瞑想で最も重要なことは、
なにかを得るためではないということに気づくことなのかもしれません。
騒がしい、忙しい心の状態では見えなかったもの、
気づけなかったことに気がつくということが大切なことなのです。
そのために、通常よりもゆっくりと動いてみたり、
一つ一つの動作を丁寧に行うということによって、気持ちをゆったりとした気分にさせたりもします。
身体に意識を向けたり、呼吸に意識を向けてみることもいいと思います。
落ち着かない人や、心がソワソワしている人には、
ゆっくりと身体のどこかを動かしながら、それを実況中継のように
自分で確認するというラベリングをするというのもいいかもしれません。
なかなか初めのうちは上手くゆかないかもしれませんが、
積み重ねてゆくことで、じょじょに上手くできるようになってゆきます。
精神的なリラックス効果は、様々なことに良い影響を与えてゆきます。
心肺機能、循環器など、続けてゆくことで、不安も少なくなり、焦ることに少なくなってきます。
生活のリズムを整えることにもなります。
生活のリズムが整ってくると、なんと今まで不摂生をしていたのかと気づきます。
生活のリズムを整えた生活のほうが、
どんなに楽に過ごせるのかが、やって初めて気がつくことができるのです。
やらない人には分かりませんし、分かったような人にも分かりません。
実際に行った人だけが、そのことを深く理解することができるのです。
また、そこから更に深く、様々な気づくようになります。
故に、行動のみが、その先を知る道しるべとなります。
情報や知識を知っているだけでは、その先には到達することはできず、
その情報や知識をもとにして、好き勝手な空想や妄想を楽しんでいるだけということになります。
|
|
|
|
コメント(1)
人は、驕り高ぶりによって我を失います。
我を失っているときには、我の欲望に忠実になっていっるだけであって、
そこに支配されていると、本来の自分自身 （ 人間 ） であることを忘れてしまいます。
我というものが、度にすぎないように自省することも大切です。
我がないというのも、また困ったものです。
人としての役割を果たしてはいないことにもなります。
人なのですから、我はあって構わないのですが、
その我にとらわれているときにも、自分自身で気づくこと、整えることができるように、
日々のなかにおいても、つねに気づいているということを、鍛錬のなかで得ることが大切です。
「悪から放れよ」というような言葉が古い経典にも示されていますが、
悪に近寄るのは、好奇心から・・・我によって我を忘れているような状態です。
それも、実際に懲りてみないと分からないということもあります。
悪から放れた生活をしてみて、初めてそうしたほうが
楽な生き方だと気づけるまでには、繰り返すこともまた然りなのです。
- mixiユーザー
- ログインしてコメントしよう！
|
|
|
|
Meditation 『 瞑想 』 更新情報
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
