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白州武川 野猿情報ネットワークコミュの山高群 2010年5月

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今日から5月、まさに五月晴れという言葉に相応しいお天気の下で、お猿達はクルミの新芽やカンゾウ等を食べて、そのウンチはきれいな緑色になっている

日時 5月1日 9時 晴 13度
場所 柳澤下の墓地付近
目視 ゼロ
昨日の夕方いた場所から殆ど動いていなかった

日時 5月1日 11時 晴 17度
場所 ヴィラフォーレ駐車場西の谷間
目視 30匹
買物から帰って来ると駐車場入口に3匹の猿がいて、南側野林へ飛び込んで行った
車を停めて耳をすますと、東側の谷間の笹藪でガサゴソと音がして松林の方では鳴き合う猿の声が聞こえていた
谷から山の方向へ追いやるように久しぶりにロケット花火を打ち込んでやると、背中に子猿を載せた大きな雌猿が道路を渡り、続いて3歳未満の子猿が沢山渡って行った
去年生まれの子猿を載せた雌猿が3匹、今年生まれと思われる赤ん坊猿をお腹につけた雌猿が1匹確認された
合計で約30匹の猿を確認したが、この群は3−4のファミリーで構成されているようで、全員が一斉に逃げるのではなく、ファミリー毎にまとまって逃げているようだった
谷から南側の山へ追ったので、このまま逃げて行けば真原へ上がって行くはずだが、Uターンして崖へ戻る可能性もある

日時 5月1日 15時 晴 20度
場所 柳澤下墓地の崖下
目視 5匹
真原へ上がったかどうかを確認するために広域農道沿いに東へ走ったが全く反応が無かった、Uターンして崖を東へ向かったようだ
田圃道を東から西へ走ると柳澤下墓地付近で最大感度になり、崖下の電気柵の向うに5匹の猿を確認した

日時 5月1日 17時−18時
場所 山高電気柵と柳澤電気柵結合点より50メートル西側のクルミの木付近
目視 10匹
この群が山高電気柵と柳澤電気柵結合点付近の何処で柳澤側から山高側へ移動するか、その抜け穴を確認するために結合点近くの農道に車を停めて静かに観察をした
結合点から100メートル付近の杉の木の下に3匹現れてしばらく遊んでいた
そこから約50メートル東へ移動したが、結合点の田圃の持ち主が崖側にトタン板でイノシシ除けを作り始めたので、それ以上は東に進まずクルミの木に登ってクルミの新芽を食べながら作業の様子を観察していた
夕暮れになっても作業が終らないので、100メートルほど西の杉林へ戻って行ったようだった
今夜はここに泊りそうだ

明朝早くに動き出して何処を通るか確認するために、1号機の熱センサーを移動して結合点を中心に動物の動きをキャッチ出来るように設置した


ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 カウンタ420
3号機 カウンタ512
4号機 カウンタ380
黒沢川の橋側につけていた熱センサーを山高電気柵と柳澤電気柵の結合点へ設置し、猿が通過するかどうかを確認するようにした

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5月1日 16時頃の山高群
5月のトピがふたつダブってましたので、ひとつ削除しておきました。
今日は猿と知恵比べ でも負けた

日時 5月2日 7時30分
場所 高龍寺西プラム林
目視 10匹

日時 5月2日 9時30分
場所 見山崖 山高電気柵付近
目視 20匹

日時 5月2日 15時30分
場所 山高集落カタクリ群生地付近
目視 ゼロ

昨日の夜は山高柳澤結合点の100メートルの杉林に泊って今朝東へ移動して結合点へ向かって通過を試みるはずだなので、朝から丁寧にウオッチした
7時半には台地の上の電気柵の西側にいたが、9時半には20匹くらいが柳澤から山高へ移動していた

すぐ側でイノシシ対策工事をやっていた結合点の側の田圃の持ち主のKさんが群が山高電気柵を通り抜ける一部始終を教えてくれた
まず小さい猿は管理用の扉の下の隙間と山高電気柵と柳澤電気柵の間の巾10センチくらいの隙間で通電されていない電線を押しながら通過したそうだ
1歳くらいの子猿を背負った大きな雌猿は崖と田圃の間の排水路に降りて、水路をカバーする金網を押して下流のコンクリート壁の上へ飛び移ったそうだ
金網を押し上げて飛び移る行動は想定外だった
この結果、群は山高電気柵を挟んで柳澤側と山高側に分断された格好になった

山高集落のMさんにも来てもらって対策を考えた
1)管理扉の下は伐採した木で塞ぐ
2)結合点の間は木杭を入れて塞ぐ
3)水路の上にコンパネで蓋をして、飛べないようにする
この間も分断された群は電気柵を挟んで呼び合っていたので、すぐに対策をやり様子を見ることにした

15時頃に様子を見に行くと、群は既に電気柵を通って山高集落下まで移動していた
午後も作業をしていたKさんに様子を訊くと、50メートルほど上流で作業をしていたら、電気柵沿いに降りて来た群の大きな猿が水路に降りて金網の下を潜って1メートル下のドンドン(水路の段差で深さ50センチほど水が溜まる仕掛け)へ飛び降りて2−3メートル水路を歩いて崖に飛び上がって逃げて行き、小さな猿もそれを真似してあっという間に通過したそうだ

次の手は、水量の少ない排水路なので頑丈な鉄柵で水路を完全に遮断することしかなさそうだ
時計回りに東へ移動している群はUターンして反時計回りに戻って来るので、それまでに鉄柵を取り付けて、管理扉を開けて西へ逃がしてその後で扉を閉めて様子を見るしか無い

今回も群として生きることに必死な猿知恵に負けた
猿対策とは知恵比べ、根比べだ


ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 510
3号機 680
4号機 420

写真
左 猿が潜って通った金網 手前の石が濡れていたのが証拠
中 電気柵の左右に別れて鳴き合う猿
右 柵の手前にコンパネを敷いて飛べないようにしたが、下の水たまりに飛び込んだ
何事も無かったかのように時計回りに移動して黒沢川谷へ入って行った

日時 5月3日 9時 晴 15度
場所 小学校坂付近
目視 5匹
小学校坂を降り始めると坂道の上で2匹の猿が遊んでいた
道の側の崖の上にも2匹いた
見山崖を何時ものように移動して来たようだ

