FOOTBALL 欧州移籍マーケットコミュの大物移籍マーケットの動向-6

■バルサ退団が近いサビオラ：「残留するかは分からない」

「何にうんざりしているか分かっているだろう？僕に対する言葉に敬意が感じられない」

バルセロナの才能豊かなＦＷハビエル・サビオラが自身の将来について語った。
おそらくバルセロナ退団は濃厚だ。「僕が何にうんざりしているか分かるかい？僕に関する報道内容に敬意が感じられないんだ。僕のもとにオファーが届いていると言われているが、そんなものは一度も来たことがないよ。
この事にうんざりしているんだ。
チームメイトやサポーターとは素晴らしい関係を築いている。だけど、バルセロナに残るかどうかは分からない。たとえ移籍するにしても絶対にスペインに残りたいね。
ここに来て6年が経つし、居心地は最高だ。とは言っても、大きな野心を持ったイングランドやイタリアのチームに移籍する可能性を除外することは考えられない。」

■チェルシー、トーニ獲得オファーの準備へ

インテル残留を望むクレスポは？

フィオレンティーナのストライカー、ルカ・トーニの獲得をチェルシーのモウリーニョ監督が望んでいる。
CLはベスト４敗退、プレミアリーグでもマンチェスター・Uの背中を追いかける立場となり、4冠の夢が断たれたチームにとって、来シーズンの補強を早急にでも進めたいところだ。

トーニは所属するフィオレンティーナからの移籍が間近と囁かれ、欧州各地のビッグクラブが挙って同選手獲得争奪戦に名乗りを上げている。
そんな状況下ながら今後の争奪戦を前に、チェルシーが29歳のイタリア代表FW獲得に2000万ユーロを提示する準備を進めていることが明らかになった。昨年のカルチョーポリの影響で困難に陥ったフィオレンティーナから移籍をし、欧州の舞台での挑戦を希望しているトーニは、バイエルン・ミュンヘンとの関連も取沙汰されている。

しかしチェルシーのロマン・アブラモビッチオーナーは、インテル残留を希望するクレスポと同時に、昨シーズンのセリエA得点王をロンドンの地に呼び出そうと、あの手この手を駆使し計画を遂行に必死だ。


■アルゼンチン代表MFベローン、ギリシャ移籍か!?

エストゥディアンテス（アルゼンチン）に所属するアルゼンチン代表MFフアン・セバスティアン・ベローン（32）が、ギリシャの名門パナシナイコスに移籍する可能性があることが分かった。ロイター通信が報じている。

　かつてパナシナイコスに所属していた同選手の父親がギリシャのスポーツ紙に語ったところによれば、「公式オファーは受けていないが、首脳陣と話を進めた」とのことで、ベローンがギリシャでのプレーに興味を持っていることも明かした。一方、当のパナシナイコス側は今回の交渉についてはノーコメントを貫いている。

マンチェスターＵやチェルシー（以上イングランド）をはじめ、欧州のビッグクラブでプレーしてきたベローンは、今年に入ってから2003年以来となるアルゼンチン代表復帰を果たした。なお、現在所属するエストゥディアンテスとの契約は６月に切れるという。

■デコの代わりはやはりランパード？！

１日、バルサのＭＦデコの代理人であるホセ・メンドサ氏が水曜日（２日）にもミラノを訪れ、インテルの役員らとデコの将来について話し合いを行うと報じられたことにより、バルセロナではランパード獲得熱が再熱しそうだ。２日付けのバルセロナの有力紙“スポルト”は、「ランパードがデコの代わり」と紙面トップで報じている。

　デコは、先週にも「チームを変える理由が見当たらない」とコメントするなど、バルサとの契約（２０１０年まで）を全うするつもりであることを記者会見の席などで常々明かしているが、同時に「フットボールの世界では結果が全て。
だから、将来何が起こるかは誰にも分からないものなんだよ」とも語っている。
そこへきて、この水曜日にもデコの代理人がミラノでインテルの役員らと話し合いをするという報道で、デコのインテル行きの噂が消えるどころか、多くの憶測を呼ぶのも無理はないだろう。

そして、“チームの心臓”とも言えるデコの後任者としてチェルシーのＭＦフランク・ランパードの名前が再び紙面を賑わしている。ランパードの将来も今のところ不透明な状況にある。現在、クラブ側と契約延長の交渉を行っているが、金銭面で両者に開きがあり未だ合意に達していない状態だ。
つまり、バルサが数年前からランパードに関心を示していたことからも分かるように、もしデコがインテルに移籍することになれば、おそらくランパード獲得に動くはず。ランパードは、デコの後任としてぴったりの人材であると言える。

ランパード獲得は、デコの去就次第であるというところか？いずれにしてもバルサは、デコとランパードの動向を気にかけていく必要があるだろう。今後の動きに注目だ。