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イタリア軍装研究会コミュのイタリア陸軍特殊兵科の軍装・装備

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こちらでは、第二次世界大戦前から1945年5月の終戦までの北アフリカおよび欧州戦線における、イタリア軍空挺部隊や山岳部隊、戦車部隊の軍装や階級章、徽章または特殊装備について研究します。

コメント(16)

空挺ヘルメットの変遷について。

当初、イタリア人やリビア人から編成された1939年頃の初期空挺部隊では、パイロット用の革の飛行帽が用いられていました(写真左)。

その後、一般のM33型ヘルメットの縁をカットしたシェル形状を持つM40型空挺ヘルメットが開発されました(写真右)。

この一般用ヘルメットシェルの縁をカットしてパラシュートライナーの引っ掛かりを防ぎ、降下時の空気抵抗を軽減するやり方は、当時世界各国の空挺部隊ヘルメットで見られた方式で、さらにライナーもウレタンパッド入りに改良され、チンストラップも高等部でクロスする方式に改められ、衝撃性が向上しています。

また後頭部を保護する革貼りがあるのも、このM40型の特徴です。
その後、タルキニア空挺基地で引き続き改良が加えられ、完成したのがM41/42型空挺ヘルメット(写真左、中)。

これは、M40型の後頭部の革貼りを廃止して、かわりに額と鼻への衝撃防止の革パッドが前ひさし部分に付属されています。

ウレタン入りのライナーの頭頂部内側には星形の抜き穴が確認出来ます(写真右)。

このM42型でイタリア空挺ヘルメットは完成し、終戦まで使用されています。また戦後もチンストラップが布製になり、ノーズパッドが小型化しただけの小改良で80年代まで使用されています。

またこのひさしの革パッドシステムは、東ドイツ空挺ヘルメットにも影響を残している模様です。
http://www.tridentmilitary.com/New-Photos9/h4b.jpg
(写真左)は、黒染めの山羊革製降下用グローブ。内側に羊毛革を張り、防寒性ににも優れている。

(写真中)は、降下用膝パッド。これらの空挺装備は、ローマ郊外のタルクィニア空挺学校で1942年までに開発された。

(写真右)は、タルクィニア空挺学校で訓練に励む空挺兵達。この新型迷彩降下スモックやヘルメット等もここで訓練を通して開発・改良されたものです。
本国の友人がコレクションする、M1941型イタリア空挺ブーツ(写真左)。

兵用のアンクルブーツと同様に爪先に蹴り革が付いた黒革製の編み上げ式長靴で、ゴム底にはクロダ社の刻印が見れる(写真右)。
アルピーニ(山岳)兵が一般的に着用した山岳帽(写真左)。

この南チロル地方伝統の帽子の形状を受け継いだ山岳帽は1910年5月20日付けで制式化され、アルピーニ部隊の象徴となりました。

構造は単純なグリーングレー色のフェルトをプレスしたもので、内装は汗止めの革バンド意外は一切在りません(写真中)。

この山岳帽は、ウッドランド迷彩服を着た現在でも同部隊でほとんど変化のないスタイルで使われ続けていますが、戦前の古いタイプは写真の物のように鍔に補強用の縫い取りステッチが見られます。

また、左側面にはカラスの羽根飾り(ペンネ)を付け、大隊ごとに色識別されたポンポン(ナッピーネ)を革ホルダーに差して使用しました。

ナッピーネの色は、白>第1大隊、赤>第2大隊、緑>第3大隊、青>第4大隊となります。

帽章は第一次大戦初期は緑色の糸で鷲とホルンと交差した小銃が刺繍されていましたが、その後写真の様な黒い刺繍に変わりました(写真左)。ホルンの輪っかには、第4アルピーニ連隊「クネーンゼ」所属を示す金属章が付けられています。
戦車/装甲車兵が着用した黒革のハーフコート(写真左)。

このダブルのコートは、防護服として頑丈なぶ厚い黒革製で作られており、M40型野戦服か青色あるいはグレーグリーン色の搭乗員ツナギ服の上から襟に星章を付け着用されていました。

写真のコートは戦後カラビニエリが1970〜80年代までオートバイコートとして使用したものですが、デザインは戦中のタイプと全く同一です。

イタリアの戦車兵は、このコートをロシアでもバルカンでも北アフリカ戦線でも着ていました。また、(中写真)の様に騎兵バンダリアにベレッタピストルホルスターを下げた形での着用も良く見られます。

(写真右/左)は、戦車兵黒革コートの当時写真。(写真右/右)は、同じく大戦中のカラビニエリのオートバイ兵ですが、こちらは当時こげ茶の革で作られていました。
同戦車/装甲車兵が着用した黒革のヘルメット(写真左/中)。