日時 5月3日 16時15分
黒澤集落から新しい広域農道を西へ登っていくと最大感度になり、道の上に先ほど落したばかりと思われる大きな糞があった、木々の新芽を食べているので緑色の大きな糞だった
車を停めてエンジンを切って耳をすますと対岸の林の中から猿の鳴き合う声が聞こえて来た
ケヤキ尾根のすぐ下辺りにいるようだ

ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 824 リセット
3号機 1051 リセット
4号機 750 リセット

写真
左 小学校坂の道で遊ぶ猿
中 近づくと崖へ逃げて行った
右 ひなた崖下の広域農道に落とした糞
今日は黒沢川谷を少し上流へ上っていたようだ

日時 5月4日 16時 晴 25度
場所 ゴルフ場下のV字谷付近
目視 ゼロ
昨日黒沢川に入って来た群は夕方には電流の通っていない黒澤集落管理の電気柵を越えて山側に入ったようだ
その後は電気柵の山側沿いに西へ移動してゴルフ場付近で黒沢川のV字谷へ入って来ていた

明日はこのまま黒沢川谷を西へ進んでバンガロー跡地まで行って
1)そこから精進が滝林道へ登ってそこから広域農道へ出て山高集落方向へ移動する
2)Uターンして黒沢川谷を下り反時計回りで見山崖を柳澤方向へ移動する
ルートが考えられる
1)ルートを通る場合にはウルトラソニックの1−3号機の設置されたカスミ部分を通過しようとするので、ウルトラソニックの効果を見ることが出来るだろう
2)ルートを通る場合は、山高電気柵と柳澤電気柵の結合点の管理扉を開けて柳澤側へ逃がした後で水路部分に金網で蓋をして山高側へ戻らないようにする予定
黒沢川谷でUターンして反時計回りに移動を始めた

日時 5月5日 8時30分 晴 15度
場所 黒澤集落ひなた崖下の広域農道
目視 20匹
谷を西へ進まないでUターンして東へ移動して新しい広域農道で遊んでいた
この群にとって電流の流れていない黒澤集落の電気柵は全く障害にならないようで自由に通行しているようだ
これから反時計回りに見山崖を移動して来るだろう

日時 5が多雨5日 17時 晴 23度
場所 黒澤台地の東端崖の道路
目視 15匹
黒澤集落下水処理場を過ぎて台地の東端を通る道の上で遊んでいたが車に気が付いて崖を登る猿と、下って田圃から黒沢川岸まで逃げる猿に別れた
いずれにしても明日朝は小学校坂付近から高龍寺まで移動し、明後日には山高電気柵を柳澤結合点で通って柳沢側へ入って行くものと推測される
それまでに抜け道になっていた水路の落ち口を塞いで通行出来ないようにしなければならない
予想通り反時計回りに見山崖を移動して、山高へ戻って来た

日時 5月6日 9時 晴 15度
場所 中学校坂付近
目視 10匹
中学校坂の下まで行くと道の上や側の田圃で遊んでいた
これから西へ移動して高龍寺まで行くだろう

日時 5月6日 17時 晴 20度
場所 山高集落カタクリ群生地の崖
目視 ゼロ
崖下からも崖上からも最大感度になったが姿は見えなかった
いつものように崖のクルミの新芽を食べているのだろう
明日は西へ移動して山高境を越えて柳澤に入って来るだろう
いよいよ柳澤に戻って来た

日時 5月7日 8時30分 曇り 15度
場所 むじな坂付近の坂と田圃
目視 10匹
雨の降る前に位置の確認に行くと高龍寺下のむじな坂の道や田圃で遊んでいた
道の上には木の上で食べ散らかしたクルミ、フジ、リョウブの新芽が落ちていた
側に落ちていた糞は木の新芽を食べる今の時期は緑色をしている

まだ山高境を越えてはいなかったがすぐに越えるだろう
崖沿いに移動して来るので山高電気柵の管理扉を開けておいて柳澤側へ通れるようにしておいた

日時 5月7日 15時30分 雨 15度
場所 柳澤下墓地付近
目視 5匹
柳澤へ入って柳澤下墓地付近まで移動して来ていた
今朝ワラビを採った伐採跡地をうろうろしていたが、猿もワラビを食べるのだろうか
山高電気柵の管理扉を開けておいたのでそこを通って柳澤側に移動してきたと考えられる
明日お天気が回復すれば管理扉を閉めて、排水路を通り抜け出来ないように柵を取り付けねばならない

写真
左 田圃の畦で何かを食べていた大きな雌猿
中 道に落ちていたクルミの新芽
右 緑色の糞
今日も我が家の側までやって来てその後Uターンして崖沿いに山高方向へ移動して行った

日時 5月8日 7時 晴 14度
場所 柳澤下墓地より300メートル西付近
目視 ゼロ

台地の上を東に走ると柳澤下墓地手前で最大感度になったが姿は見えなかった
北側の林の中にいるようだった


日時 5月8日 12時 晴 25度
場所 ヴィラフォーレ南側の松林
目視 5匹
我が家のデッキで昼食をとっていると南側の家の側で何か動く影が見えた
3匹の猿がこちらを見ていた
声をかけるとあわてて林の中へ消えていき、続いて2匹の猿が追っかけて行った
南側の松林へ行ってロケット花火を撃ち込んで脅しておいた

日時 5月8日 18時 晴 18度
場所 山高境の電気柵の柳澤側崖
目視 ゼロ
我が家の側でロケット花火で追われて山高境まで来ていた
5月1日に同じように我が家の側でロケット花火で追われ山高境側の杉林まで移動していた
今日も同じように山高境側の杉林に泊るのだろうか
明日の朝に観察する必要がある
明日9時から結合部分の水路に金網を張ることになっているが、それ以前に群が通過する可能性もある

ウルトラソニック
昨日山高側から柳澤へ山高電気柵を越えて行ったが、柳澤電気柵結合点を監視するために設置した熱センサーのイベントログを調べてみたら、朝7時37分から50分までに管理扉の補修をした工事関係者のイベントだけ残っていて、その後に猿が通ったイベントは残っていなかった
今回は結合点付近ではなく台地上の高龍寺西側の1号カスミを通った可能性が高い
ウルトラソニック1号機は24時間発信に設定してあるので八進中だったがその場所を通過した可能性がある
初めてウルトラソニックに遭遇した山高群にとってはまだ不快な発信音として認識されていないのだろうか
(メーカーの国原さんの話では、群が不快な音として認識するにはある程度の時間がかかるとのことだった)
山高境のどこかを通って東へ移動して行った

