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ベトめし(ベトナム料理)の会コミュのベトナムのお正月(旧正月/テト)

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 今年も残すところ2週間になりましたね。
 そろそろお正月準備を始めた家庭も多いのではないでしょうか。

 ご存じかとは思いますが,ベトナムは中国と同じように太陰暦が人々の生活に密着に結びついています。公の場では西暦も使われていますが,祝い事や行事はすべて陰暦を元にしています。そんなベトナムでは,もちろんお正月は旧正月(テト)がメインで,2013年は2月10日が元旦になります。
 といっても西暦の1月1日も「西洋のお正月」として大晦日にはぴかぴか(新しい)花火が上がったり,それなりに楽しむのがベトナム人のいいところですあせあせ考えるとベトナムは,クリスマスも含めて,12月末から長くて2月まで,この間ず〜っと年末気分で盛り上がり続けますexclamation ×2

 ところで,日本の正月におせち料理があるように,ベトナムにも旧正月(テト)ならではの食べ物があります。その代表的な料理がバイン・テト(南部地方)/バイン・チュン(北部地方)と呼ばれる巨大なちまきで,道ばたの屋台,お総菜店,スーパーなど,正月前はどこでも購入することができます。

 バインチュンは,ラーゾンという葉の上に,水に漬けておいた餅米をのせ,その上に緑豆餡と魚醤などで味付けをしたブタ豚肉をのせて,葉で四角形に包んで茹でたもので,大量のお湯で約半日かけて茹でるために完全殺菌ができるほか,包んでいるラーゾンという葉にも殺菌作用があり,かなり日持ちがします。このバインチュンは,中部や南部では円筒形をしており,「バインテト/Banh Tet」と呼ばれて,具も小豆を使った赤飯風やココナッツ&バナナ風味のものなど北部にはないバリエーションが豊富にあります。

 さて,肝心のお味ですが,何しろかなりのボリュームです。しかし,さすがにベトナム人も,テトの間,朝から晩までバイン・テトを食べるのはきついらしく,テトが終わりに近づくと,固くなったバイン・テトを油で揚げるなどして,飽きがこないように工夫をしています。

 もう一品,旧正月(テト)に欠かせないのがブタ豚肉とゆで卵の煮物「ティッコーチュン」です。砂糖を焦がしたカラメルを加えて煮るのが特徴で,色がしっかりとしみ込みます。細長く切ってライスペーパーに野菜と一緒に巻いたり,ご飯にのせて食べます。この料理は日持ちがするのと,大量に作ることができるので,これがあれば多くのお客に即,対応が可能です。日本のお煮しめにあたる料理です。
 ライスペーパーに巻くときは甘酢っぱく漬けたもやしとレタスやきゅうりなどの野菜が欠かせません。
 「ベトナムの食事は,酸っぱいもの,渋いもの,辛いものを合わせます。人生と同じですよ」と言ったホーチミンの料理教室の先生の言葉が想い出されます。

 昔は,どこの家でも主婦手作りのテト料理も,今は日本と同じように専門店にオーダーをする家が多くなっているそうです。バインチュンは材料を揃えるのも大変なうえ,大きな鍋で一晩煮なければならないので作る人は年々少なくなっているそうです。昔はバインチュンを作れるのがお嫁さんの条件だったそうですが…。今は,専門店では大きいのが約1000〜1500円,小さいものでも約500〜800円とベトナムでは結構なお値段です。それでも作る手間を考えれば納得できるのでしょうね。

 だんだん豊かになると,手塩にかけることが少なくなるのは,日本と同じで仕方がないということでしょうかねもうやだ〜(悲しい顔)

 ※このバインチュンを食べてみたい方は下記で購入出来ます。事前にお電話で確認して下さい。
 アジア食品「金福ストア」
 住所:横浜市泉区上飯田町3173 メイプレ中和田
 電話:045−802−9835

 さて,今晩作ったのは,お正月料理じゃなくってあせあせ(飛び散る汗),最近,豊漁で安くなっているイワシを使った「イワシの煮つけ」
 これもベトナムのおふくろの味です。

■材料:
  ・イワシ    3尾
  ・生姜     1片
  ・赤唐辛子   2本
  ・味付け調味料
    ヌクマム       小匙2
    シーズニングソース  小匙1〜2
    グラニュー糖     小匙2
■作り方:
  1.イワシは頭を落として包丁でワタを引き抜き,腹を流水で洗ったらペーパータオルで拭き取ります。
   生姜は皮をむいて薄切りにします。
  2.鍋にイワシを並べ,生姜,種を抜いて小口切りにした赤唐辛子,味付け調味料を入れ,ひたひたの水を加えて強めの中火にかけます。
  3.煮汁が煮立ったら,落し蓋をして煮汁が1/3の量になるまで煮ます。 

コメント(2)

我が家は南ベトなので、バン・テッ(ク)(というような発音になりますが)です。
埼玉にあるベト食材屋さんは、バイン・チュンもバン・テッ(ク)も両方揃えています。
もちろん嫁は後者を電話で取り寄せています。でも、正直、私の口には合わず、
味がはっきりしないので、新しいものでも、フライパンで表面をカリカリに焦がして、
チリソースをつけたり、日本の醤油、時にはバターとあわせて頂いています。
縁起物なので良しとしてます。
>>[1] いつも書込み有難う御座います。もし,良かったら埼玉にあるベトナム食材屋さんを教えてもらえませんか。

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