鉢と鉢巻き部分の中にウレタン状のクッションが入っており、これで乗員の頭部を保護する様に出来ています。

内装はきなりの革製ハンモックで頭に乗る構造(写真右)。このタイプはスペイン陸軍や中国の国民党軍にも輸出され、使用が認められます。

写真のヘルメットも80年代までカラビニエリのオートバイ用に使用され続けたものですが、これも二次大戦中の戦車兵ヘルメットをそのまま戦後も作り続けたもので、1964年製を示すスタンプとカラビニエリのデポジット検定を示す“C”のスタンプ(軍は“A”となる)が押されています。
今回はイタリア空挺スモックの変遷を紹介。

空挺部隊が創設された頃、ツナギ飛行服を改良してグレー生地で立ち襟のM41型降下ツナギが開発され、タルクィニアの空挺学校での訓練時に使用されました。(写真左)はピサの空挺学校博物館で見られるM41型。

これは一時的なもので、続いて履き込み式で腿までの長さ、折り襟付きのM41型下スモックが本格的な降下スモックとして導入されました。このグレータイプのスモックは長い間使用され、(写真中)の様にRSI空挺時にの着用も見られます。またこの写真の空挺兵は、RSI空挺が良く使用した大きな一体蓋が付いた3連マガジンポーチを使用しています。襟の空挺章にも注目。

その翌年にはテント生地と同様のM29型迷彩パターンをプリントしたM42型履き込み式降下スモックが配備されました(写真右)。この迷彩は山岳防風ジャンパーと同色/同素材の厚手のグレー綿布に黄色と茶色の2色が刷られたもので、これは実は世界に先駆けた砂漠迷彩で、北アフリカやマルタ島の乾燥地域での作戦を考慮したものでした。

このタイプは履き込み股下が短く、腋の下に空気抜きの穴が鳩目で開けられ、腰の腋のポケットスリットにもドットボタンが確認出来ます。
続いて1943年頃から、この迷彩タイプの生地がテント生地と同じ濃い配色で薄手の綿布でも履き込み式降下スモックは作られています。

(写真左)はこのタイプを再現した高級レプリカ品。生地はオリジナルの二次大戦時テントから製作されています。全体に厚手の砂漠迷彩タイプより長くなり、幾つかの簡素化も見られます。

腋の空気抜きの鳩目は無くなり、代わりに大きなスリットが開けられ、襟のホックやポケットスリットのドットボタンが省略されています(写真中)。

また裾の絞り留めドットボタンは、そのまま受け継がれています(写真右)。この空挺スモックは、RSI空挺時に広く使用され追加ポケットや全開タイプへの改造等も確認出来ます。
上で紹介した改造例として、イタリア人コレクターが所有する降下スモック(写真左)。

履き込み式を全開式に改造、左右の胸と腰前に貼付けポケットが追加され、肩章も追加されています。襟は戦後の補修らしく戦後パターンのイタリア迷彩が見られます。

(中写真)は1944年6月、ペンネ基地におけるデチマ・マス師団NP大隊の兵士。同様に改造したスモックを着用しています。

(写真右)1944年8月、NP大隊から派生した特殊部隊ヴェガ大隊の空挺兵士達。これも同様な4個ポケット付降下スモックを着用して左胸にNP大隊記章を付けています。

質問というか情報募集というか・・・w^^;
画像の『Aeromoto Volugrafo 125』
イタリア軍の空挺バイクらしいのですが現在の所自分の入手情報においてはドイツ軍の乗っている画像か英軍兵士が鹵獲品に乗って遊んでいる画像しか有りません。
はたしてこの車両(イタリア製であることは戦後この会社がバブルカー製造をしていた事から判るのですが)イタリア軍の装備品として戦場で活躍した事実はあるのでしょうか?

ちなみにネタ元url
http://www.asphm.com/vehicules/aeromoto_volugrafo_125/aeromoto_volugrafo_125.html

Volugrafo社のbinbo(ビンボ?)なるバブルカー
参考url
http://sushifactory.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/volugrafo-bimbo.html


別のSNSでフォルゴーレ空挺師団の古い映画を教えて頂きました。
設立から北アフリカまでのようです。
映画ではアルピーニや海軍、従軍司祭などあちこちから招集されてました。
フォルゴーレというとどうしても北アフリカの地雷・火炎瓶特攻が目立つのですが、空挺だから当然降下訓練してたんですよねという当たり前のことに気付かされました……。

私の見識では軍装が忠実なのかわかりかねるのですが、一応貼ってみました。



あと1942年の訓練風景(LUCEカラー映像!)がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=8hebHv9O3F0

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