日時 5月9日 9時 晴 15度
場所 山高境西100メートルの崖
目視 ゼロ
昨日の夕方から殆ど移動しないで柳澤側に留まっていた
水路を通れないようにするためにMさんと一緒に水路一杯に金柵を取り付けた
柵の目の間隔は5センチ程度のので子猿も通れないはずだ
これで前回猿が西から東へ移動する時に使った穴は全て塞いだことになるので、この部分で通り抜けは出来ないはずだ

日時 5月9日 13時40分
場所 山高境東の山高側の田圃
目視 10匹 (大3匹、中5匹 小2匹)
午後に山高境を通ると既に10匹の猿が通り過ぎて山高側の田圃で遊んでいた
崖際まで車を入れると高龍寺下の崖へ逃げ込んで行った
残りの猿はまだ柳澤側の杉林にいるようで大きな警戒音を出していた
側の田圃にいたKさんに訊ねると「昼飯を済ませてきたらもう山高側の田圃にいた、柳澤の電気柵を通り抜けて田圃で遊んでいたので追いかけたら、電気柵を通って崖へ戻って行った」とのことだった
前回Kさんが見付けてくれたの抜け穴は全て塞いであるので、柳澤電気柵を潜って田圃に出て、そこから農道をとおるか山高境の電気柵を潜って山高側へとおった可能性がある
結局今回も群全体が山高側へ移動して行ったが、その抜け道が判らないのが困った問題だ

日時 5月10日 9時 曇り 13度
場所 農協センタ−前の崖
目視 ゼロ
田圃道を東へ走ると小学校坂あたりで大きくなり農協センタ−前で最大感度になった
台地崖の東端を回って黒澤集落墓地側に猿の糞が落ちていた
中型の猿のものと赤ん坊猿のものの二つが落ちていたがどちらも少し前にやって行ったようだった
これから黒澤集落下水処理場を通って黒沢川谷へ入り、電流の通っていない黒澤集落電気柵を乗り越えてゴルフ場付近まで登って行くだろう

昨日9日午前中に山高境の水路と管理扉部分を監視した熱センサーのイベントデータを調べてみると
10時15分       設置カウント開始
10時40分ー51分   11分間に18カウント
10時55分ー11時4分 10分間に11カウント
のデータが残っていた
このデータから推測出来ることは、何処を通って電気柵を通り抜けたかは判らないが熱センサーの前の水路沿いの崖地を動物の群が通過したことだ
このセンサーの設置方法を改善して、猿の群が通り抜ける場所を特定できるようにしたい
しかし、あと1週間くらいは田植えのために人や田植機が入るのでそれをカウントする場合もあるので要注意だ

ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 750  リセット
3号機 1210 リセット
4号機 870  リセット
猿の群はウルトラソニックの設置してあるルートとは別のルートを通っているのでその効果についてはまだ確認出来ていない

写真 猿の糞
予測通りに黒沢川谷へ入り黒澤ひなた崖下で遊んでいた

日時 5月11日 8時30分 雨 10度 寒い
場所 黒澤集落ひなた崖下の広域農道と田圃付近
目視 15匹
黒沢川谷へ入っていると予測して広域農道を東へ下って行くと、ひなた崖下の道路上で5匹、崖で3匹遊んでいた
車を停めて谷を観察すると川岸のクルミの木に4匹登ってクルミの花房を食べていた

この後は何時ものように黒澤電気柵を越えて澤奥へ入って行き、ゴルフ場下まで行ってUターンするはずだ

写真 クルミの花房を食べる猿
久しぶりに新奥の寶前院裏山まで移動していた

日時 5月12日 9時 晴 13度
場所 新奥 寶前院裏山付近
目視 ゼロ
広域農道を通り黒沢川沿いに黒澤集落まで走ったが全く反応が無かった
下水処理場上でかすかにビーコン反応が合ったがすぐ消えた
黒澤谷出口を経て田圃道を西へ走り神代桜坂を登ったが全く反応がない
先ほど黒澤集落でかすかな反応があったので、新奥方面の可能性があるので新奥集落の奥へ走り小武川まで走るとビーコン反応が大きくなり近距離ビーコンも反応がとれた
寶前院裏山奥まで移動して来たようだ

日時 5月12日 17時 晴 15度
場所 林道右岸線新奥口の奥
目視 ゼロ
黒澤集落ひなた崖の広域農道でビーコン反応があり、U字カーブから新奥へ向かって走ると大きくなった
新奥集落から寶前院手前で林道に入り林道右岸線から新奥出口まで走ると近距離ビーコンにも反応があった
朝いた位置から少し西へ移動し林道右岸線新奥口の奥の方まできたようだ
ゴルフ場下まで移動するか、黒澤電気柵を越えてU字カーブへ出て来るか,どちらのコースをとるかは判らない

急にに暖かくなって見山崖の木の新芽が固くなり、林道右岸線の高い位置の新芽が食べ頃になって、それを求めて山へ入ったとお思われる
4月末から5月初めの行動パターンだ
どうも黒沢川谷を遡るつもりのようだ

日時 5月13日 16時 晴 15度
場所 ゴルフ場東側の谷と林付近
目視 ゼロ
群は黒澤電気柵を越えずにそのまま西へ移動してゴルフ場東側の谷を黒沢川へ向かって降りて来ているようで、黒澤ゲート付近から上の谷間で最大感度になった
北杜市調査員も同じ場所まで追跡して来ていたので情報交換をしておいた
4月に一度だけこの少し奥まで入ったがそこからゴルフ場カスミを通って高龍寺へ移動したことがあるが、今回はこのまま谷奥へ遡る気配を感じる
やはり黒沢川谷を遡って大沢橋付近まできた
ふもとの新芽は固くなったので、奥のやわらかい新芽を求めて移動して来たようだ

