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障害学コミュのスーダンの障害者教育支援:小学生向けの点字学習支援も開始と報告

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4月12日夜、神楽坂アフロフレンチダイニング トライブスで行われたチャリティ★ナイトで、スーダン障害者教育支援の会(CAPEDS)の活動報告を聞きました。
2008年にハルツーム大学障害を持つ卒業生の会と協力してハルツーム大学障害学生支援室にPCとスクリーンリーダーを寄贈し、障害学生向けPC 教室開始につなげたこと、2009年秋、日本財団の支援を受けてスペインからコーチをスーダンに
招いてブラインド・サッカー普及活動を行ったこと については、一昨年11月の報告会でスーダン料理を食べながら聞いたことがあります。
この日は、家族と一緒に避難していた北九州から東京へ戻ったCAPEDS代表理事のアブディンさんが、去年から小学生向けの点字学習支援も開始したことを紹介してくれました。
大学での支援は、学生たち自身の大学での学習支援、将来展望を提示する取り組みであるのに対し、小学生対象の支援は親たちの意識を知りそこから次の課題を考える重要な機会となっていると報告していました。
視覚障害を持つ子どもの親たちは、子どもの将来のイメージを持てないでいる、周囲の子どもたちが子どもながらに家計に寄与する活動をしているのに 「何もできない」子どもを外に出せないでいる、また、子どもが通っている学校から「何もできない」「これ以上学校へ来ても無駄」といった圧力を受けているこ
とがわかったそうです。
2008年に立命館大学で行った公開座談会「大学における視覚障害者支援の現状と課題 スーダンで今求められていること」で、以下のやりとりがあったことを思い出しました。

韓: だから、そういう子どもをどのように発掘して社会に出すのか、という課題があります。これは難しい問題ですが、韓国の場合、盲学校の教員が非常に熱心に田舎など出向いて閉じ込め視覚障害者発掘作業が行われたりしました。
 教員が強い正義感を持っているケースもありますが、盲学校の学生数が減ったもので、これ以上減ると教員のクビが危ないんですよ(笑)。
 視覚障害者がいるという情報を入手すると、うちにぜひ入れてくださいじゃないんですが、営業しに行くケースもあるんです。
 その発掘作業はいい意味取り残される障害者を無くす役割となっておりますが、そこら辺、アフリカはどうですか。
ヒシャム: そうですね。アフリカも同じで。視覚障害者、隠される場合、多いですね。だから僕らも田舎に、田舎というか、メディアを通じて僕らのことをアピールして、やっぱり教育を受けたらこういう風になるんだよっていう風に、両親に納得させようって思うんです。
 教育を受けた視覚障害者が田舎に出向いて、セミナーとか講演を開いたり、パソコンを使っているところをみんなに見せたり、やっぱり教育を受けたらこういう風になるんだよ見てもらえれば、両親がうらやましがるんじゃないかなーと思っています。私の子どもを出したらこういう風になるんじゃないかなーとか、思わせて、だんだん感化されていったら、子どもたちのフリーダムというか自由を…。
* 上記座談会記録を、以下で読むことができます。
  http://www.arsvi.com/2000/080621.htm

かつての日本、韓国での取り組みも参照ながら、当事者運動がどういった道を開くことができるのか、一緒に考えていきたいと思いました。

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