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ダンテス・ダイジコミュの伊福部隆彦先生の教え(諸悪莫作).

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ダンテス・ダイジ先生の只管打坐の師、
伊福部隆彦先生のコミュニティがあります。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4456642

著作。
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC/s?ie=UTF8&field-author=%E4%BC%8A%E7%A6%8F%E9%83%A8%20%E9%9A%86%E5%BD%A6&page=1&rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E4%BC%8A%E7%A6%8F%E9%83%A8%20%E9%9A%86%E5%BD%A6

私は、雨宮先生の遷化後、発心寺で腰を傷め、座禅は断念しましたが、

伊福部先生の、

『正法眼蔵新講』(上下)、『老子眼蔵』、『運の研究』を参考に諸悪莫作を実践しています。

�―�悪莫作
�⊇袷永�行
��自浄其意

の雨宮先生の解説は、

�/瓦磨未靴せ�をしない。
�∩韻隼廚�事をする。
�A碓�の基準が間違っていたと感じたら、即座に改める。

です。

以下、私の実践です。

       *******       *******       *******

私は作曲を辞める少し前から指揮を始めるまでの数年間、20代の終わりに、
音楽を離れて自分を見つめる日々を過ごしていた時期があります。

在家の老師の許で道元禅を学び、老師が亡くなった後は福井県の禅寺に行きました。
結果として身体を壊してしまったのですが、いわゆる悟りとは程遠いものの、
幾つか気付かされた事がありました。

キリスト教系の宗教学者は、禅仏教は宗教ではないと言うそうですが、私もそう思います。
いわゆる教義というものを信じる事を前提とせず、
正直に各自の抱える問題を直視する道だからです。

各自の抱える問題を、《疑団》と呼びます。

私の場合、《孤独と愛》が疑団でした。

具体的には、作曲で尊敬する2人の先生方からあり得ないほど過分な評価を戴き、その気になって必死で数年かけて書いた協奏曲が複数のコンクールに落ちて、
当時すべてのコンクールの審査員をされていた別の先生の同性愛の相手をすれば優勝させてもらえる、という話を聞いて、結果として作曲を辞める事になったのですが、

その頃、ある先生から『津田君は3年間、血を吐くような思いをして書いたに違いない。』と努力に関しては理解して頂いた,その努力の動機が、
実は名声を求める虚栄心からのものであり、
『自分は果たして本当に音楽を愛しているのか?音楽を虚栄心のための道具にしているのではないか?』
という疑いを否定できない自分がいました。
また、協奏曲を書き始めた頃から、何をしても埋められない激しい孤独感に苛まれ続けていました。

途中経過は省略致しますが、座禅を通じて私なりに気付いた事は、

『自分は他人や音楽を、孤独感・空虚感を埋めるための道具に使っていた。それは愛ではない。しかし孤独から逃げる事はできない。自分の孤独を受け入れない限り、何かを、又は誰かを愛する事は決してできない。』
というものです。

オペラや小説、交響曲などで展開される愛憎劇・喜怒哀楽、人間の光と闇の両面を私はとても愛しいもの、でもあると感じていますが、

自分にとって都合のよいものは愛するが、都合の悪いものは憎む、少なくとも愛せない。この、《愛憎》が、我々人間のありのままの姿だと思います。

そしてそこには逃れられない孤独感や空虚感が必ず伴います。

亡くなった老師の著作には、自己・自我意識そのものが孤独感や空虚感の原因であると書かれていますが、恐らくそうなのだろうと思います。

その後、身体を壊して座禅は物理的に続けられなくなったのですが、
私の中で、この《愛憎》以外の行動原理を作ろうと、二つの努力が始まりました。

一つは、自分にとってどうかは脇に置いて、相手や対象物そのものの質を素直に感じたところから、自分の行動を始めてみようという事です。
単純に申せば、花が水を欲しがっていると感じたら水をかける。空気が濁ってきたと感じたら窓を開ける。など、です。
そして、自分に向けられた負の感情などには対立的に取り合わず、悪循環を作らない事です。

もう一つは道元禅師の《正法眼蔵・諸悪莫作》の教えで、

�/瓦磨未靴い海箸鬚靴覆ぁ�
�∩韻隼廚�行動をする。
�A碓�の基準が間違っていたと感じたら、即座に改める。

というものです。��が最も重要だと思います。

勿論、これらを完全に行える強さは私には無く、外れてばかりなのだろうと思いますが、
現在のところ、これが私の体験に基づく真の愛情の本質についての見解です。

勤務している音大でもアマチュアオーケストラでも、最近やっと10年振りに再開しそうなプロの現場でも、このような在り方を心掛けているつもりですが、

☆省みると、厳しい現場ほどそのような余裕が失われている傾向があるのではないかと反省しております。

☆また、異なる多くの種類のメンタリティを持つ人々の集まるこの社会に於いて、
このような立場が必ずしもポジティヴな結果をもたらすとは限らない、という事が、現時点での反省です。非常に悩ましいところだと思います。

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