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シュタイナー的生活を楽しむコミュの第10週 ゲーテアヌム書店にて 

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夏の季節

6/26〜7/2

太陽の輝きが
夏空の高みへ昇り
私の個人的な感情を
果てしない空間の彼方へ連れ去る。

私の心の内部には予感が目覚める。
そして暗い感情が私に語りかける。

「神的存在が今
私のことを感じとってくれたと、
いつかかならず
知るときがくるであろう。」
(Rudolf Steiner  高橋 巌訳)  
…………………………
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ekorange/duldeck.html
(ホームページはこちらです)

ゲーテアヌム書店にて
    
ゲーテアヌムの書店で、立ち読みしていると

「こんにちは!」と後ろの方から声をかけられた。

振り返ると、40代ぐらいの女性がにこにこしながら、こちらを見ている。

さて、私にはスイス人には知り合いはいないはずなのにと

不思議そうに「誰だろうな?」という顔をしていると、

「昨夜あなたに会いましたよ」とのこと。

よく見ると、前日の夜、道をたずねた二人ずれの一人であった。

ゲーテアヌムで再会するとは思わなかったので

「シュタイナーを学んでいるんですか?」

と聞くと、

「いいえ」とのこと。

「でも、私の友達が学んでいる」と答えた。

「今日は・・・のイベントに参加する」といって一人で来ていたのである。

ゲーテアヌムというと、シュタイナーを学んでいる人がくるのかと

思っていたが、これには驚いた。

シュタイナーがゲーテアヌムを「霊学のための自由大学」と名付けたように、

シュタイナーを学んでいない人も、

「自由」にゲーテアヌムに集っているのに驚いた。

確かに、毎日様々なイベントが企画されていて、

垂れ幕にイベントの内容が大きく書いてある。

イベント内容をみると霊学の内容がメインではあるが、

「コーラス、英語のレッスン、瞑想・・・」など

バライティに富んでいる。

最近のイベント内容をみると「放射能について」の勉強会も企画されていた。

社会性を維持しながら運営されているいるように思われた。

ゲーテアヌムというと何か神秘的なベールに覆われていた気がしたが、

一般向けにもオープンに企画していることに喜びを感じた。

大ホールの「ステンドグラス」や

展示室の「人類の代表」の彫刻は撮影禁止ということもあり、

謎に包まれているように感じていた。

企画もそうであるがゲーテアヌムの建物も

シュタイナーを知らない人が訪問しても、素晴らしい価値があると思う。

シュタイナーを学んでいないゲーテアヌムでの

この婦人との出会いを通して、

もっと日本にも「ゲーテアヌム」を幅広く知ってもらいたいと感じた。

今回の訪問で私が見聞きし、感じた範囲で今後も書き続けたいと思っている。

ステンドグラスと「人類の代表」の彫刻の中に

「人智学」のエキスが込められているいるように実感したからである。

さて、当初、ゲーテアヌムはドイツのミュンヘンに建てられる予定であった。

結局、ミュンヘンでの建設は断念せざるを得なくなった。

そんな時、スイスのアントロポゾフィー協会員から、

ドルナッハの丘の土地を提供したいという申し出があった。

Duldeck(ドルデック)という歯医者さんであった。

シュタイナーが設計した、この土地の寄贈者の住宅『ドルデック邸』は、

西の入り口から50メートルぐらい離れた向かって

右側にあり、今は展示室になっている。
(写真左)
そこの展示室は「シュタイナーアーカイブ」が企画されていて

「人類の代表」の模型などがあり、とても見ごたえがあった。

さて、当初のミュンヘンでの建築は、「窓」は考慮されていなかったが、

ドルナッハでは丘の上に立てることになり

大ドームに採光のための「窓」をつくることになった。

ミュンヘンでの建設計画が進んでいたときのこんなエピソードがある。

シュタイナーは

「外側はどうしたらよいのでしょうか」という問いに対して、

「できることなら、建物全体を土で覆い、

そこに草を生えさせたいと思っている」と答えたそうである。

ミュンヘンでの計画が進んでいたら当然、

ステンドグラスはなかった訳である。

まるで、シェルターのようなゲーテアヌムだったかも知れない。

次に、大ホール(グローサーザール)へと足を進めてみよう。

大ホールは地上階の左右の階段を昇ったところに入り口がある。

西側の大きな木のドアから入る。

この西側から入るということに大きな意味が込められている。

座席が、霊界により近いという

東側の「正面の舞台」に向かって広がっている。
(写真中)
かつての第一ゲーテアヌムでも9つのステンドグラスがあり、

赤のステンドグラスが西側の入り口の上にあった。

そして、大ホールの北と南には

それぞれ相対するようにして、緑の窓、青の窓、紫の窓、

そしてばら色の窓があった。

南北の相対する窓はお互いに対極関係にあるという。

第二ゲーテアヌムにも同じような構造になっていて窓が9カ所ある。

窓の形は第一ゲーテアヌムの三つ組みでなく縦長のフォルムになった。

しかし、ステンドグラスにおいては、

第一ゲーテアヌムのステンドグラスをすべて再現することができた。

色ガラスを使うことにより、絵を描き、その絵を芸術的に造形して

そこを通り抜けてくる外の光とあいまって、

何らかの霊性が現れてくるようにしたのだ。

北のばらのステンドグラスが、そこで私に語りかけている。
    (写真右)

ステンドグラスからの光は霊性につながっていると感じた。


今回の「魂のこよみ」にあるように

高次の霊、宇宙自我を受け止める過程は、

美しい格言「汝自身を知れ」に応えるものである。

これは、汝の内面に目を向けよ、ではなく、

宇宙、霊界から汝の中に流れてくるもので汝自身を受胎させよ、

という意味である。

ステンドグラスから「汝自身を霊界の内容で豊かにせよ」、

という語りかけが魂に響いて聞こえてくるように思えるのである。






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