ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ウッディー瓦版/コミュの★今回の収穫〜06.12/15★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<連載フェティッシュ>では、この半月の間に僕が手に入れた数々の物品を、その都度“今回の収穫”として紹介する。この場合、「収穫」つーからには“トクした感”が必須条件であり、定価で正しく買ったブツ、どこにでもありそーなブツは収穫たー言えない。だから紹介するのは、あくまでも中古物品が中心である。

ちなみに「フェティッシュ=fetish」には、“物神、呪物、迷信の対象、盲目的崇拝物、固持、固執、執着”てな意味があり、コーナーの主旨にぴったり。

40の齢を超えて顕著になってきたのは、例えばCDや本を買おうとする際の「どうせそのうち死ぬんだし、いろんなモノ買って所有しててもしょうがねえか」ってな一種の諦観に似た気持ち。にも関わらず、ま〜たこんなに収穫してしまったよ、ハニー。

…てな感じで、今回の収穫〜06.12/15!
↓↓↓
------------------------------
荒木経惟「センチメンタルな五月」(写真集)/¥1,500
※「BIG OFF」心斎橋店

“モノ”を撮るのではなく“コト”を撮る。「センチメンタルな旅」が絶賛されたのはモノの前にあるコトを、おそらくは日本で初めて撮ったからだ。と、アラーキーがどこかで言っていた。さ〜すが御大。と持ち上げてはみるが、常に興味はあり続けたにしろ僕がアラーキーの写真集を買うのは「愛しのチロ」に続いて2冊目である。しかも「〜チロ」はブックオフ店頭の百均モノだったし、「〜五月」も上記の値段である。比べてHiromixの写真集は新本も交えて5冊くらいある。Hiromixはアラーキーが発見したんだから、双方の写真の傾向に多く類似点があることも確かなんだろーが…まあ、アラーキーの一連の写真は余りに身につまされるつーか、生っぽ過ぎるのかも。それは本人も重々ご存知で、だからモノクロなのだろう。そして、そのことと、“モノ”を撮るのではなく“コト”を撮る、という本人の弁は確実にリンクしていると思われる。

小学校の頃、近所の書店で見た「ガロ」掲載の“荒木経惟写真館”は、子供にとっては恐ろしい程に生々しく、トテツもなく魅力的であった。子供の目にもアラーキーの写真があれほどエロかったのは、モデルのエロさではなく、モデルと写真家の間に漂うエロさ、つまりコトが写っていたからだろう、と今は思う。

この瓦版で、<連載フォト>として公開しているフォトアルバム「日々の泡」に付けた詳細解説は、この「センチメンタルな五月」巻末のアラーキーによる写真解説のマネ。
----------
吉行淳之介「菓子祭」(単行本)/¥105
※「BIG OFF」心斎橋店

作家としての吉行淳之介が体現していた“大人の男”に、若い頃は憧れたものだ。ダンディで知的、博学、酒にも強くて女の扱いも上手い。いつかそうなろう…と思いつつ何一つ達成することなくすでに44歳になっちまったぜ。もう諦めたけどね。僕とは種族が違うんだろーな。そう、この人は作品が好きというよりもっとスターというかアイドルっぽかったな、僕の中では。結核で長期入院したときベッドの上で書いた小説(驟雨:しゅうう)が芥川賞を取り、その受賞の知らせを同じベッドの上で看護婦さんから聞いた…んじゃなかったけ?なんてカッコイイんだよ、ったく。

装幀は池田満寿夫。しかも、各章ごとに氏によるカラーイラストが挿入されている。

これは20世紀の日本を代表する文豪と芸術家による超贅沢なコラボ本だぜ。それが¥105!収穫でしょ。
----------
井沢元彦「言霊」(文庫本)/¥105
※「BIG OFF」心斎橋店

狂信的な一冊…てか井沢さんってその傾向あるからね、何となく。文章は単刀直入で分かりやすいんだけど。随所に「ん?」とか「おいおい…」って箇所が見受けれる。僕の理解度が足りないのか。

まあ、これ買ったのは“豊臣秀吉6本指説”を裏付ける文献、それも、秀吉の敵であったフロイス側の資料と、味方であった前田利家側の資料が、両方載ってたからなんだけどねー。フロイスがキリスト教を迫害した秀吉を6本指呼ばわりするのは、中傷であることないこと言ってる可能性もあるが、旧友であり共に戦ってきた前田利家が後に「(秀吉が)これほどの地位につくと分かっていれば、みっともない6本目の指なんぞ切っておくよう進言したものを…」などと言っていたつー文献が残っているとなると…う〜ん、なかなか不気味でオモシロイ話ですなー。信長も秀吉を「六つ!」などと呼んでいたらしいし。そいった意味で収穫!

コメント(1)

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ「ミルク・アンド・ハニー」(アナログLP)/¥100
※アメリカ村「キングコング」

今更ながら初めて聴いたが、これはメチャクチャいいアルバムだ。ホント今更でわりぃが。まずタイトルがカッコいいよ。2人が交互に歌うつー構成も何だかバランスが良いしねー。なんだよ半部ヨーコ?とか思わない。ビデオの「ライブ・イン・トロント」ではかなりムッとしたけどねー。

「イマジン」前後の求道的なイメージではなく(あれはあれでいいんだけど)、ヤンチャなレノンの魅力が炸裂。イッパツ目の「アイム・ステッピン・アウト」からイキナリ飛ばしまくる。「ノーバディ・トールド・ミー」には間違いなくシビレる。しかし、これ程デジタルディレイと一体化し、高密度で溶け合った声もないよなー。唯一無二だ。レノンの声は、地球がなくなった後も、宇宙に漂い、響いて行くことを許されたロックンロールの声である。本当にそう思う(宇宙は真空だから声は響かない…なんて言ってくれるなよ、兄弟)。ヨーコさんも得意の(?)奇声ではなく、朗々と歌い上げたり、ボソボソ呟いたり。プレイヤー持ってなくてもジャケ飾っとくだけでウットリ。

…で、藤谷美和子でも買える、ひゃっひゃっ百円〜(古)だぜ。これは間違いなく収穫!
----------
サディスティックミカバンド「ライブ・イン・ロンドン」(アナログLP)/¥100
※アメリカ村「キングコング」

僕がサディスティックミカバンドを知ったのは大学の時だ。音楽同好会の先輩が組んでいたバンドが、学園祭だか何だかで「黒船」や「タイムマシーンにおねがい」などをコピーし、演奏していた。加藤和彦、高中正義、高橋幸弘というジャパンロック界のビッグーネームとゆるやかに出会い、バイオリン奏法なんつー言葉を知ったのも「黒船」絡みだ。
----------
山下達郎「GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA」(アナログLP)/¥100
※アメリカ村「キングコング」

ヤマタツが音楽についてナニからナニまでよく分かっている人で、その作品は細部に至るまで行き届いていることはそれとなく知っている。歌唱の時とは違う普段のトークのヘナチョコでマニアな感じにも好感を持っている。が、僕が氏の音源を買ったのはこれが最初である。そしてたぶんこれで最後だろう。しかも¥100である。ベースチョッパーのブレイクが超カッコいい、初期の名作「ボンバー」も収録。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ウッディー瓦版/ 更新情報

ウッディー瓦版/のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング