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幕末・明治の花魁コミュの小稲はお歯黒をしていたのか?

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四代小稲の描かれた浮世絵、まだ数えてないけど把握しているだけでも十種類弱くらいを
ずっと見ていると、現役時代の小稲は「お歯黒」をしていたのではないか、
と考えるようになってきました。

よく言われている江戸期の女性の風習として、結婚すると眉を剃って、お歯黒をする、
とは聞きますが、遊女はどうだったのかな、とふと思います。

とりあえず、眉に関しては、整えたりいじったりしていても、完全に剃った花魁の姿は
浮世絵では見たことがありません。

小稲を描いた錦絵の中では、一番顔がアップだと思われる
豊原国周の作品、三遊亭円朝の「三題ばなし 日千両」では、歯は黒いです。
他にも小さくはなりますが、何枚か口を開いている絵の中で、歯が黒く見える
ものがあります。 さて彼女の歯は白かったのか黒かったのか?
(もちろん時期的な変化もあったとは思います)


*上の画像
二代国貞『生写美人鏡新吉原角町稲本楼 小稲』(明治元年・個人蔵)
(慶応四年(辰年)三月の改印あり。近くで見ると、黒い歯が四本描かれている
のが解ります)


「三遊亭圓朝の三題噺『日千両大江戸賑』」
http://homepage2.nifty.com/koina/sakusaku/5_1.htm

コメント(7)

先週、作品展向けに一気に描いたものです。
小稲の作品、というよりは彫刻を作るための設計図のようなものなので「習作」です。

手持ちの明治二年(巳年)四月の改印のある同じ「国周筆」の小稲の絵を
見ていたら、少し口が開いていて、やっぱり歯が黒かったです。
(同じ時期と形態で連作の今紫を描いたものは、歯が白い)
私の習作の全体像は、もろにこの錦絵をマネています。
顔は、高橋由一の花魁図を中心に浮世絵の要素を足しています。着物に関しては
まだよく解らないため、ちゃんと描いてませんが、雀の柄は私のオリジナルです。
小稲は「雀」がシンボルキャラクターだったようです。

ちゃんと習作したのは、今回が初めてでしたが、頭にささっているコウガイや櫛の位置が
どんな風になっているのかとか、描いていてよく解ってきたので実りは大きかったです。

歌舞伎や今の時代劇と違って、カツラでは無く、基本的には地毛なので
(明治後期や大正期にはずいぶんと付け毛を足されたようですが)
髪には、あまり極端なボリュームを付けませんでした。

明治中期には、もうかなり頭にボリュームがある女性の写真を良く見ますので
今紫の写真のように、自然な量を見ると、逆に新鮮です。
>明治二年(巳年)四月の改印のある同じ「国周筆」の小稲の絵

時間がある時に撮影して、こちらに載せたいと思います。


>「三遊亭圓朝の三題噺『日千両大江戸賑』」

こちらは実物を手にとってじっくり見たことがありますが、保存状態も良く
鮮明な絵だったので、口の中が黒かったことは、はっきり覚えています。
はじめまして。私は、花魁の衣装を纏って踊っているチームの
者です。

とても、勉強になります。花魁の衣装はとても
大変ですが、一人一人違うので、愛着がわきます。

ただ、かんざしなど、今でもとてもお金がかかりますね。
昔の花魁に少しでも、ちかくなれるように
日々勉強してます。

これからも、よろしくおねがいします!
タカサチさん、はじめまして。

>花魁の衣装を纏って踊っている

衣装を作るのは時間がかかって大変そうですね。
幕末明治の花魁の衣装も、今で言うオートクチュールのようなもので
それを纏う人気花魁たちの錦絵の中の姿は、江戸の町娘たちにとっては
スーパーモデルのようにも見えたかもしれません。

私は、まだまだ着物に関してはや勉強不足で解らないことだらけなのですが
ここ数年で少しづつ解ってきたこともあり、時間はかかるけれど
この調子で腰をすえて、ゆっくり着実に知って行きたいと思っています。

こちらこそよろしくお願いします!
「知るを楽しむ」で三月中、「着物」に関してやっています。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/

「京都きもの玉手箱」の第三回に、花魁のファッションのことがちょっと
出ていました。再放送がありますので、サイトを参照ください。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200703/thurseday.html
有り難いです!ぜひ、拝見させてあただきたい!

チェックしときました!
花魁の襟の重なりの枚数や、かんざしの本数などには、何か決まりはありますでしょうか?襟を裏に片方して、赤を見せる事は、しりましたが…何か、特別な決まり事などありましたら、教えてあただけますか?
タカサチさん、こんにちは。

第三回に、ほんの少しだけですが、テレビでやってくれるだけでも
ありがたいですよね。

>襟を裏に片方して、赤を見せる事は、しりましたが…

あの赤は、そうやって見えてたんですね!ありがとうございます。
自分で着たことが無いせいか、花魁に限らず女性の着物に関しては
解らないことの方がずっと多いので、御情報ありがたいです。

>花魁の襟の重なりの枚数や、かんざしの本数などには、何か決まりはありますでしょうか?

襟に関しては、現時点で何も解らないのですが、かんざしの方は、
浮世絵を見る限り、本数などには、絶対の決まりは無いようです。

かんざしよりも、どちらかと言えば、「こうがい」の方だと思いますが、
一本一本が、今で言うところの数万円から数十万円のモノを
頭に挿していて、
現代の指輪やブランド品のように、自分の人気を象徴する装いだったの
かもしれません。

数はまちまちで、コウガイを挿す基本は、左右対称です。
トピックトップの浮世絵もそうですが、
高橋由一の小稲をモデルに描いた『花魁』は、縦方向のコウガイが
若干多い気がしますが、比較的ベーシックに豪華?な挿し方だと思います。
http://db.am.geidai.ac.jp/object.cgi?id=4124

前髪側が、左右3本づつの計6本。後ろに同じく左右3本づつで6本。
そして縦方向に数本。
これが、豪華なタイプの基本で、これより多いのはあまり見かけません。
左右、2本づつの場合もあります。
前に2本(計4本)+後ろに3本(計6本)なんて、パターンも多いです。

あと後ろ髪の中心に、コウガイとは呼ばないかもしれませんが、
太くて角ばったのが、一本入っています。

それと数本のカンザシ、あとクシなどです。

手続きの関係上、ここに画像が貼れないのですが、
http://homepage2.nifty.com/koina/sakusaku/5_1.htm
真ん中の慶応四年の小稲の姿は、花魁を描いた錦絵としては
かなり顔がアップになったものですので、コウガイの大きさなどは
実物よりも強調して描かれている気がしますが、構造はわかりやすいかも
しれません。

あくまでも、幕末から明治初期の花魁の髪型のスタイルの話で、
江戸中期はこれらとはまったく違った様式があります。

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