日時 5月14日 9時 晴 10度
場所 要塞別荘下の黒沢川谷付近
目視 ゼロ
ゴルフ場入口から黒沢川谷沿いの道を西へ移動しながらチェックをすると、精進が滝林道側の要塞別荘付近で最大感度になり、月のうさぎまで登ると感度が弱くなった
黒沢川谷の底を遡っているようだ

日時 5月14日 16時 晴 15度
場所 黒沢川谷 藤井別荘と大沢橋の間
目視 ゼロ
月のうさぎ横から谷へ降りる道の行き止まりの谷底に新しく藤井さんの別荘が出来た
初めてそこまで行って藤井さんに話を聞くと、3時頃に猿の群が沢沿いに大沢橋方向へ移動したそうだ
その後、大沢橋側からチェックするとビーコン反応が高かったので、こちらへ移送していることが判った

黒沢川谷を大沢橋付近まで登って来たのは昨年10月24日以来のことで、半年ぶりの出現だった
遂に精進が滝林道を越えて小山平から真原西まで移動して来た

日時 5月15日 10時30分 晴 17度
場所 小山平下の真原西側の県有林付近
目視 ゼロ
庭に止めた車の受信機にかすかなビーコン音が入ったので大分近づいたと感じた
真原から精進が滝林道へ上がったが反応は無く、チロルの駐車場でビーコン音が入って来た
西へ移動したと推測して、林道右岸線を白州方面は走り,大平林道を北へ下って行くとビーコン反応が大きくなった
石原牧場付近の路上には大きな糞がおちていたので、この道を通ったことが確認出来た
真原へ出る手前100メートルほどで最大感度になった、東側の尾根から県有林の当りにいるらしい

記録を遡ってみると黒沢川谷、精進が滝林道、小山平を経てここまでやって来たのは去年10月25日以来なので、6ヶ月と20日ぶりということになる
このルートを通り始める時期も例年よりも遅れているが、これからはこのルートを通る頻度が高くなる
山高境を越えないで台地上をウロウロしている

日時 5月16日 9時 晴 8度
場所 柳澤下墓地より東側の崖
目視 ゼロ
朝6時過ぎの散歩の時に真原カスミに沢山の分が落ちていた、昨日の午後このカスミを通って広域農道を横切り、崖へ降りて行ったようだ
田圃道を走ると下の坂の東で感度が高くなり、台地上を走ると建築中の家付近で最大感度になった
この辺りの崖まで降りて来ていたようだ

山高境を越えた場合に備えて熱センサーを設置しておいたが,田植えの人の動きを感知する可能性もある

日時 5月16日 1時 晴 18度
場所 台地の上、高龍寺西 幸窯奥の別荘地付近(ピー太パパ宅側)
目視 ゼロ
熱センサーを回収したが、やはり田植えの人の動きを感知していたようだ
崖下では感度が非常に低くなっているので,台地へ上がり幸窯の奥へ入るとピー太パパ宅付近で最大感度になった、先ほどまで側の松林で大騒ぎをしていたそうだ

日時 5月16日 18時 晴 15度
場所 広域農道駐車場付近
目視 10匹
ピー太パパの情報では駐車場前の広域農道の上に寝そべって暖をとっている猿がいたそうだ
その後で車を走らせると駐車場前の栗林で栗や柿の新芽を食べていた

これまでは見山崖を西から東へ移動して来るといつの間にか山高集落側へ通過していた
今回は山高境の山高電気柵を越えることも無く、崖から台地に上がって東へ行かないでまた西へ戻って来ている
その理由としては
1)これまで柳澤電気柵を潜って田圃へ出てそこから山高方向へ移動していたが、田圃に水が入って通れなくなったために通過を諦めて崖を登って台地に出た
2)台地の上を高龍寺方向へ移動しようとしたが、山高電気柵のために東へ移動出来なかった
3)高龍寺裏カスミに設置したウルトラソニックが効果を発揮したかどうかは確認出来ていないが、このカスミを通らないで西の幸窯奥方向へ移動して行ったのは事実である

今後台地の上をどのように移動するか、山高電気柵のカスミに設置したウルトラソニックが効果を発揮するかどうかを見守る必要がある


ウルトラソニック
1−4号機 稼働中
今日もまだ台地の上でウロウロしている

日時 5月17日 6時50分 晴 10度
場所 真原駐車場となりの竹藪とその前の栗林
目視 10匹
朝の散歩の途中、駐車場の側の竹藪でガサゴソと音がしたのでそちらを見ると猿が竹の先から根元へ移動して逃げて行ったところだった
竹藪に行くとイノシシがタケノコを掘り荒らした跡に残っていたタケノコを猿が食べていたようだった
広域農道側の栗林にも沢山の猿がいて栗の新芽と柿の新芽を食べていた

日時 5月17日 9時 晴 20度
場所 ヴィラフォーレ南側松林との東側の谷間
目視 3匹
散歩から帰って来るとヴィラフォーレのポンプ小屋後の木に大きな猿がいたがこちらの姿を見て林の中へ逃げ込んだ
駐車場から西へ移動して来た物見の雄猿だった
東の谷間から猿の鳴き声が聞こえていたのでこちらに来ないようにロケット花火を東の空へ向かって沢山発射しておいた

日時 5月17日 15時 晴 23度
場所 山高境と下の坂の中間の崖
目視 ゼロ
台地の上の果樹園跡地を走っても信号レベルは低いので今は台地にはいないと判断して、田圃道を東から西へ走ると山高境から西の下の坂との中間点あたりで最大感度になった
台地から崖に降りて来たがまだ山高境を越えてはいない
今後水の張られて田圃沿いに山高境の電気柵を越えて来るか、あるいは台地に登ってカスミ部分を通って山高へ戻って来るか非常に興味がある

写真
左 イノシシの残したタケノコを猿が食べていた
中、右 駐車場前の栗林で栗の若芽を食べている猿
15−17日と台地の上の柳澤側をウロウロしていた群が遂にウルトラソニックを付けたカスミを通過するのを目撃した

