> CPI離れ
見てくれは完全にそうですが、だからと言って無視出来るわけでもありませんから、数字に振り回される時間はまだ続く気がします。(だからテーマなんですね。)CPI離れについては予断を持っていません。ただ、8月利下げなら、フラットニング、なんでしょうね、そこの所は強いメッセージだと受け取らせてもらいます(笑)

ひまわりさんでJGB口座スタンバイしましたが、まだ筆おろししてません。さすがにドキドキです。パソコンに張り付ける日じゃないと。
おおお

トリガーさん、JGBデビューですか
がんばってくださいね
トリガーさん

>邦銀はお金をドコに回すのかなあ・・・。
ううむ、確かに…がく〜(落胆した顔)まあボクはディーラーだから気は楽なんですが…、ポートの運用は大変だと思いますよ、本当にがまん顔株に突っ込むわけにもいかんのだろうし…たらーっ(汗)

>どちらにせよやっぱり長期ゾーンは金利低下圧力なんですね。
インフレ圧力が高まらない中での利上げ断行ということになれば間違いなくフラットニングでしょうね目がハート問題は日銀が利上げを先送りせざるを得ない状況に追い込まれること。こうなると将来的なインフレリスクの高まりが意識され、スティープニング圧力がかかると考えてます。

>ひまわりさんでJGB口座スタンバイしました
おおっ、そうですかぴかぴか(新しい)JGBマーケットは本当に得体の知れない動きをするんで、ハマる人はハマると思いますよあっかんべー
まつよしさん
くわまんさん

大怪我しないようにがんばります♪

=======
4の中で、
「8月利下げ」→「8月利上げ」
ですね(汗)
失礼しました。
=======

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