日時 5月18日 9時5分 晴 15度
場所 山高電気柵第2号カスミ(広域農道北側)
目視 30匹
9時頃に広域農道を東へ走りウルトラソニック3号機のカスミに近づくとカスミの手前に3匹の猿がいたが、あわてて北側の松林へ逃げて行った
回り道をして2号機のカスミに近づくと、カスミの山高側に5匹の猿がいた、遂にウルトラソニックのついたカスミを通過した猿がいた
そのまま50メートルほどの距離をおいて観察すると、ウルトラソニックの音波が聞こえる範囲内は急いで通過して聞こえなくなるとゆっくりと歩いたり座って休んだりしていた
去年生まれの子猿は母猿の背中に乗ってカスミ部分を通り、ウルトラソニックの範囲を過ぎると背中から降りて休んでいた
これらの行動から推測すると、山高電気柵のために東へ移動するルートを遮断され仕方なくカスミを通って山高側へ移動したが、初めてウルトラソニックの超音波に遭遇した山高群はその音波が何となく不安を感じさせるがまだいやな音波として学習はしていないので、そんまま急いで通過したのだろう
特に音波に敏感な生まれて1年も経つ子猿が母猿の背中に乗って移動するのは異常自体の時だけなので、子猿にとってはこの音波は異常なものに聞こえたのだろう
モハラテクニカ国原さんの話では「猿がウルトラソニックの音波を嫌なものとして認識し学習するにはある程度の期間がかかるので、今回の行動は最初に遭遇した時に見られる普通の行動です」とのことだった
山高集落へ移動した群は故郷の高龍寺の竹藪下の石垣でのんびりと日向ボッコをしていた

これから見山崖を東に移動して黒沢川谷を遡って大沢橋から小山平のルートをとるか、または途中でUターンしてくるか、注意して見守る必要がある

写真
左 ウルトラソニックの音波範囲を通過するとゆっくりと歩いたり座って休んでいた
中 終わり頃に子猿を背中に載せた母猿がやって来た
右 3匹の母猿が背中の子猿を降ろして休んでいた
この時期の移動速度は非常に早い、もう黒沢川谷へ入っていた

日時 5月18日 17時40分 晴 18度
場所 黒澤集落下の黒沢川谷
目視 ゼロ
今朝9時に山高電気柵のカスミを通った群は東へ移動していった
今日は小学校坂くらいかと思っていたが、台地の端を回って黒沢川に入り、黒澤集落下まで移動していた
集落下の竹藪の向うにいるらしく、ビーコン反応は高いが姿も見えず声も聞こえなかった
この勢いだと明日は大沢橋まで遡って小山平まで動くかも知れない
群が仲曽利橋の広域農道を横断して黒沢川谷の奥へ移動する様子を約20分間観察した
久しぶりに群れの全容をじっくりと眺めることが出来た

日時 5月19日 9時10分ー30分 曇り 13度
場所 広域農道の仲曽利橋付近
目視 約50匹
昨日いた位置から黒沢川の奥へ移動すると思って広域農道を東へ走ると黒澤集落のひなた崖下で猿調査員さんに会って情報交換をしたが、その時はまで橋の下流にいた
黒澤集落でUターンして仲曽利橋が見える所へ車を停めて観察すると対岸のウルシの木に登って新芽を食べていた、猿はウルシにかぶれないようだ
対岸の道の上の石垣の上をゾロゾロとゆっくり上流へ向かって移動して行き、9時14分頃に群の先頭と思われる大きな猿が広域農道を横切って上の休耕田へ登って行った
これを皮切りに少しずつ道を横切って田圃へ登る猿、黒沢電気柵沿いの林道へ登って行く猿と思い思いの行動をしていた

途中走って来た車が猿に気づいて停車して眺めても平気で逃げることもしなかった
中には橋の欄干の上から眺めている猿もいた
1匹の大きな猿が橋のすぐ側のガードレールの上に座って群の猿がどんどん渡って行くのをじっと眺めていた、しんがりを受け持つ雄猿のようだった
群の殆どが渡りきったと思われる頃になるとこの猿も道を渡って川沿いの道を登って行った

このまま黒沢川谷を遡って行くと前回と同じ周回ルートを通って数日後には山高電気柵のカスミに踊って来るはずなので、ロケット花火で群の最後尾を脅しておいた

写真
左 9時12分 橋の下流でウルシの木で新芽を食べる猿
中 9時15分 大きな猿が先頭になって広域農道を横切り始めた
右 9時29分 車の通過を見送るしんがり猿
日時 5月20日 8時40分 曇り 15度
場所 ゴルフ場入口赤い橋付近
目視 30匹
ゴルフ場入口手前の山高集落の崖まで行くと目の前のニセアカシアの木の上で新芽を食べている沢山の猿がいた
こちらを見付けると慌てて木から降りて谷底へ逃げて行った
赤い橋へ向かって道を歩きながら谷底を見ると群がゾロゾロと谷奥へ向かって歩いていたが、橋の下は通らず崖を上がってゴルフ場側の道を通りゴルフ場へ向かって歩いて行った
その群を追って道を上がって写真を撮って橋まで帰って来ると、こちらが道を登るのを待ち構えていたグループが反対側の崖を登って山高用水路見回り道路の方へ逃げて行った、頭がいい奴らだ

日時 5月20日 17時 曇り 15度
場所 真原別荘地内
群は黒沢川谷の奥の大沢橋まで行かないで途中で崖を登って真原別荘地の東側から別荘地に入って小鳥の餌のヒマワリを食べたりしていた
この群がここへきた目的は側の栗林の新芽をたべることにあるようで、みんな栗林へ入って行った
明日はここから林道沿いに西へ行くか、北へ降りて広域農道を横切ってニセアカシアの新芽を食べに行くか、どちらかだろう
いずれにしても、また数日中に台地の上を東に向かい山高電気柵のどこかのカスミを通るだろう

写真
左 ニセアカシアの木から慌てて降りる猿
中 もう一歳にもなる子猿を背中に乗せて逃げる母猿
右 ゴルフ場への道に腰を降ろす猿
今回は黒沢川谷の奥まで行かないで崖を登って真原別荘地から我が家のすぐ側までやって来た

日時 5月21日 9時 晴 15度
場所 真原別荘地 JOEさん宅付近
目視 20匹
真原別荘地から広域農道を越えて北へ降りて来たと考えて我が家の側の林道から下の坂、田圃道をチェックしたが全く反応が無かった
再び台地に上がって真原別荘地へ行くと入口付近のJOEさん宅前の道や岩山でのんびりと遊んでいた
やはり、クリやクワの新芽を楽しんでいたようだ

日時 5月21日 13時30分 晴 27度
場所 ヴィラフォーレ東の谷
目視 5匹
我が家の東で猿の声がしたので、東の谷へ行くと別荘の庭で遊んでいた猿が慌てて東の林へ逃げて行った
これ以上我が家へ近づかないようにするためにロケット花火を撃って脅しておいた
これで東の方へ行ってくれれば助かる
5月18日に山高群が山高電気柵2号カスミを通り過ぎたときの詳細報告

ウルトラソニック 稼動状況報告書(5月17日−5月18日)
2010年5月21日
重田作成

山高群が初めてウルトラソニックを設置した山高電気柵のカスミを通過して山高へ移動した
日時 5月18日 9時−9時30分
場所 山高電気柵第2号カスミ(広域農道北側)

1.カスミを通過したときの状況
9時頃に広域農道を東へ走りウルトラソニック3号機のカスミに近づくとカスミの手前に3匹の猿がいたが、あわてて北側の松林へ逃げて行った
回り道をして2号機のカスミに近づくと既にカスミの山高側に5匹の猿がいた、遂にウルトラソニックのついたカスミを通過した猿がいた

そのまま50メートルほどの距離をおいて観察すると、カスミを通過する猿はウルトラソニックの音波が聞こえる範囲内は急いで通過して聞こえなくなる場所まで来るとゆっくりと歩いたり座って休んだりしていた
これらの行動から推測すると、山高電気柵のために東へ移動するルートを遮断され仕方なくカスミを通って山高側へ移動したが、初めてウルトラソニックの超音波に遭遇した山高群はその音波が何となく不安を感じさせるがまだいやな音波として学習はしていないので、そのまま急いで通過したのだろう
(写真1,2参照)

去年生まれの子猿は母猿の背中に乗ってカスミ部分を通り、ウルトラソニックの範囲を過ぎると背中から降りて休んでいた
生後1年の子猿が母猿の背中に乗って移動するのは異常事態の時だけなので、特に音波に敏感とされる子猿にとってはこの音波は異常なものに聞こえて母猿の背中に飛び乗ったのだろう
(写真3−6参照)



ウルトラソニックを設置したカスミを通過した後の猿たちの様子
(左側の看板の前方10メートルにウルトラソニックが設置されている)

 
写真1 若い猿が通過した後遊んでいる      写真2 のんびりとくつろいでいる
 
写真3 1頭目の母猿が子猿を背負ってきた   写真4 2頭目の母猿が子猿を背負ってきた
 
写真5 通過した猿は子猿を降ろしている     写真6 3頭とも子猿を降ろして一安心の感じ

2.山高電気柵とウルトラソニックによってさえぎられて山高群の行動
5月11日までの移動ルートとその行動
崖沿いの新芽を求めて見山崖を東西に時計回りと反時計回りに移動するのを繰り返していた
山高電気柵と柳沢電気柵の結合点では、柳沢電気柵の下を潜って水の入っていない田圃を通り山高側へ移動していた
この間は台地の上には上がらなかったのでウルトラソニックを設置した山高電気柵のカスミを通過する冒険はしていなかった

2)5月12日から18日までの移動ルートとその行動
この時期になると比較的高いところのクルミやミズナラの新芽を求めて山に上がり、谷沿いのニセアカシアの新芽を求めて黒澤川谷奥へ入っていくようになる
12日からそのルートを通って6ヶ月ぶりに真原西まで進出して、そこから広域農道北側の台地の上でクリや柿の新芽を食べて東へ移動していった
しかし、その後のルーとから推測すると、それまで台地上には無かった山高電気柵に行く手を遮られて台地の上を2日間うろうろして遂に18日朝になってカスミを突破したと思われる

3.今後の対応
この状況を電話で報告したモハラテクニカ国原さんの話では「猿がウルトラソニックの音波を嫌なものとして認識し学習するにはある程度の期間がかかるので、今回の行動は最初に遭遇した時に見られる普通の行動です」とのことだった

その後山高群は黒沢川谷を遡り再び真原から広域農道下の台地へ移動してきて上記のルート図の16日ー17日に動いた場所をうろうろしている
数日以内に前回と同じようなルートで山高方向へ移動する可能性もある
とにかく、ウルトラソニックの超音波をいやな音として学習してもらうチャンスをたくさん作ることが必要なので状況を見守るのが最善の策だろう
まだ柳澤側の崖にいた

日時 5月22日 7時 晴 15度
場所 山高電気柵西の柳澤側の見山崖
目視 ゼロ
昨日から見山崖を東へ移動した群は山高電気柵手前で止まっているようで、電気柵の柳澤側で最大感度になった
今日のうちに台地の上のカスミのどれかを通って山高側へ動くか、あるいは前回同様に2日ほどウロウロするか様子も似なければならない

ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 カウント1150 リセットした
3号機 カウント1850 リセットした
4号機 カウント1450 リセットした
山高電気柵のカスミを通って黒澤の先きまで動いていた

日時 5月23日 9時 雨 12度
場所 中学校坂と小学校坂の間の崖
目視 1匹
昨日のうちに山高電気柵を通り過ぎていると考えて崖際の道を東へ走ると黒澤集落を過ぎて中学校坂を降りて行くとビーコン反応が最大になり、道の上を1匹の猿が下の崖へ降りて行った
中学校坂を降りて田道を西へ走るとビーコン反応が高いままで小学校坂まで続いた
群はこの二つの坂道に挟まれた崖の杉林の中で雨宿りをしているのだろう
これから崖の端を回って黒沢川谷へ入って行くだろう
ニセアカシアが白い花を咲かせ始めた、蜜がたっぷりあるこの花は猿達の大好物でこの花を求めて見返り峠まで登って行くこともある
今日も最初の花を求めて高龍寺側まで戻って来た

日時 5月24日 9時 雨 14度
場所 高龍寺下のむじな坂のニセアカシアの木
目視 20匹
小学校坂から黒沢川谷へ入ったかと思って黒沢川谷沿いの道を東へ走ったが反応が全くなかった
台地端を回って田圃道を西へ登って行くと神代桜坂を過ぎたところで最大感度になった
むじな坂へ入って行くと白い花を沢山付けたニセアカシアの木に沢山の猿が登って花を食べていた
木の下の道には猿が落としたニセアカシアの小枝が道を覆うくらい落ちていた

神代桜坂付近にいた猿が慌てて竹林へ逃げ込もうと走って来たが、そのうちの1匹が何か大きなものを口にくわえて逃げて行った、よく見ると子猿のようだった
生まれて1年くらい経った子猿なら背中に乗せて逃げて行くはずだし、今年生まれの赤ん坊猿だったらお腹にぶら下げて逃げて行くだろう
これまで色々な親子連れの猿を見て来たが、猫や犬のように口にくわえて運ぶ猿を見たことはない
多分生まれたばかりでまだお腹にお腹にぶら下がるだけの力がないか、あるいはお腹にぶら下がる暇もなく逃げようとして母猿が加えて逃げて来たのだろう

もう1頭の雌猿がお腹に赤ん坊猿をぶら下げて逃げて行った
去年の冬の初めからの交尾期で妊娠した雌猿が子猿を生む時期にきているので、これからは気をつけて、生まれた猿の数をチェックしなければならない

日時 5月24日 17時 雨 15度
場所 山高集落北側のニセアカシア林
目視 ゼロ
ニセアカシアを求めて何処へ行ったか調べるために台地の東端を回って田圃道を山高集落下まで行くと、崖のニセアカシア林付近で最大感度になった
高龍寺北側のニセアカシアの蜜を吸い尽くしたので新しい花を求めてちょっと東へ移動して崖の下から上まで続くニセアカシアの林で蜜を楽しんでいた
北杜市調査員さんもその場所でチェエクしていた

この後はちょうど咲始めた黒沢川谷のニセアカシアを求めて時計回りに移動するダオルか、あるいは俣戻って行くのだろうか
広域農道沿いのニセアカシア林が咲始めるのは数日後だろう
ニセアカシアの蜜を求めて崖をウロウロしている

日時 5月25日 9時 晴 15度
場所 中学校坂のニセアカシア林
目視 30匹
昨日の位置から東へ移動していると推測して台地の東端から西へ走ると中学校坂のニセアカシア林の手前で最大感度になったので、中学校坂を登って行くとニセアカシアの林の手前の道の上に5匹の猿がいたが崖を登って行った
そこで北杜市調査員さんと出会胃、一緒の群の動きを観察した
ニセアカシアの木に登った猿が細い枝の先の花の蜜を食べようとして登り折れてしまった枝がたくさんあった
坂の上に向かって上がるとガードレール沿いの沢山の猿が遊んでいた
そのうちの1匹はこの春生まれたばかりの赤ん坊猿をお腹に抱えた母猿だった
車が前に進むと猿達はみんな崖下へ逃げて行った

日時 5月25日 晴 18度
場所 山高集落北側のニセアカシア林
目視 1匹
夕方に真原へ行ったついでに中学校坂まで降りたが反応がなく田圃道を西へ登って行くと昨日の夕方にいた場所で最大感度になった
季節の贈り物のニセアカシアの花を求めて崖を東へ行ったりまた西へ戻ったりと、花の開き具合を見ながら売右往左往しているようだ
この崖地のニセアカシアを食べ尽くすとちょうど満開を迎える広域農道沿いのニセアカシア林へやって来てしばらく滞在することだろう

写真
左 満開になったニセアカシア林
中 道路のガードレール沿いに沢山の猿が遊んでいた
右 手前の猿は今春生まれたばかりの子猿を抱えた母猿だ
今日は山高電気柵のカスミを通って柳澤側へ入って来た
これでウルトラソニックを設置したカスミを3回通ったことになる

日時 5月26日 8時 曇り 14度
場所 山高集落北側のニセアカシア林
目視 3匹
田圃道を東へ走ると昨日の夕方と同じ場所で最大感度になった
車を停めて観察すると崖下のニセアカシアに登っていた猿が木から降りるのが目撃された
崖上からロケット花火の音が聞こえて来た、一番上にあるニセアカシアの木は集落の裏側なるので、猿が家の回りに現れたので追っているのだろう
一人一人が猿追いをするようになれば、猿対策も本物になったということだ

日時 5月26日 16時 雨 17度
場所 果樹園跡地の西端の林の中(南側の別荘地との間の林)
目視 ゼロ
山高集落のニセアカシア林から小学校坂のニセアカシア林に移ったかと思って東から走ったがいなかった
台地の上の道を西へ走ると少し反応が出て来たのでそのまま西へ向かって走った
高龍寺横を通って果樹園跡地に入ると反応が大きくなり、柳澤下墓地の東側200メートルくらいの場所で最大になった
南側の別荘地との間の林にいるようだった
広域農道沿いのニセアカシアの花も真っ白になって来たので、明日はこの林に移動するだろうか
この林はこの辺りでは最大規模のニセアカシア林なので、これが満開になるとしばらく滞在する可能性がある
やはり広域農道沿いのニセアカシアの林へやって来た

日時 5月27日 7時30分 曇り 14度
場所 広域農道の真原側のニセアカシア林
目視 30匹
ビーコンを追って来ると広域農道のニセアカシアの林付近で最大感度になった
道路の北側ではなく南の真原のニセアカシア林で猿の声が聞こえ、1本の大きな木の上に非常に大きな猿が1匹いたがこちらの姿を見ると慌てて降りて来て逃げて行った、見張り猿らしい

真原へのカスミ部分には沢山の糞が落ちていた、今朝早くここを通って真原側へ入って行ったようだ
広域農道沿いの林の中に出来た新しい道へ入るとすぐ側の木の根の山の上やニセアカシアの木の上に沢山の猿がいた
やはり、花の咲いたニセアカシアは猿にとって貴重な甘味らしい
しばらくはニセアカシアの花を追って動き回ることだろう

日時 5月27日 9時30分 曇り 17度
場所 広域農道
目視 1匹
東から西へ広域農道を走ると別荘地にいた1匹の猿が道を横切って電気柵の下を潜って真原側へ逃げて行った
車を停めて調べると電気柵の下に大きな穴を掘って通れるようになっていた
以前にも穴を開けられた場所だったが塞いであった木の下にまた穴を掘って通れるようにしていた
取り敢えず大きな木を運んで穴を塞いでおいた

写真
左 見張りの大きな猿
中 木の根の山の上の猿
右 猿が掘って開けた穴
やはりニセアカシアは猿にとっては最高のご馳走だ

日時 5月28日 16時 晴 19度
場所 広域農道沿いのニセアカシア林
目視 20匹
昨日から広域農道沿いのニセアカシア林に留まっている
今日は我が家の近くまで出て来ていたので、ロケット花火で撃退して追い払った
その後、群は東へ移動して広域農道沿いの真原駐車場付近で遊んでいたようだ
ここのニセアカシアの花が終ると、花を追って高度の高い所へ移動して行く
今朝は広域農道、夕方は藪の湯付近、3キロ以上を半日で動いている

日時 5月29日 7時30分 晴 13度
場所 広域農道側のニセアカシア林
目視 30匹
庭に停めた車の受信機に強い反応が合ったのですぐ近くのニセアカシア林にいると予測して広域農道へ行くと北側の第2分譲地付近と南側の電気柵の真原側に20匹ほどいた
昨日塞いだ穴を通ろうとした足跡があったが通れなくて引返していた
やはりニセアカシアの花の蜜は魅力的なのだろう
広域農道を東へ走ると松林の側に1匹の猿がいたがこちらの車に気が付いて林の奥へ逃げて行った
しかし、逃げる時に小さな赤ん坊猿を横抱きに抱えて逃げて行った、先日もお腹につけないで口に加えて逃げた猿がいたが多分同じ猿だろう
今年生まれた子猿は先ず母猿のお腹にぶら下がって移動するはずだが、この子猿はお腹にぶら下がることが出来ない何かの障害があるのだろうか
もう少し詳しく観察する必要がある

日時 5月29日 17時 曇り 17度
場所 藪の湯東の黒岩沢橋付近
目視 15匹
どこかへ移動したようで田圃道も台地上も反応が無く、真原別荘地付近でかすかな反応があった
これまでの経験ではこんな場合は黒沢川谷か小山平の谷かニセアカシアを求めて精進が滝林道の上か藪の湯付近の可能性が高い
精進が滝林道から林道右岸線へ入り西へ向かうとかすかな反応が出て来た
そのまま藪の湯方面へ走ると反応が段々大きくなってきた、やはり藪の湯方面へ移動したようだ
藪の湯手前の黒岩沢橋付近に沢山のニセアカシアがありその木の上に大きな猿が3匹登っていたが、こちらが声をかけるとあわてて滑り降りて逃げて行った
そこから藪の湯までの間の道にも沢山の猿が遊んでいた
今朝いた場所から黒岩沢橋までは約3キロの道程、生まれたばかりの赤ん坊猿を連れた母猿も一緒に移動するとはたいしたものだ

ニセアカシアの花が咲く時期の猿の行動を過去の記録で調べてみると
年      広域農道へ出現  黒岩沢橋/精進が滝林道
2010   5/27     5/29
2009            5/26
2008   5/19     5/27
2007            6/2
この時期に藪の湯付近のニセアカシアを食べに遠征しているようだ

藪の湯からの帰り道大武川橋を渡ったところで道の南側に5匹の猿がいた
受信機の周波数を切り替えてチェックしたが、登録されている周波数では全く反応が無かった
この5匹がフレンドパーク方向へ逃げた後も3匹の猿が道を横切ってフレンドパーク方向へ逃げて行った
発信機が取り付けられていない群だが、動作が敏捷なので山奥から出て来た別の群か雄だけの小グループの可能性がある
今後監視を続ける必要がある


ウルトラソニック
1号機 稼働中
2号機 カウンタ1850、稼動していなかったのでリセット その後稼動
3号機 カウンタ1840、稼動していなかったのでリセット その後稼動
4号機 カウンタ1210、稼動していたがリセット
今日も同じ場所でニセアカシアの花を食べていた

日時 5月30日 14時 曇り 15度
場所 黒岩沢橋付近
目視 15匹
今日も同じ場所にいるだろうと見当をつけて林道右岸線を走って行くと同じ場所の高いニセアカシアの木の上で花を食べていた
こちらの車が近づくと一番近い木の上にいた猿が滑り降りて来て谷へ逃げて行った
橋を渡って車を停めると谷間のニセアカシアにいた猿達も谷底へ逃げて行き、尾根筋の木にいた猿は林道を横切って山側へ逃げて行った
この辺りのニセアカシアは今が一番食べ頃のようでそれを食べ尽くすと、また広域農道へ戻って来て残りのニセアカシアやサクランボを食べるだろう

15時30分頃に真原アグリーブルの北側の竹藪付近で5−10匹の群が確認されたが発信音がないので、昨日フレンドパーク付近で見かけた群が移動して来たものと思われる
赤ん坊猿や子猿がいない群なので雄の小グループと思われる

写真 黒岩沢橋付近のニセアカシアの花と猿達
今日はまた広域農道沿いのニセアカシア林まで戻って来た

日時 5月31日 9時 曇り 15度
場所 大坊側の大武川沿いの松林
目視 ゼロ
昨日いた場所からどちらへ動いたか確認のために林道右岸線を藪の湯へ向かって走行中に、朝から追跡中の北杜市猿調査員さんから電話があった
昨日いた場所から藪の湯方面のへ移動しそこから川を渡り対岸の奥大坊と川の間の林へ移動したとのことだった
現場へいって見るとビーコン反応は最大だったが、その姿を見ることは出来なかった
これからもう少し下って大武川、石空川を渡って広域農道のニセアカシア林へ戻って来るだろう

日時 5月31日 16時
場所 広域農道南側のニセアカシア林
目視 5匹
庭に停めた車の受信機にビーコン反応があったので広域農道沿いのニセアカシア早島で帰って来たことが判った
チェックに行くと真原カスミ下で猿調査員さんが監視しているのと出会った
明日の里守り犬訓練会に備えて1日中追跡調査をしているようで、朝会った場所からずっと追尾してここまで来たようだ
群は電気柵の南側の大きなニセアカシア林で花と蜜を食べているようで高い木の上に大きな見張り猿が、道の側には今年生まれの赤ん坊猿を抱いた母猿がいた
27日から29日朝までこの場所にいてそこから藪の湯付近へ移動してまた戻って来た
この林は武川で最大のニセアカシア林なのでまた数日この辺りに滞在するだろう

明日の里守り犬訓練会にはちょうど良いフィールドにいてくれるようだ

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